7月13日(木)22時からスタートしたフジテレビ「木曜劇場」のドラマ『セシルのもくろみ』。『STORY』で2008~2010年にかけて掲載されていた直木賞作家・唯川恵さんの連載小説を原作とし、早くも話題を呼んでいます。真木よう子さん演じる、ごく普通の“体育会の”主婦がひょんなことからファッションモデルの世界に足を踏み入れ……。今週の展開も見逃せません。
6月下旬、第1回放映分の収録現場に潜入させていただいたSTORY編集部。前回はセットのゴージャスさと、俳優の皆様が真摯に役と向き合っていらっしゃることに感動したレポートをさせていただきましたが、今回はその続きです。まずは、読者モデル役の真木さんとライター役の伊藤さんがパーティ会場に入ってくるシーンから。何度もテイクが繰り返され、そのたびに大勢のエキストラも定位置に戻っては芝居してまた戻って……の繰り返し。会場の反対側で撮影が進んでいて、カメラに映っていなくても走っていって芝居する役者さんのために演技をする真木さん。エキストラさんもピンヒールで頑張っています。しばらくはモニターのところから指示を出していた演出家の方も、途中から会場で熱い演技指導に入ります。現場はどんどん熱気を帯び、ラストの方ではいよいよ吉瀬美智子さんが黒ドレスで登場するシーンに。そこでも、吉瀬さんのにカメラが向けられてなくても、何回も何回も階段を上り下りされる様子に何だか感動。お昼休みが入ってまた撮影、撮影、撮影……。
11時くらいから始まった撮影も気づけば14時。5分程度のパーティシーンにこれだけの時間がかけられているなんて。『セシルのもくろみ』が、いかに丁寧に情熱を持って作られているが充分過ぎるほど伝わった潜入取材でした。ドラマは今後ますますの盛り上がりを見せていくよう。これからの展開が楽しみです!
『セシルのもくろみ』オフィシャルサイト
http://www.fujitv.co.jp/Cecile/index.html
『セシルのもくろみ』原作はこちら
http://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334765538
撮影/田頭拓人