今、ワイン好きの大人の女性の旅先として注目を浴びる南イタリア。そこで生まれた名門ワイナリー「サン・マルツァーノ」のワインとともに、世界遺産の街を訪れる。そんなワインと歴史をたっぷりと味わう大人旅をご紹介します。
★ 伝統と革新の間にあるワインづくりが凄い
★ ワインとともにある、プーリアの食文化
★ 世界遺産を歩く①
★ 世界遺産を歩く②
★ 美食体験①inマテーラ
★ 美食体験②inマルティーナ・フランカ
★ プーリアを楽しむためのオススメ宿泊情報
南イタリア・プーリア州は、イタリア半島の“かかと”にあたる場所。アドリア海とイオニア海に挟まれ、年間を通して降り注ぐ豊かな日差しと乾いた風に恵まれたこの地で、1962年に誕生したのがワイナリー「サン・マルツァーノ」。地元の小規模な葡萄栽培農家が協同組合としてスタートし、現在では1200以上の生産者が参加する大きな存在へと成長。現在40近い銘柄のワインを造っています。
プーリアのテロワールが生む、力強さとしなやかさが魅力
伝統と革新の間にあるワインづくりが凄い
1982年より会長を務めるフランチェスコ・カヴァッロ(写真左)は、古くから受け継がれてきた葡萄樹を大切にしながら、最新の醸造技術も積極的に取り入れています。クラシックでありながら、カジュアルに楽しめるワインとしてレストランから食卓まで自然に寄り添うスタイルが、多くの支持を集めています。
ここで、サン・マルツァーノを象徴するワインをご紹介。右から象徴的な存在となっている創立50周年にリリースした特別な赤ワイン「チンクアンタ」。古木のプリミティーヴォとネグロアマーロを使用し、豊かな果実味とスパイス感、そしてなめらかな余韻を備えています。柑橘系アロマや心地よいミネラル感のある新作「ティモ ヴェルメンティーノ」。ロゼワインの「トラマーリ」は、地中海の光を思わせる淡い色合いと、フレッシュでいきいきとした味わいが特徴。食事の始まりからリラックスした時間まで、幅広いシーンで楽しめる一本。乾杯に相応しいスパークリングワイン「カルチェ スプマンテ メトド クラシコ ブリュット」(日本未発売)。とにかくお手頃なのでフルラインナップ味わって欲しいところ。
ワインとともにある、プーリアの食文化
プーリアの食文化は、素材を生かしたシンプルさが基本です。新鮮な魚介類、トマト、野菜、そして上質なオリーブオイルが、日常の食卓を支えています。
サン・マルツァーノのワインは、特別なマリアージュを意識しなくても、シンプルな土地の食材と調和します。プーリアでいただくものは、日本人の口に合うものが多く、食事で胃がもたれる、といった悩みが少ないのも旅が快適に過ごせるポイント。日本でもお手頃価格でECサイトから購入でき、ワインを通して南イタリアを感じることができる、土地と時間をつなぐ存在なのだと思います。
世界遺産を歩く①
アルベロベッロ
世界遺産を歩く②
マテーラ
プーリア州から車で約1時間、南イタリア・バジリカータ州に位置するマテーラは、イタリア最古級の街のひとつ。2021年に公開された『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ(原題: No Time to Die)』をはじめ多くの有名な映画のロケ地になっています。
美食体験①inマテーラ
「Dimora Ulmo ristorante」
サン・マルツァーノのExportManagerを務めるルカさんが、レストラン「Dimora Ulmo」へ案内してくれました。場所はマテーラ旧市街の谷あいに広がる歴史的地区「サッシ(Sassi)」の中。サッシを見渡すテラス席もあり(夏季)、ロケーションの美しさも魅力。
美食体験②inマルティーナ・フランカ
「Four Seasons Ristorante」
南イタリア・プーリア州のイトリア渓谷(Valle d’Itria)に位置し、「バロックの白い街」として知られるマルティーナ・フランカ。観光地化されすぎていない一方で、建築・音楽・食文化の質が非常に高く、一言でいうと〝センス〟の良いこの街。
この街で人気のレストランフォーシーズンズ・リストランテ(Four Seasons Ristorante)。地元の素材を生かした料理とワインのマリアージュが評判で、特に自家製タリオリーニやトリュフ料理は訪れる価値がありです。
プーリアを楽しむためのオススメ宿泊情報
サン・ミケーレ・スイート(San Michele Suite)
オットリーレ リゾート(Ottolire Resort)
カリトロ マーレ(Calitro Mare)
マッセリア・バニャーラ(Masseria Bagnara)
旅のまとめ
太陽の恵みを受けたプーリアのワインと、歴史ある町並み、美食体験が織りなす旅は、忘れられない思い出になりました。日本に帰国しても、ワインを飲むと訪れたときの思い出が蘇り、いつまでもその余韻を楽しむことができる、旅の後まで旅が続く、そんな感じです。大人になった今だからこそ、思い出に浸る時間が愛おしいもの。ワインを通して味わう歴史と文化、そして食の魅力を感じる旅の候補に南イタリアはいかがでしょうか。
取材/髙橋奈央









