株式会社between the arts
9月4日(土)~9月20日(祝・月)@東京都港区元麻布「between the arts gallery」
アート管理サブスクリプションサービス「美術倉庫」を運営する株式会社between the arts(本社:東京都港区、代表取締役:大城 崇聡)は、「美術倉庫」をご利用いただくアートコレクターによる展覧会の第三弾として、KONDO COLLECTION「我我(がが)」展を 、9月4日(土)から9月20日(祝・月) までの期間、港区元麻布にあるレンタルアートギャラリー「between the arts gallery」にて開催いたします。
「between the arts gallery」は、アートコレクターのためのレンタルギャラリーとして2021年2月、港区元麻布にオープンし、「美術倉庫」で管理しているアート作品をキュレーションした企画展や、特定のコレクターにクローズアップしたコレクション展などを定期開催しています。アートコレクターによる展覧会の第三弾となるKONDO COLLECTION「我我」展では、茶人でありビジネスマンコレクターの近藤 俊太郎氏がコレクションする、山口 歴などをはじめとした海外でも影響力が高まる国内の現代アートを中心に展示いたします。
今後も「美術倉庫」に保管されているアート作品のコレクション展を開催していくことで、「保管するだけでなく、多くの人に見てもらいたい」「アートコレクターの作品を鑑賞したい」といった、コレクター・鑑賞者双方のニーズを満たす機会を創出し、アートの文化的な魅力の発信に努めてまいります。
KONDO COLLECTION「我我」展について
本展覧会は、アートコレクターであり茶人でもある近藤俊太郎のコレクションからセレクトされた作品を展示いたします。
展覧会タイトル「我我(がが)」は無我や自我を超えたところにある概念を指す近藤による造語であり、自作の茶杓につけた名前に由来します。「我」という語が示すように、本展は、コレクターの「我」、作家の「我」、そして作品それ自体に宿る「我」がせめぎあい、重なり合う空間となっています。
「我我」展は、大きくふたつのパートに分けられますが、すべての作品の導入となる赤い茶道具は「我我」を象徴的に示すものといえるでしょう。1階では赤を基調とした絵画作品、続く2階ではデジタル・アートあるいはインターネット・アートと呼ばれるジャンルの作品をご覧頂きます。いずれも、明確な対象や具体的なイメージを持たない抽象的な作品であり、見る側、つまり「我」の状態によって鑑賞体験が変容する作品となっています。
1階で展開される「赤」の抽象絵画は、赤が自らのイメージカラーだという近藤の趣味が反映されています。松下徹による重力や回転、放電といった自然現象を絵画に導入する描写、山口歴や中西伶はストリート・アートにおけるストロークの再解釈など、「赤の抽象絵画」の多様さは、赤という色がもつ多様な意味を感じさせます。近藤が赤という色について、パワフルさやポジティブな熱量を表現していると述べるように、1階はエネルギッシュな空間となりました。また、2階には、長くデジタル、そしてインターネット関連の仕事に従事してきた近藤が、自らの生業との関連で選んだ作品群が並びます。ラファエル・ローゼンダールはうつろいやすいデジタルの無形のイメージを物質的に表現し、日常的なモチーフを大量の絵の具を用いて描く仲は、大衆の「買い物」に対する考え方を刷新したフリマアプリのアイコンを絵画作品として提示します。
近藤はコレクションにおいて、作家のパーソナリティ=「我」と作品の印象が一致している作品に惹かれるといいます。そうして選ばれた一見ばらばらに見える作品も近藤のパーソナリティによってつながり、本展覧会は大きな一枚のポートレートとしてコレクターを写し出しているのです。
開催概要
■展覧会名:KONDO COLLECTION「我我」展
■出展アーティスト(敬称略)
香月 恵介、田中 雅文、中西 伶、仲衿香、baanai、俵藤 ひでと、平瀬 ミキ、松下 徹、南 依岐、山口 歴、山本 捷平、Rafael Rozendaal
■期間 : 2021年9月4日(土) ~9月20日(祝・月) ※会期中は休館日なし
■営業時間:12:00 ~18:00
■会場 : between the arts gallery (東京都港区元麻布2-2-10)
近藤 俊太郎氏 プロフィール
公益財団法人アイスタイル芸術スポーツ振興財団 事務局長 兼 ディレクター。
インターネット関連の企業に勤めるかたわらで、2005年から茶道を始める。2009年「日中友好文化使節団(主催:外務省)」の一員として中国各地開催された文化交流プログラムを通じて知り合った現代アーティストたちと茶道の楽しさを伝える活動として「茶団法人アバンギャルド茶会」を立ち上げる。経済産業省「クールジャパン」の関連事業である「クールジャパンの芽」に選出され、ニューヨーク・ロサンゼルスにて茶道のデモンストレーションを実施。2011年から西武渋谷店で茶ノ湯と現代アートを融合させた「現代茶ノ湯スタイル展 縁 -enishi」という展覧会のディレクションを担当。
■「美術倉庫」について
アートコレクター向けに、アートコレクションを写真に撮るだけでオンラインで簡単に整理し、購入時期や金額など様々な情報を一覧化できるサービスです。自宅で保管できないアートコレクションは、万全の環境にて1作品あたり月額100円より預けることも可能。現在、様々なアートコレクターによる作品を約2,000点お預かりしています。
※オンライン登録のみの場合は無料
【株式会社between the arts 会社概要】
社名:株式会社between the arts
設立:2020年1月14日
資本金:141百万円(資本準備金含む)
代表取締役:大城 崇聡
所在地:〒105-0022 東京都港区海岸1丁目7番1号 東京ポートシティ竹芝 WeWork
事業内容:アートコレクションマネジメントプラットフォーム事業
・アート管理サブスクリプションサービス「美術倉庫」の運営 https://bijutsusoko.jp/
・between the arts gallery の運営
・アーティスト向けのサポートサービス「artworks」 https://artworks.am/artists
コーポレートサイト:https://bwta.jp/Instagram:https://www.instagram.com/between_the_arts/