フェンディ ジャパン
FENDI READY TO WEAR SPRING/SUMMER 2022
イタリア・ローマ(Rome)を代表するラグジュアリーブランド フェンディ(FENDI)は、2021年9月22日(水)午後2時(イタリア現地時間)、アーティスティック ディレクター キム・ジョーンズ(Kim Jones/RTW)、シルヴィア・フェンディ(Silvia Venturini Fendi/アクセサリー)、デルフィナ・デレトレズ・フェンディ(Delfina Delettrez Fendi/ジュエリー)の3名による2022年春夏ウィメンズ レディ・トゥ・ウェア コレクションを発表いたしました。
キム・ジョーンズにとって2年目を迎えるレディ・トゥ・ウェアコレクションのために、彼はメゾンの歴史的特徴である陽気で堂々としたアティチュードを追及しつつ、ブランドの未来に対するビジョンを明確に打ち出しました。ディスコ全盛期の幻惑的な魅力を現代的観点でとらえ、フェンディという名前を際立たせる、多様でパワフルな女性らしさにスポットライトを当てているのです。
アーカイブから発掘した空想的なファッションイラストレーター、アントニオ・ロペス(Antonio Lopez)の手描きロゴを 出発点に、本コレクションは彼の解放された感性と、1970年代に世界中の著名人を魅了したニューヨークの伝説的ナイトクラブ「スタジオ54(Studio 54)」を取り巻く雰囲気を彷彿とさせます。
キム・ジョーンズは、次のように述べています。「メゾンに残るカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)のレガシーを辿りながら、彼と同時期に活躍し、彼が興味を抱いていた人々にも注目しました。カールの友人だったロペスは、私に常にインスピレーションを与えてくれる存在でした。先進的で開放的、どんな人も受け入れアンディ・ウォーホル(Andy Warhol)やスティーヴン・マイゼル(Steven Meisel)、デヴィッド・ホックニー(David Hockney)に至るまで、あらゆる人の尊敬を集めていました。私は新たな世代に彼を紹介したいと思ったのです」
「エステート・アンド・アーカイブ・オブ・アントニオ・ロペス・アンド・ファン・ラモス(The Estate and Archive of Antonio Lopez and Juan Ramos)」とのコラボレーションにより、ロペスの作品が生き生きと蘇りました。躍動感を巧みに描き出す彼の筆使いは、エレガントな抽象的図柄としてカフタンやシルクのシャツに写し出され、比喩的なドローイングはインターシャを施したレザーや、複雑に作り出されたレースへと姿を変えました。
アイコンバッグは、ロペスの作品とメゾンの名高いサヴォアフェールにとってのキャンバスです。タペストリーに虹を描きだした「バゲット(Baguette)」やアートワークのような「ピーカブー(Peekaboo)」。「フェンディ ファースト(FENDI First)」は光沢のあるレザーのバッグや、樹脂に包まれた”F”モチーフのヒールが大胆な姿勢を体現しています。ロペスのイラストをアレンジしたユリの花のヘアアクセサリーは、デカダンス的なトロピカルの雰囲気を漂わせます。
さらにキム・ジョーンズは、次のように続けます。「私にとって今回初めてライブで発表するフェンディのショーはまるで祝祭のようです。私たちは長い間、制限された生活を余儀なくされてきました。私たちの提案する女性像が本来楽しむドレスアップをして羽を伸ばすこと、それこそ私たちが今必要としていることであると思っています」
ジェリー・ホール(Jerry Hall)やティナ・チャウ(Tina Chow)、パット・クリーブランド(Pat Cleveland)、ビアンカ・ジャガー(Bianca Jagger)、グレース・ジョーンズ(Grace Jones)など、ロペスがよくダンスフロアで目を留め、作中で賛美した女性たちの精神が、自信に満ちた女性を称えてきたキム・ジョーンズの表現に精力的なエネルギーと新たな次元をもたらしています。「私が手掛けるフェンディは、世代を問いません。あらゆるタイプの女性、自分自身を肯定し満足したいと願うすべての女性のものです。“ロペス ウーマン”、そして “フェンディ ウーマン” は 自信を持ち、自分の力で人生を切り拓く女性なのです」