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林真理子さん 本誌連載発エッセイ本『女はいつも四十雀しじゅうから』刊行記念インタビュー

林真理子さん「40代をちゃんと積み重ねたら、いい未来が待っている」

本誌巻頭の林 真理子さんのエッセイ『出好き、ネコ好き、私好き』は本誌読者の人気投票で、10年以上にわたり、常に上位ランクインする人気連載です。その5年分を1冊にまとめたのが、発売中の『女はいつも四十雀しじゅうから』。
40代女性の日常の出来事を、歯に衣着せず、愛情をこめて毎月語ってくれる林さん。本の刊行を記念して、今、40代を生きる「STORY」読者に、メッセージが届きました。

  • Mariko Hayashi
    ’54年生まれ。’86年『最終便に間に合えば』『京都まで』で第94回直木賞を受賞。’95年『白蓮れんれん』で第8回柴田錬三郎賞を受賞。2000年直木賞選考委員に就任し、そのほか数々の文学賞の選考委員を務める。2018年紫綬褒章受章。

人と会うことで自分の無知に 気づき、自分を磨くきっかけに

40代はすごくモテましたね。周りの友達もみんな言うんですが、人妻になってからのほうがモテる。子育ても仕事もあるけれど、食事のお誘いに応じたり、集まりに参加したりも、週1回くらいはあってもいいのでは? と思います。人気の店に行ってみて〝空気〞に触れる。そういう刺激は大切です。それに人と知り合って、いろんな人の人生を吸収するってすごく楽しいこと。

私は職業柄、企業家やアーティストなどさまざまな世界の方にお会いしますが、会えば会うほど、自分がいかに無知で無教養なのかを思い知らされます。政治の会話にちょっとついていけないなとか、歴史をもっと勉強しておけばよかったとか、音楽でもこんな感想しか言えないとか……。すごく恥ずかしい。そうするとその種の本を読んでみようという気持ちにもなります。

人生って、教養と個性を身につけて、いかに魅力的な人間になるかという道を歩き続けることだと思っています。それを見つけた人の周りには、歳をとっても自然と人が寄ってくる。だから、人との交流を持つためにも、社会に出るのはいいことです。もちろん、専業主婦でもボランティアに参加してみるとか、政治家の朝食会に出席してみるなどして、自分の枠の外の人たちと繋がっている方もたくさんいます。行動することが大切なんです。

今は「自分がどう生きるか」で 人生を変えられるフェアな時代

そんな風に、子育ても仕事も社交も勉強もオシャレも、となれば40代は本当に忙しくて、1日24時間では足りないくらい。外食したり、シッターさんや家事代行を頼んだり、お金が出ていくのもある程度は仕方ないですよね。全部を完璧にやっている人なんていないんだから。模索しながら、大変な思いをして40代は過ぎていくんです。きっと50代、60代になった時によかったなと思えるはずです。

ひと昔前は、人生は配偶者の差で決まっていたけれど、今は自分がどう生きるかで変えられる。今のほうがずっとフェアです。いい世の中になりました。だからこそ、ここが頑張りどきと思うんです(談)。

本誌連載エッセイ 5 年分を一冊にまとめた 『女はいつも四十雀しじゅうから』 が発売中

  • 本誌人気連載の『出好き、ネコ好き、私好き』2014年3月号~2019年4月号に収録したエッセイを再編して、1冊の本にまとめました。 40代の身近な話題を「うん、そうそう!」「え、そこまで言う!?」などと相槌を打ちながら読みたくなるエッセイが満載。
撮影/天日恵美子〈林さん分〉、西原秀岳(TENT)〈静物分〉ヘア・メーク/赤松絵利(ESPER)取材/秋元恵美
チームSTORY
FROMチームSTORY 雑誌「STORY(ストーリィ)」の製作に携わる編集部員たち。日夜雑誌作りに勤しむなかで得た知見、タメになる情報、愉快な話などなどファッションからライフスタイルまで、STORYらしさ溢れるトピックを、webでも存分に披露していきます。
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