予告編だけで、これほどまでにエキサイティングな気持ちになることってあるのでしょうか?
STORY母娘が夢中になる、最高に面白い漫画原作の待望の実写化!
本格的なダンスシーンとともに、狂おしいほどの感情を熱演した、竹内涼真さんと町田啓太さんにSTORYが独占インタビュー。瞬きをするのももどかしい…ワンシーンワンシーンを目に焼き付けたくなるほどの作品…『10DANCE』。その役作りからダンスシーンに至るまでを、お二人にお話いただいた撮影の裏側、必見です!
★ どちらの役をどちらが演じるかは決まっていなかった
★ からだと魂がぶつかり合うダンスシーン
★ この熱情はダンスでしか表現できない
★ 何度でも観てほしい、香りたつシーンの数々
Netflixさん!攻めすぎじゃない?最初の感想です
竹内さん(以下敬称略):原作も本当に面白い!これまで僕は競技ダンスのことをあまり知らなかったのですが、ダンスの知識が深くなくとも、熱量が伝わりました。僕は特に、主人公ふたりの関係性や人間模様に惹かれましたね。そこが一番面白いし素敵だなとも感じました。もちろんフィジカル的に難しい部分と、メンタル的に乗り越えなければいけない部分はあるのですが。難しいし、大きなチャレンジではあるけれど演じてみたいと思ったのが素直な感想です。
町田さん(以下敬称略):原作はこのお話をいただく前から面白くて読んでいたんです。ダンスシーンが生き生きと描かれているし、ふたりの主人公やダンサーたちの関係性も興味深くて…。あまりに情熱に溢れている内容なので、これを映像化できるのか?と。日本タイトルや世界タイトル獲るダンサーをやらなければいけないなんてハードルが高すぎるだろう?Netflixさん、やばいぞ、攻めすぎじゃない?と思いました(笑)
どちらの役をどちらが演じるかは決まっていなかった
町田:僕は多分ボールルーム※だろうなって思いましたね。
竹内:僕も原作を読んだ感じでラテンダンサーかな?と。感覚的にですが自分の何かに重なっているんだと思います。町田くんも僕も、直感で役を選んだ時点で、そこからもう始まっていて、役と自分との距離の近さを感じていたのかもしれません。
町田:確かに、そうですね。僕は杉木というキャラクターの一番の理解者でありたいと思っていました。理解の追いつかないところがあったら分かるまで徹底的に掘り下げて、役作りでは、特に“ダンスを諦めない”ということを重要視していました。スラムダンクみたいになってしまうけれど、諦めたら本当にそこで終了だったので。ビジュアルにしてもダンスにしても拘った部分は数え切れないくらいあります!
竹内:役作りで拘った部分…、僕は片時も町田くんから目を離さないということに注力していました。原作や脚本を読んだ通りではありますが、ダンスに繋がる時も離れている時も、相手に挑んで何を得るのか?どうエネルギーが交差するのか?ということに一番集中していました。お互いのパートで合わせない日が続くと(最近練習していないけれど大丈夫かな?)と恋しくなる瞬間もありましたね。僕らが準備段階から撮影した全てが、結果的に正解になるということもあって…ある意味、僕らが演じた関係性から生まれたシーンもたくさんあったのだと思います。
※ボールルームとスタンダードダンスは同義
からだと魂がぶつかり合うダンスシーン
町田:スタンダードの日本チャンピオンでもあり世界2位、ブラックプールの帝王とも言われる杉木のダンスをマスターするために尋常ではない練習が続きました。毎日、毎日ホールドの日々でした。
竹内:『悲しきホールドロボ』と、共演の土居さんがネーミングされてましたね。僕のこの身体のボリュームを一ミリの狂いもなく、町田くんは運ぶんですよ。練習や撮影を重ねるごとに、町田くんの、この乗り物みたいなところに沈み込んでいく感じが心地よくて、ボールルームでは彼に支配されに行っていましたね。僕の苦手なポイントってあって、そこに近づくにつれて、ホールドが強くなったりとか、些細なことにも気づいてくれるんです、町田くんは。僕はなんの躊躇いもなく身を任せられました。
町田:そうして人に身を任せるって怖いことだと思いませんか?それを軽々とやってのける竹内くんの精神力にすごいなーと感動しました。
竹内:町田くんの全部を受け取ろうと反応したのが良かったのかもしれないですね。
町田:それと、ダンスの先生たちもびっくりするくらいのふかふかの乗り物なんですよ、竹内くん。ダンスをやっていないと分かりづらいのですが、二人で踊っている時に一番接触する腰とお腹のスポットで、ダンスの信号を送り合う部分でもあるのですが、竹内くん、本当にいいお家を持っているんです。
竹内:僕はわからないんですけれどね(笑)ラテンはエネルギーのぶつかり合いだったように感じます。
町田:ラテンはフルパワーで行けましたね。同じ力でぶつかり合える、信頼感。竹内くんは、いくらでもやってきていいよ、というリードもしてくれましたし、フォローをしてくれるので。同じくらいの体格で、パワーバランスも同じくらいにできるから、すごく気持ちよかったです。
この熱情はダンスでしか表現できない
竹内:ふたりで踊っている瞬間は言葉がない分、相手の気遣いやエネルギー、多くのことがダイレクトに感じられるんです。ずっと繋がってますからね。このふたりの求めている、欲しいものっていうのは身体の奥底にあって、それを一個ずつお互いに鍵を開けながらやっていく作業はすごいエキサイティングだし、面白いと、僕は思いました。
町田:愛という感情もダンスだから表現できているものもあるかもしれないですね。
竹内:スポーツの高次元で戦っている人たちでもあるから、人から理解されない部分もあるでしょうし、どこかで理解されたい、愛されたいって思いはあるのだと。愛情を相手からもらいたいからこそ自分を曝け出してぶつけていたのかもしれないですよね。
町田:言葉にはできなくても身体であれば表現できるというものも。ダンスってすごいなと思ったのが、社交ダンスって密着しながら体を通して相手と情報交換をするのですが、最初は恥じらいがあったものの、どんどんオープンになって心が曝け出されてくるんです。だんだん慣れてくると遠慮もなくなるし言葉で説明するよりも踊る方が早い。やはり心と身体って繋がっているんですね、体を動かすと心も動くんです。愛情表現という意味でも、ダンスというものはまた格別な気がします。
何度でも観てほしい、香りたつシーンの数々
町田:大友監督にとってもかなり大きなチャレンジだった作品なのではないかと思います。撮影もそうだけれど、僕らに対してもね。
竹内:台本通りにすんなり行ったことなんて一度もなかったですね。スマートにそうならない。
町田:「このふたりどうしよう」みたいに大友さんはおっしゃっていたけれど、予測できない動きの中で泳がせてもらっていたよね、僕ら。
竹内:多分面白がってくれていたね(笑)
町田:印象的なシーンといえば、ブラックプール前の電車のシーン。大友さんの狙いでもある、夢のような装飾で…まるで銀河鉄道のような。
竹内:実際の電車で、夜中から朝方までの限られた時間での撮影だったんです。
町田:その幻想的な感じも印象に残っているし、ふたりが急激に目に見えて距離が近づいた瞬間で、それまで心の距離は近づいてきたかもしれないけれど、貯めていたものをオンにしたというところがまた。あそこからブラックプールに行くという流れもよかったですしね。ダンサーなりのダンスを通した表現も圧巻でしたね。
竹内:いやー、もう観ていただきたいですね。僕ら試写を見て、改めて自分たちで感じたものを「何か、匂ったね」と表現しているんですよ。
町田:そうそう、匂い立つというか。
竹内:僕らが本気で、お互いの欲しい部分を探しながらぶつかり合う姿も見ていただきたいですね。すごく、匂いもそうだし、愛情も漂っていると思うので。
町田:いろんな見方があるし、1回観てからもう1回観ると、最初にこのふたりは何を思っていたのか?」という答え合わせもできると思うので、何回も観ていただいて、たくさん楽しんでいただきたいですね!

©井上佐藤/講談社
原作は、男性二人のダンスに懸ける情熱、愛、闘志、対抗心、そして苦悩や嫉妬を描いた作品。今ある競技ダンス漫画の先駆け的作品として瞬く間に人気を博し、「このBLがやばい!2019」を受賞している。
STORY
物語の中心となるのは、ラテンダンスの日本チャンピオン・鈴木信也(竹内涼真)とスタンダードダンスの日本チャンピオンで世界2位の記録をもつ杉木信也(町田啓太)。土俵は違えど、名前が1文字違いであることから比較されることに、負けず嫌いな鈴木は苛立ちをおぼえていた。そんなある日、杉木から「<10ダンス>でチャンピオンを共に目指そう」と誘いを受ける。10ダンスとは、ラテン5種とスタンダード5種の両方を極めたダンサーたちが、全10種類のダンスで競い合う競技ダンスのこと。それぞれが教え合い、世界を目指そうという杉木の提案に対して、最初はそのあまりの無謀さから断る鈴木だったが、挑発的で闘争心を煽るような杉木の態度に押し負けて、怒りのまま引き受けることになる。正反対の性格を持つ二人は激しくぶつかり合いながらも、日々のレッスンを通じて徐々に距離を縮めていく。そして次第に鈴木は杉木に惹かれ始めていることに気づく…。
Netflix映画『10DANCE』 概要
出演:竹内涼真、町田啓太
原作:井上佐藤『10DANCE』(講談社「ヤングマガジン」連載)
監督:大友啓史
脚本:吉田智子・大友啓史
撮影:佐々木達之介
照明:鈴木岳
録音:川俣武史
美術:佐久嶋依里・加藤たく郎
音楽:横山克
エグゼクティブ・プロデューサー:佐藤善宏
プロデューサー:宮内貴子・石塚紘太
制作会社:エピスコープ株式会社
製作:Netflix
2025年12月18日(木)より Netflixにて世界独占配信
作品ページ: 10DANCE


抽選で1名様に、竹内涼真さん×町田啓太さん直筆サイン入りチェキをプレゼント!
▶応募はこちらから
■応募期間
2025年12月9日(月)18:00 ~ 12月23日(月)23:59
■当選者発表
賞品の発送をもって代えさせていただきます。応募期間終了後、順次発送いたします。 尚、当選の発表に関するお問い合わせには一切応じられませんのでご了承ください。
■個人情報の取り扱いについて
ご入力いただいた情報は当プレゼントの抽選および賞品の発送と今後の編集企画の参考として使用させていただきます。ほかの目的には一切使用いたしません。
衣装協力:[竹内さん]ジャケット ¥319,000、ニット 参考商品、パンツ ¥132,000、シューズ ¥198,000/全てFerragamo(フェラガモ・ジャパン) [町田さん]ジャケット206,800円、シャツ129,800円、パンツ217,800円、シューズ113,300円/全てエンポリオアルマーニ
撮影/古水良 Stylist/徳永 貴士(竹内さん) 取材/竹永久美子
〈問い合わせ先〉
・フェラガモ・ジャパン 0120-202-170
・ジョルジオ アルマーニ ジャパン 03-6274-7070




















