株式会社 ワールド
株式会社ワールドは、2月1日(土)から2月6日(木)まで、ワールド北青山ビル 1Fで、昨年9月から任意団体コオフクと取り組んだ「みなとコオフク塾」の成果を展示する、『わたしとコートと□展』を開催し、2月1日(土)の初日には、ファッションショー形式での発表と修了書授与式を行ったほか、「買い手目線のバリアフリー」をテーマに、ディベロッパー3社によるトークセッションを行いました。
「みなとコオフク塾」は、障がいがある人が抱えるおしゃれの悩み・課題を理解し、リデザインし、カタチにし、成果発表までを行うプログラムです。今回は、全4回のワークショップを行い、「コート」をテーマに、ワールドグループで商品開発に携わるメンバーも参加し、皆が一体となって創り上げました。
リデザインは、「オペーク ドット クリップ」と「ザ ショップ ティーケー」の今シーズンのコートを、デザインとシルエットは活かした上で、座ったままでも着脱しやすいよう運動量を広げたり、着丈を調整するスナップボタンを施すなど、様々な機能を追加していきました。制作はワールドグループの工場などから提供された残布や、今回協力をいただいたYKKスナップファスナー(株)の副資材などを使用し、縫製はワールド北青山ビルの地下に昨年夏に開設した、工業用の縫製機器を配備するクリエーターズラボ等で行いました。
※『わたしとコートと□展』の□には不完全なタイトルに言葉を埋め、完全なタイトルにすることで、コートを通し、自然と誰もが社会の一員として多様性を受け入れる精神的な素地をつくる思いを込めています。
◆ 「みなとコオフク塾」の取り組み ワールド北青山ビルで開催したワークショップ。任意団体コオフク代表 西村 佳子(にしむら よしこ)氏は、開催の都度、大切な3つのこととして「この時間を楽しもう」「参加者それぞれの価値観を受け入れよう」「自分らしく貢献しよう」と皆に伝えました。
◆ 当日のレポート
ファッションショー形式での成果発表
5つのチームごとに、リデザインのテーマに沿って、具体的にどのように変えていったか、完成したコートを見せながら説明。細部に亘り快適に着こなすための変更を加えながらも、ファッション性を残した仕上がりに、会場から拍手が。
トークセッション 「買い手目線のバリアフリー」
ディベロッパー3社が、それぞれの館におけるバリアフリーやユニバーサルデザインの取組みを紹介したのち、会場からの質問も受けながらトークセッションを実施。
<登壇者>
イオンモール株式会社 イオンモール甲府昭和ゼネラルマネージャー 東朋浩
株式会社丸井グループ サステナビリティ部 ダイバーシティ&インクルージョン推進担当 井上道博
東急不動産株式会社 都市事業本部 商業施設開発部 若津宇宙
任意団体コオフク プリンシパル 西村佳子
FashionStudies(R) 篠崎友亮
修了書授与式
株式会社ワールド 代表取締役 社長執行役員 上山健二、コオフク代表 西村佳子氏が、5チームそれぞれに修了書を授与。
『わたしとコートと□展』の様子 今回の『わたしとコートと□展』は、展示空間デザインやポスターのビジュアル制作をはじめ、多数の「みなとコオフク塾」の活動に共感したメンバーが集まり実現しました。会場では車椅子の試乗や、視覚障がいの立場になって展示を言葉で伝えるダイバーシティワークショップの実施のほか、ワールドグループの特例子会社が運営する「FikaFika Cafe(フィーカフィーカ カフェ)」を出店。また産学連携として、戸板女子短期大学の学生が、展示したコートの説明を行いました。
日時:2020年2月1日(土)~2月6日(木) 6日間 入場無料
場所:ワールド北青山ビル 1F エントランス 東京都港区北青山3-5-10
東京メトロ 銀座線、千代田線、半蔵門線「表参道」駅下車 (A3出口)徒歩2分
協力:戸板女子短期大学 YKKスナップファスナー(株) BOLDMAN(株) (株)Newdriph (株)ジェネラルクリエーション (株)ヨシズカ システム プロダクト (株)七彩 (株)トリコ インダストリーズ FashionStudies (株)ワールド
後援:港区
主催者:任意団体コオフクについて
https://co-fuku.com/
「CO-FUKU/コオフク」は「CO(共同、相互)服」「考服」「幸福」の新しいことば。「私らしく。あなたらしく。誰でもおしゃれを楽しめる社会を。」の実現を通し、みなのQOL向上を目指し、2016年、趣旨に賛同するアパレル出身者で結成した活動体。心にとっても、身体にとっても、着やすい衣服の提供や関連する啓発活動を行っています。