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梅宮アンナさん、夫・世継さんからもらう1番嬉しいプレゼントとは?「我が子のように大事にしています」

いつもSTORY世代の一歩先の人生を、等身大に発信してくれる梅宮アンナさん。2024年8月には乳がんを公表し、闘病を赤裸々に語ってくれました。そして’25年4月三大治療を終え、世継恭規さんとの電撃結婚へ。STORY2月号(12月27日発売)でウエディングドレス姿を披露してくれた世継夫妻。本誌ではカバーできなかったエピソードをお届けします。

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夫・世継さんの一目惚れで始まった、10日婚。世継さんの婚活のリアルって?

世継さん(以下敬称略)僕は過去に1度の結婚歴はあるのですが、ここ20年ほどはずっと独身を貫いていました。でも「60歳」という年齢が見えてきてから、これから先を公私共に歩んでくれるパートナーが欲しいと思うようになって。最初は友人にも婚活していることをアピールして、紹介してもらったりしていたのですが、中々これといった出会いもなくて。

そのあとはマッチングアプリにチャレンジしたり、婚活パーティーに申し込もうかを検討したり、結構真剣だったんです。アプリとかサイトでは相手は僕のことを全く知らない「素」の状態で出会うから、お互い探り合いみたいになるんですよね。

でも、優先順位が僕個人のキャラクターや性格ではなく「この男性はお金持っているのかな?」というような視線で値踏みされるようなことも多くて、違和感を感じちゃってダメでしたね。この年齢ですから、それなりの仕事のキャリアも実績もあるので、それを全面に押し出せばもっとモテたのかもしれないけれど(笑)、そうするのは嫌だった。

そんなこんなで数年過ごすうちに、一緒に仕事をしていたうちのひとりがアンナを紹介してくれて。その方はアンナの同級生なのですが、今回の撮影でブーケをつくってくれました!ずっとCMの仕事をしているので、アンナのことは何度かキャスティング候補に名前が上がっていたので、なんとなく知ってはいましたが、直接会ったことはなく。初めて会う前には、直近のネット記事等も読んで、彼女のガンを患っていることなど状況は把握していました。

そして、初めて会ったのがブルガリホテル東京に入っているイタリアンレストラン。店に彼女が入ってきた瞬間から、何か空気が変わるというか、ビビッときたんです。席に着く前に、僕の目をまっすぐに見て深く頭を下げて「梅宮アンナと申します」って言われた瞬間に僕は彼女の美しさと礼儀正しさに、一目惚れですよ。

こんなにも美しくて、ちゃんとした芯のある女性には出会ったことがなかった。でも、そんな女性が目の前にいることが信じられなくて、内心、食事中僕はずっと「値踏み」をされているような気がしちゃって、婚活の後遺症かな(笑)。シャンパン一つ選ぶのも「どの値段ランクが妥当? やっぱりピンクが喜ぶのかな?」なんてあれこれ考えちゃっている自分がいました。でも、アンナにとってそんなことはどうでもよかったんですよね。

彼女はシャンパンの銘柄より、僕自身の姿勢や生き方に興味と好感を持ってくれたことに感激しました。僕もアンナの「心」に第一に惚れました。

それから、10日後入籍して、ニュースにもなってその反響の大きさに僕自身びっくり。それは今でも続いています。石垣島のスーパーでも、タイのバンコクのホテルでも、日本中どころか世界中どこにいても「結婚おめでとうございます」って声かけてくださる方がいるんです。彼女の影響力の強さを実感しつつ、少しづつですがそれを日常として受け入れられるようになっています。

「初めて男の人に料理を作りたいって思った」結婚半年後の生活って?

アンナさん(以下敬称略) よっちゃん(=世継さん)は月1の血液検査で病院に行く時もできる限り付き添ってくれるんです。ガンの闘病は3大治療(外科手術・放射線治療・薬物療法)が終わった後、この先10年近く続きます。いい結果もそうでなくとも、支えてくれる人がいるというのは心強いです。私には母と娘がいますが、高齢の母には心配かけたくないし、将来が未知数の20代の娘に私の病気で、負担をかけることは避けたい。だから、弱みを曝け出せなかった部分があるのですが、よっちゃんにはその遠慮をしなくていいのが「夫婦」となって強みだなって実感。

世継 今、僕が結婚前から住んでいたマンションに2人で住んでいるのですが。家の中の空気感がガラリと変わりましたね。

アンナ アートディレクターのよっちゃんの家は、インテリアの細部まで計算し尽くされたモダンでアートな空間。例えば、テレビのリモコン一つでも置く位置が全部決まっていて、生活感ゼロでビシッとしているの。しかも埃一つ落ちていない。それを自分自身で掃除しているって知った時はちょっとびっくりしました。でも、キッチンには炊飯器がないという、アンバランスな生活空間だったんです。「炊飯器はないの?」って聞いたら、棚の奥深くから引っ張り出してくれました。私の人生で「男の人に料理作ってあげたい」って思ったのは、よっちゃんが初めて。毎日のようにスーパーに行って食材を選んでいるなんて、ある意味自分でも信じられない変化です。先日もマグロの漬け丼を作りたくて、スーパーでマグロの柵を買ったのですが、マグロの柵が3000円くらいしたのかな?それをよっちゃんに言ったらお値段が高いとか、高くないとか、話題になって。そんな生活感のある話ができるのも、新鮮なんです。

世継 アンナは舌が肥えているというか、本当に美味しいものを食べて育っているので、料理に対するブレがない。外食する時もインテリアや雰囲気じゃなくて「味」をちゃんと見て判断する。結婚前はタレントさん=オシャレな新しい店が好き、って思っていたのだけど、アンナにはいい意味で覆されましたね。僕は独身時代、家で料理することは一切なかったので、今は毎朝、彼女がキッチンに立って料理をしてくれる姿を見ると「結婚したんだな」って実感して嬉しいですね。そして、60歳にして人間って変われるんですよ。そんな変化を受け入れられる、自分自身がいることに気づけたのも結婚の大きな収穫です。

アンナ よっちゃんは、時間と状況が許す限り私の仕事現場にもついてきてくれるんです。STORYのweb連載の撮影などもいつも一緒。私の仕事内容を知り、理解しようとしてくれるのが嬉しい。私たちは結婚してから、お互いの知る部分が多いという普通とは逆パターンなんです。

STORYのウエディング撮影の感想は?

世継さんが「こういうポーズはどう?」と提案してくれたカットが見開き一面に。

アンナ 私はずっとモデルの仕事をしていたので、撮られるのはプロですが。よっちゃんは、撮られるのは素人だからちゃんとポージングが取れるのかとか、ちょっと心配でした。

世継 確かに、僕はアートディレクターという職業柄撮影はたくさん経験しているけれど、カメラの前ではなく後ろに立ってスタッフに指示を出すのが仕事。カメラの前に立って撮られる側になるのは、初体験でした。でも、仕事柄つい「この絵コンテ(撮影前に準備する下書き)だったら、写真はこの構図?」なんて考えが頭をよぎっちゃって。扉の写真も当初は二人で立って撮影の予定だったんですが、僕から寝そべるポージングを提案させてもらって、それが誌面採用になりました。アンナは最終的に掲載写真を選ぶ段階で、自分よりも僕の写りを気にしてくれて。編集部の方にリクエストを出したそうなんです。その優しさに感激しました。

アンナ だって、私の大好きなよっちゃんがSTORY誌面に大きく出るのだから、少しでも素敵な表情を切り取って欲しいって思ったの。でも、これも今までの私だったら考えなかったことかも。スタッフの方から「アンナちゃん、よっちゃんファーストになってすごいね」って言われちゃいました。あと、カメラの前に立った瞬間、モデルという職業柄、つい「どういうポージングをしたらドレスが素敵に見えるかな」って考えちゃうんです。白いドレスで座っているカットは絶対撮影していただきたかったポージング。ドレスのボリューム感が映えて、夢があるイメージが伝わるといいな。

撮影中の1シーン。ボリューミーなドレスを着こなすアンナさん。

私の分身のAI作品が、一番嬉しいプレゼント

アンナ よっちゃんは仕事柄、常にパソコンを持ち歩いて作業してるんです。AIのデータ作成にも詳しくて、私をイメージしたピンクのヘアのキャラクターをAIで作って、動画にしてプレゼントしてくれました。よっちゃんのセンスと私との生活が生まれた、特別な作品はどんな高価なプレゼントよりも感激。嬉しくて、インスタにもたまに上げているので見てくださいね。ピンクのボブヘアの女の子が私で、ピンクのクマちゃんがよっちゃんの分身。最初はちょっと寂しそうにしているクマちゃんに女の子が寄り添っていくうち、だんだん元気に明るくなっていくストーリー。背景には「LOVE ANNA」の文字が。口では言いにくい、よっちゃんの心の変化が伝わってくるんです。私たち2人の間には子どもがいないので、こういう動画を子どものように大事にしていますね。

婚約指輪をプレゼントしてくれた時も、宝石店のジュエリーボックスじゃなくて、ピンクのクマちゃんのマスコットの中に入れて渡してくれたんです。どんなブランドのジュエリーボックスよりも、よっちゃんらしいセンスで心がこもっていて、何よりのプレゼントでした。

世継 AIの進化はものすごくて、それを使いこなすことは仕事でも必須で刺激になっています。アンナにプレゼントした動画も、AI動画作業をしている中で作った作品。

アンナ 私、実は今までノートパソコンって持っていなかったのだけど、よっちゃんの仕事に刺激されて私もAI動画を勉強して、動画やキャラクター作成してみたいって思うようになってノートパソコンを手に入れることにしました。クリエイティブの面からも、よっちゃんから受ける刺激は大きく、今までとは違った私の一面を表現してみたいなって思いも芽生えてきました。これも、結婚したからですね。

世継さんが婚約指輪をプレゼントしてくれた時に、指輪を入れていたピンクのクマちゃんのマスコット。首には「YTG⚡️ANNA」の首飾りが
どこかの国のプリンセス!?とスタッフも歓喜した1枚。

2024年11月に右乳房とリンパ節の摘出手術を受けたアンナさん。今回のウェディングドレスは、ご自身の希望もあり、右胸には敢えて何も詰めずに、切除跡を隠さず“ ありのままの姿”で撮影をしました。多くの人に勇気を与えたいーーその想いを込めた、特別な瞬間をSTORY2月号ではお届けしています。ぜひ、本誌もご覧ください。

撮影/舞山秀一 ヘア・メーク/美舟(SIGNO) スタイリスト/坂崎タケシ(Style LAB.)〈世継さん分〉 取材/安西繁美 ブーケ制作/Arisa ウェディングドレス協力/Authentique 銀座(2026年2月よりJUNO 東京銀座に店名変更予定)

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