母の佳月さん、父の亨さんと、6男7女の15人大家族として知られる漆山家。フジテレビの番組『密着!15人大家族うるしやま家』や、YouTubeチャンネル「漆ちゃんfamily」では、そのドタバタで温かい日常が大きな反響を呼んでいます。そんな大家族のお母さん佳月さんに、テレビにでるきっかけと、仕事と子育ての両立で一番大変だった時期について語っていただきました。
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★ 心ない言葉もありましたが、沢山の方がずっと応援してくれてすごく嬉しかったです
★ 24時間の保育園に子どもを預けて仕事との両立をしていました
★ 保育料は毎月22万円以上、美容室の仕事のあとは工場のアルバイトへ
★ 上の子たちが成長した今、推し活と韓ドラを見るのが楽しみなんです
テレビに出るなんて恥ずかしいと思っていたくらいの人見知りだったので、出演は全てお断りしていました
本当に仕事と子育てでドタバタの毎日だったので、少しの時間も取ることができずにいたというのが前提としてありましたが、自宅の固定電話にオファーの電話が相次いできて「なんで知っているの?」と、少し怖さを感じていました。職場に連絡がくることもあって、仕事中で忙しいことをお伝えしても、一方的に話を始める方がいたり、すでに台本があってストーリーが決まっていたり、そういうところは全てお断りしていました。
ただ、その中でも「お時間があるときに、話を聞いていただきたい。普段の日常をありのままに撮らせていただきたい」と待っていてくださったのが、今の制作会社の方々なんです。忙しくてなかなかメールの返信もできていなかったのですが、ずっと待っていてくれていました。テレビに出演することを悩んでいたとき、我が子の成長を楽しみにしてくれているお店の常連さんが「テレビで佳月さんのお子さんの成長を見守りたいからぜひ出演してほしい」と言ってくださって。楽しみにしてくださる方がいるならという気持ちで最終的に受けることにしました。
ただ、私も子どもたちも実はかなりの人見知りで、テレビに出るなんて恥ずかしいと思っていたので、最初のころはカメラのある生活がすごく馴染めないでいました。今でもカメラに追いかけられたり、カメラのある生活は窮屈に感じる時もありますが、同じスタッフさんでもう何年もお会いしているので段々信頼関係ができてきて、今では家族の一員のように子どもたちも本音で話せる関係になりました。
心ない言葉もありましたが、沢山の方がずっと応援してくれてすごく嬉しかったです
テレビに出演したことで、いろいろ心ない言葉をぶつけられることもありました。「こんな夜遅い時間に食べさせて良くない」という育て方へのコメントはたくさん言われましたし、子どもたちも「お前の母ちゃん子作りしかしてないんだろう」とSNSで言われた事もありました。テレビは言葉の前後を切り取られることもあるので、違う解釈で受け取られたりすることもありました。
でもそんななか、辻希美さんが放送を観てくださっていることをフォロワーさんが教えてくださったり、出版されている本に「理想の女性は・・・」とあるのですが、「ママのことを書いてるよ」と娘が教えてくれたり。私にとっては雲の上の存在のような方なのですが、本当に嬉しくて有り難かったです。子どもが多くてもいつも笑顔で可愛くて、私にとっても憧れのママです。太陽さんも子育てに協力的ですし、ご夫婦で素敵です。ご家族のやり取りをみているとすごく羨ましいですし、子沢山の共通部分も多くて、自然と笑顔になります。
24時間の保育園に子どもを預けて仕事との両立をしていました
もともと美容室に勤めていたのですが、勤めていると時間の融通を利かせるのが難しくて子育てとの両立に悩んでいました。仕事が終わってからもお客様のカルテを書いたり、片付けをしたり、アシスタントの技術の練習を見たり、結局終わるのは22時を過ぎることも多くて。認可の保育園ですと、一番長い時間でも子どもの保育園のお迎えに間に合わないので、当時は24時間の保育園に預けて働いていました。今もですが、お客様の施術メニューが変更になることも多いので、毎日決まった時間に職場を出ることは難しいんです。急に子どもが体調を崩して保育園からお迎えの連絡が来たり、体調の悪い我が子を連れて出勤してバックルームで診ながら仕事をして、仕事が終わると夜間診療へ行き、翌日は病院からそのまま寝ずに出勤していました。
成人式や七五三の時期は着付けやヘアセットの予約が早朝に入るので、まだ暗いなかで保育園へ連れて行って仕事場へ出勤していました。「このままじゃいけない!働きながらの子育てが子ども達に負担をかけているだけだ。もっと子ども達と過ごしたい」と思って、3人目を出産後に独立することに決めました。
ただ独立してからも、定休日は決めてはいるものの、学校行事が別の曜日にあるときは、仕事を抜け出して行かなくてはいけなかったので、時間に遅れてしまったり、長男が6年生の時の少年野球の卒団式も、ちょうど成人式の日と重なり、私たち夫婦だけ参加できませんでした。成人式の支度が終わり次第、急いで駆けつけましたが、親に感謝の手紙と花束を手渡す予定だったようで、長男のものだけ隅に置かれてあり、本当に申し訳ないのと切なさで胸がいっぱいになった事を今でも鮮明に覚えています。
保育園に行っている3歳までの期間は、先生と連絡帳でやりとりするのですが、その連絡帳はクラスと名前だけ記載してあり、表紙も裏表紙も全て親の手作りだったので、毎年楽しみに1人1人の連絡帳を制作していました。0歳から保育園に入っているので、1人3冊ずつ、全部で39冊あります。作品も1人ずつでそれぞれの箱にまとめていて、1人ずつの思い出として本人たちやいつか孫ができたら見せることができたらいいなと思っています(笑)。
保育料は毎月22万円以上、美容室の仕事のあとは工場のアルバイトへ
ただ独立してから融通は利くようになったのですが、当時の保育料が3人で22万円を超えていて、震災、計画停電などにもあたりお店のスタッフの生活を支えることもとにかく大変でした。美容室の仕事が終わってからは夜ご飯を作ったり家のことを終わらせて、みんなが寝るころに私は工場のアルバイトに行って朝まで働いてました。保育園、小・中学校、学童、地域や高校の役員活動でも、小学校の本部役員活動は夜9時に集まり、同じ役割のママさんと朝方7時まで作業をしていました。お互いその時間しか集まれなかったので…。役員活動は大変でしたが、たくさんの親御さんと繋がりができ、先生方とも貴重なお話ができたりとご縁に感謝しています。
上の子たちが成長した今、推し活と韓ドラを見るのが楽しみなんです
一番下の子は5歳で、まだまだ子育ては続いていますが上の子達も成長して自分のことは自分でやりながら弟妹たちのことも見てくれて「ママ楽しんできてね〜」と送り出してくれるようになりました。私は10代から33年間、福山雅治さんのファンクラブに入っていますが「長くファンなのに、なんでライブに行かないの?行きなよ!」って子どもに言われて。今年の夏、上京して初めてて35周年ライブに上の子たちと5人で行ってきました!
娘たちが何年も前から推し活をしていた韓国のエンタメにも昨年から魅了されて、今は私の方がどっぷりハマってしまっています。どんなに日々が忙しくても、お弁当作りで毎日早起きでも、あらゆる韓国の番組をチェックし、毎日見ては元気をもらっています。家族で来年こそは韓国へ行き、美味しい料理を食べて、美容やショッピング、韓国ドラマのロケーションを訪れたりしたいです。韓国の方はレディーファーストで、行動と言葉で想いや優しさを表現してくれて、娘たちにもそんな大切にしてくれる旦那さんがきてくれたらな〜なんて母としての夢を抱いたりいています(笑)。
撮影/西あかり 取材・文/小出真梨子









