世間では昨年あたりから話題になっているスリランカカレー。「最後の晩餐はカレーがいい」と宣言するほどカレー好きな私ですが、あまり新しい味を求めるタイプではないので、すっかり話題の味に乗り遅れていました。しかし、ついに出合う瞬間が！ なんてちょっと大げさに言ってみましたが……(笑)。連載「私の『いつもの料理』はまだまだ伸びしろがある」の7月号のテーマは夏カレーで、料理家の川上ミホさんが誌面で紹介してくれた3品のうちの1品がスリランカ風チキンカレーだったのです。

スリランカはスパイスが豊富で、カレーを含め料理全般に多彩なスパイスが入っているのが特徴。とはいえカレーはすべて激辛というわけではなく、ココナッツミルクが使われているので、まろやかな味わいのカレーも多くあるのだとか。

そしてもうひとつの大きな特徴は、ライスのまわりに数種類の副菜を盛りつけ、全部を混ぜながら食べること。副菜は残っているおかずでも何でもいいそうですが「酸味のあるものを1種類以上入れると、よりスリランカスタイルに近づきますよ！」と川上さん。今回作ってくれた副菜でいうと、写真真ん中が白ワインビネガーを使った紫キャベツのマリネで酸味がある一品。左のきゅうりのサラダもライムジュースで和えているのでさっぱりしていて、夏に普通にサラダとして食べたいと思いました。写真右のひよこ豆の和え物は、ほのかなにんにく風味で箸がとまらない(笑)。単品で食べても美味しいけれど、カレーも含めて全部を混ぜるとこれまた違った美味しさになるから不思議です！

これまでスパイスを使った料理はあまり作らなかったので、私はまずはスパイスを買いに行くところからですが……すでにスパイスがあるなら作り方は意外にも簡単！ 是非、誌面を見ながら絶品・スリランカ風チキンカレーを作ってみてください。