クレソンはお湯を通すとクセが消え、品のいい苦さになり牛時雨との相性が抜群。定番の形でも美味しいけれど、たまにはちょっと気分を変えて巻いてみるのはいかがでしょう? 詰める手間も省けて見栄えもしますよ。
牛時雨とクレソンの「ロールいなり」
材料(20個分)
<お揚げ>
油揚げ……10枚
A だし汁(昆布&かつお)……600㎖
砂糖……100g
醬油……50㎖
★市販の稲荷用揚を使う場合は・・・★
• 5倍の水で薄めたつゆの素(3倍濃縮)を鍋に入れ、火にかける。
• 温まったら市販の揚げを入れて、再沸騰後1~2分したら火を止め粗熱をとる。
<すし飯>
米(かために炊く)……2合
B 米酢……100㎖
砂糖……大さじ2
塩……ひとつまみ
<具>
牛肉こま切れ……100g
砂糖……小さじ2
醬油……大さじ1
実山椒佃煮……小さじ2
クレソン……1束(50g程度)
レシピ
1 油揚げの長辺1辺と短辺2辺を切り開く。油抜きをして水けを切る。
2 鍋に1を入れ、合わせたAを回しかけて中弱火で煮る。少し水分が残る程度まで煮たら火を止めて冷ます。
3 かために炊いたご飯にBを混ぜ合わせ、すし飯を作る。
4 小鍋を中火にかけ、ざく切りにした牛肉を入れる。軽く色づいたら砂糖、醬油の順に加え、肉に火が通ったら実山椒を入れて炒りつける。
5 クレソンは、熱湯を回しかけたあと水に放つ。よく水けを切りみじん切りにする。
6 3に4と5を混ぜ合わせる。
7 巻きすやラップの上に汁けを絞った2の油揚げを置き、6を平らにのせる。手前から巻き、食べやすい大きさに切り分ける。
撮影/山田英博 取材/篠原亜由美