株式会社良品計画
IDEE TOKYO(東京都千代田区/グランスタ東京B1F)に併設するIDEE Galleryでは、 2021年10月15日(金)~ 11月2日(火)の期間、陶芸家・二階堂明弘 作陶展「経年美化」を開催いたします。新たに制作された作品を展示販売するほか、二階堂氏の作品を使い続けている方々の愛用品もあわせて展示いたします。
二階堂明弘氏は静岡を拠点に、国内にとどまらず海外へと活動の場を広げている陶芸家です。
代表的な作品「錆器(しょうき)」は、鉄分の多い土を鉄の粉末と銅を主原料とする釉薬で塗り重ね、美しく経
年変化した鉄のような質感が特徴です。土を焼き締めた薄造りの器は、繊細な美しさを持ちながら、使い込むほどに使い手の痕跡が刻まれて変化を遂げます。器を育てているような感覚が心地よく、どの器も日々の暮らしに豊かさをもたらしてくれます。
2020年3月開催に続きイデーとしては4回目となる本展では、日常使いの器をはじめ、花器や壺などの作品を展示販売いたします。また、二階堂氏の作品を使い続けている方々からお借りした愛用品を展示し、日々使うことで新たな表情を纏った器の経年の様子もご覧いただけます。さらに、華道家・上野雄次氏を迎え、季節の花々を活け込んだ花器が会場に華を添えます。
この機会に、二階堂明弘氏の器の世界をどうぞご体験ください。
【アーティストステートメント】
現代、先進国では新しい物や価値観が次々と産まれ続けています。それは素晴らしい事ですが、古来から日本では大切な物を慈しみ育てるという考え方があります。器はそれ自体が美しい造形物ですが、本来は使われる道具です。使い続け汚れていく様に美を見出だし、器を育てるという価値観は日本独特のものだと思います。私自身が作りだした器達は、そのままでは、まだ完成していません。誰かが手にとり使っていく事で器に新たな美が宿り、その人の物になっていく。
今回、私の作品を使い続けていただいている方々から、大切な器を会場に展示いたします。新たに産まれた器達がどのように育つか、想像しながら器をご覧いただければ嬉しいです。
【作家プロフィール】
二階堂明弘(にかいどうあきひろ)
陶芸家1977年札幌生まれ。1999年文化学院芸術専門学校陶磁科を卒業、2001年独立(栃木県にて)。2010年より「陶ISM2010」企画・開催。2011年の震災で「陶ISM2011」を中止し、仮設住宅に直接、陶芸家のうつわを届ける「陶ISMウツワノチカラProject」を開始。「次世代のEnergy」(益子陶芸美術館メッセ・茨城県立陶芸美術館共同展 2013年)、現代陶芸展「現象」(茨城県立陶芸美術館2014年)、個展「侘びと今」(ニューヨーク・Globus茶室 2015年)、茶の湯を通し日本文化を表現する「侘びと今 -輪-」(ニューヨーク各所 2016年)、「1月と7月」にて個展(パリ. 2018年 )。2019年「侘びと今 -散-」をニューヨーク各所で開催。年10回ほど個展を開催し、ニューヨーク、パリ、ロンドン、台湾、香港、北京、上海など海外でも多数開催している。
http://www.nikatougei.jp
http://touism.net
【基本情報】
二階堂明弘 作陶展 経年美化 華=上野雄次
期間 | 2021年10月15日(金)~11月2日(火)
作家在廊日 | 10月15日(金)、16日(土)
場所 | IDÉE TOKYO 併設 IDÉE Gallery(入場無料)
東京都千代田区丸の内1-9-1 JR東日本東京駅構内 グランスタ東京 B1F
営業時間 | 10:00~21:00
※在廊日は状況により変更または中止になる場合がございます。
※営業時間を変更することがあります。詳しくは店舗にお問い合わせください。
※改札外からのご利用の場合は、JR東日本東京駅を区間に含んだ乗車券類または入場券(140円)をお買い求めのうえ、ご入場ください。
※お客様および従業員の安全と健康を配慮し、感染拡大予防対策をとっております。
▼店舗情報
IDÉE TOKYO
JR東日本最大規模のエキナカ商業施設「グランスタ東京」のB1階に誕生したイデーの新しいコンセプトストア。
https://www.idee-online.com/shop/contents1/ideetokyo.aspx
▼IDÉE
「生活の探求」をテーマとし、オリジナルデザインの家具をはじめ、インテリア小物、グリーン、アート、音楽や飲食に至るまでを総合的に手掛け、人々がその人自身の価値観や個性に寄り添った“真に豊かで優雅な生活”を実現するのを後押しするインテリアブランド。空間を彩るアート作品を身近に感じてもらう「Life in Art」プロジェクトを展開しています。
URL: www.idee.co.jp
▼良品計画 企業情報サイト
https://ryohin-keikaku.jp