春の新ドラマでは、「未解決の女 警視庁文書捜査官 Season3」(毎週木曜21:00)で、
波瑠さんに代わり、鈴木京香さんとバディを組むキャリア組のエリート新係長を演じ、
注目を集める黒島結菜さん。
そして、5月公開となるイヤミスの女王・湊かなえさん原作の映画『未来』では、
複雑な家庭に育ちながら生徒に心を寄せる教師役という難しい役柄を熱演。
そんな黒島さんが、この世界に飛び込んだのはお母さんのひと言がきっかけだったそう。
自身も親となり、親の存在の大きさを知った今、胸にある思いをお聞きしてみました!
子供の頃はおとなしくて引っ込み思案。見かねた母のコンテスト応募で人生が変わった!
私が芸能活動を始めたのは、中学3年生の時に母が言ったひと言がきっかけでした。
子供の頃、私はすごくおとなしい性格で自己表現も苦手だったんです。
それをみかねた母が、「オーディションに行ってみたら」と言い出し、コンテストに応募したのです。
それが、私自身が変わり、前へと踏み出すいい機会になりました。
引っ込み思案な私が、「やらない」という選択をしなかったのは、
頭に叩き込まれていた小学校の先生の教えが頭によぎったからです。
先生は、「人生は“できるか”“できないか”じゃない。”やるか””やらないか”だ」というのが口癖でした。
その言葉に背中を押され、挑戦することが出来ました。
高校生活の途中から東京で一人暮らすようになった後も、母は「いつでも戻ってきていいよ」と
折に触れて言ってくれていました。
どんな時も、母が地元・沖縄で待っててくれている、帰る場所がある、家族の存在に
どこか安心した気持ちがありました。
今になって改めて感じる父と母の愛情
父は、私が沖縄へ帰ってきた時には、決まったように出迎えてくれ、
自身が会社を経営していて時間が自由になるとこともありますが、帰りも空港まで送ってくれて
時間も愛情も惜しむことなく注いでくれていました。
思えば、妹たちの部活の送迎や試合の付き添いも、いつも父がしていましたね。
父も母も、私たちがやりたいことを傍でそっと見守っていてくれました。
今、自身が親という立場になって、改めて愛情をかけて育ててもらったのだな、と
実感しています。
愛情の中で育ったせいでしょうか。
両親と離れて仕事をし始めた高校時代も、そして親となった今も、安心感に包まれ
ずっとどこかで気持ちに余裕が持てている気がしています。
私も父と母のような親になれたら――、そんなふうに今、思っています。
2013年に『ひまわり~沖縄は忘れない~』で映画初出演。『カツベン!』で第43回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞する。その後、NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」(22)ではヒロインを務めた。主な出演作に『十二人の死にたい子どもたち』(19)、『明け方の若者たち』(21)、『鋼の錬金術師』シリーズ、『シルバニアファミリーフレアからのおくりもの』(23/声の出演)、『パレード』『夏目アラタの結婚』(共に24)、『港のひかり』(25)など。瀬々監督作品の出演は『ストレイヤーズ・クロニクル』(15)以来、2作目となる。
『未来』
出演:黒島結菜
山﨑七海 坂東龍汰 細田佳央太 近藤華 松坂桃李 北川景子
原作:湊かなえ『未来』(双葉文庫)
監督:瀬々敬久
複雑な家庭環境で育ちながらも、教師になる夢を叶えた真唯子。彼女の教え子・章子のもとにある日、一通の手紙が届く。差出人は――「2年後のわたし」。返事を書くことで、父の死や、心を閉ざした母との孤独な日々に耐えていた章子だが、母の恋人からの暴力、いじめ、そして信じられない事実に追い詰められていく。絶望の果て、禁断の計画を立てる章子。そんな章子を救おうとする真唯子は、社会の理不尽さに押しつぶされそうになりながら、それでも手を差し伸べようとするが……。 自身初の映画化作品『告白』が大ヒットを記録した作家・湊かなえが、デビュー10周年に発表した渾身の傑作ミステリーを、『ラーゲリより愛を込めて』『譲られなかった者たちへ』の瀬々敬久監督が映画化。
撮影/西崎博哉(MOUATACHE) ヘアメイク/ナライユミ スタイリスト/伊藤省吾
取材・構成/河合由樹
































