最近は日本でも〝ファッション・ウィーク〟という言葉を耳にするようになりましたよね、モデルさんがランウェイを闊歩するアレ、そうです、そのファッションショーが今回の旅のメインイベントになるのですが、アジアでもマカオのファッション業界は急成長しており、今年で開催3年目を迎える「サンズ・マカオ・ファッション・ウィーク」を、今回は「ザ ベネチアン^® マカオ」にて初体験することになりました。

まず、このファッションイベントのスタートを飾る「ザ ベネチアン マカオ」でのガラパーティに参加。何とも煌びやかなイベント会場は、なんと普段はロビーエントランス。一夜にして会場のセッティングが行われ、香港、台湾、韓国の著名人が招待されている様子にすっかり圧倒されてしまいました。

不慣れなハイエンドの世界はライトが眩しい……ハリーポッターの魔法学校のワンシーンのような雰囲気にすっかりのまれながら、テーブルに着席すると、執事のような男性がピッタリ背後にスタンバイして、素晴らしいお料理の数々をサーブ。

少しずつ場の雰囲気に慣れてきたところで、ドン、ドン、ドンと重低音が会場に鳴り響き、ファッションショーがスタート。クールなモデルさんが、フランスのラグジュアリーブランドBALMAINの素晴らしい世界観をアピール。颯爽と歩いて表れて、なんとテーブルの上に乗ってポージングを取り始めたので、とにかくビックリ！息をのんでしまいました。そして、最後はバレエダンサーがショーを締め、とても芸術的で感動の世界。圧巻でした。

マカオにはまだ、日本でもお目見えしていない可愛い、素敵なブランドがたくさんありますが、その中でも「オーロラ・アルテ」は個人的にツボでした。フェミニンな要素を散りばめながら、甘くなりすぎない、大人が取り入れやすいワンピースなどが主軸で、「これを来てどこへ行こう♪」とワクワクした気分にさせてくれる感じ。「ザ ベネチアン マカオ」３Fのウォーク・オン・ウォーター・ランウェイショーを見学しました。水辺に用意されたランウェイを妖精のようなモデルさんがシア―でペールトーンのアイテムをフワフワとなびかせて現れるたびに、うっとり。これはきっと日本でもファンの方が増えるのでは、という期待値大のブランドでした。

続いて人気ブランドのラインナップが拝める目玉のショーを見学。MSGM、ZADIG＆VOLTAIRE、MARYLING、SINEQUANONE、JESSICAと続きます。デイリーに取り入れられるものから、パーティシーンにぴったりなもの、スポーティなものも注目です。「これ、欲しい！」と思ったものは、サンズ・ショップに駆け込めば購入できるというパターン。お気に入りのブランドが増えて、気になるものはすぐチェックできるというのもこのイベントの面白さのひとつ。「サンズ・マカオ・ファッション・ウィーク」はファッション初心者から上級者まで楽しめるし、空間美とファッションのコラボレーションが堪能できる良さがあります。

アジアということもあってヨーロッパやアメリカなどよりも、とても親近感を感じることができるファッションイベント。また来年も訪れたい、という気持ちになりました。