IWGP出演時は20歳、20代の頃は常に戦闘モードで「やってやるぞ」というギラギラした目で芝居に向き合っていたと話す窪塚洋介さん。さまざまな想いから「民放にはもう出ない」と決めてから26年が経ちました。この26年は評価や記録ではなく「楽しいかどうか」「やりたいかどうか」を基準に、仕事を選び続けてきたと言います。表現者として今も現場に立ち続ける、その理由を語っていただきました。
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記録を残したくて芝居をやっているわけじゃなくて、芝居そのものが好きだから続けている
連続ドラマを立て続けにやっていたときは、毎回ホームランを打ってやるぞ!という気持ちで芝居に向き合っていました。いろんな役をいただけたので、毎回楽しみながらやっていました。仕事を選ぶときに今も大切にしているのは「楽しいかどうか」「やりたいかどうか」。まず、楽しくないと続ける意味がないと思っていて。幸い、辞めようと本気で思ったことは、一度もないんです。ただ、10年くらい前に「今辞めたらマイケル・ジョーダンみたいに伝説っぽくなるな」と、一瞬魔が刺したことはありましたけど(笑)。でも結局、記録を残したくて芝居をやっているわけではなくて、芝居そのものが好きだから、この仕事は終わりがないな、という結論に至って。今もこうして続けています。
この場所に僕はいなくてもいい、そう思って民放から距離を置きました
「もう民放には出ない」と決めてから、気づけば26年が経ちました。一昨年『GTOリバイバル』に少しだけ出たのは、反町さんから声をかけていただいて、お祭りみたいな感覚で出演させてもらいました。これは例外的な出演で。おそらく、今後また民放に出ることはないと思います。当時の民放の連続ドラマは、どうしても体質的に合わなかったんです。最後に出演したのは『ロング・ラブレター~漂流教室~』。あの作品そのものではありませんが、撮影現場で、新聞を読みながら「カット」をかける監督がいた作品があって。その瞬間に、「あ、この場所に俺はいなくていいな」と思ったんですよね。もちろん、『VIVANT』のようにクオリティの高いドラマなら話は別です。でも、なんとなく作られている作品には、もう絶対に出ない。芝居ができる場所は、民放以外にもたくさんありますから。自分で選択して、より面白そうだと思える場所で、これからも芝居をしていきたいと思っています。
あえてノープランで過ごす海外と、ゴルフ時間がリフレッシュタイム
日本にいると、どうしても予定を詰め込んでしまうタイプで、気づけば1日何もしない日ってほとんどなくて。だから、時間を見つけては定期的に海外へ行くようにしています。海外では、あえてノープランで過ごすようにしていて、頭の中を一度リセットするんです。日本から少し距離を取ってみると、やっぱり仕事が好きだなって改めて思える瞬間があって。離れてみるからこそ、自分の気持ちに気づける。そういう意味でも、とてもいい時間だなと感じています。今年は、思い切って1ヶ月くらい行ってみようかな、なんて考えています。
40歳を過ぎて、改めてゴルフの力を感じています。30代だったら、きっとここまでハマらなかったかもしれないですね。40代になって少し余裕ができたタイミングで出合えたからこそ、自然の中で仲間と話したり、競い合いながら過ごせる時間が、今はとても楽しくて。止まっている球を打つだけなのに、こんなにも難しいのかと毎回実感しますし、結局自分との戦いでメンタルスポーツだなと思います。やればやるほど奥が深いですね。
この前は『GTO』のときのメンバーともゴルフにいきました、先生(反町隆史さん)は忙しくてたまにしか会えないんですけど、旬(小栗旬さん)はもう少し会っています。家族ぐるみでご飯に行くこともあって。それぞれ結婚して父親になり、生活も変わった今でも、こうして変わらず会える関係でいられるのが嬉しいですね。
『人生を”縁”で導く生存術』
著者:窪塚洋介
発行:NORTH VILLAGE/発売:サンクチュアリ出版
発売日:2026年3月5日(木)
定価:1,980円(税込)|四六判|208ページ
ISBN:978-4-86113-440-1
デビュー→転落→困窮→再起
窪塚洋介の30年を繋いだ、どんどん自由になる
【思考法】
●窪塚洋介墨画展『雲中白鶴』
会期:2026年1月24日~4月4日(11:00~17:00)
※休館日:月曜/第2・第4火曜日
場所:Gallery CRANE(兵庫県芦屋市大原町13-21 2F)
https://www.crane-ashiya.com/
撮影/佐藤俊斗 ヘア・メーク/佐藤修司(botanica make hair) 取材/小出真梨子 ※衣装は全てご本人の私服








