東洋ライス株式会社
東洋ライス株式会社(和歌山本社:和歌山県和歌山市、銀座本社:東京都中央区、代表取締役:雜賀慶二)は、11月24日に和歌山市内で記者発表会を開催し、玄米由来の食品素材『玄米エッセンス(仮称)』の開発に成功したことを発表しました。
■医療費削減へ。『玄米エッセンス(仮称)』開発の背景
東洋ライスでは、コメの生薬機能を残した 「金芽米」「金芽ロウカット玄米」を発明し、その普及によって日本の医療費削減を目指してきました。一方、現代人の食は多様化し、加速度的に小麦を使った食にシフトしています。
そこで、小麦を使用した食品でも玄米と同じ栄養価が摂取出来れば、我が国の医療費削減問題が解決に向かうのではないかと考えました。
■世界初!玄米の栄養とうま味の部分“だけ” を抽出する独自技術
『玄米エッセンス(仮称)』は、これまで当社が培ってきた「玄米の要部を残す・抽出する」技術を応用し、栄養とうま味の宝庫の部分を抽出して粉体にしたものです。
実験では、パンの原料となる小麦に約5%入れることで、栄養価の向上を実証しました。また、従来は栄養価アップによる弊害として、苦み、エグ味が生じるなど食味の低下がありましたが、玄米エッセンスは、素材の味はそのままキープ、または甘みなどを向上させることを可能としました。
■学校給食や海外輸出も!『玄米エッセンス(仮称)』を活用した多角展開
今後は東洋ライス独自展開のほか、以下のような多角展開を視野に入れています。
①外食企業
『玄米エッセンス(仮称)』を使用することで、高栄養を謳えます。例えばハンバーガーショップでは、バンズだけでなく、“つなぎ”としてハンバーグにも入れることで、“ヘルシーハンバーガー”が可能になります。
②学校給食
パンは勿論、パスタ、うどん、ラーメンなど麺食に入れることで簡単に栄養価をアップ。地元でとれたコメを原料にした『玄米エッセンス(仮称)』を使用すれば、地産地消給食も加速させることができます。
③食品メーカー
その産地のブランド米を『玄米エッセンス(仮称)』の原料にすることで、例えば、「コシヒカリパスタ」、「コシヒカリラーメン」など多彩な商品展開が可能になり、産地の活性化につながります。
④海外輸出
日本が世界に後れを取る「プラントベースフード※」領域においても、新たな価値を生み出します。例えば「代替肉」は、食味に重きを置いた商品開発が行われていますが、ここに 『玄米エッセンス(仮称)』を加えるだけで、生活習慣病予防にも期待が持てます。
※ プラントベースフード:主に植物由来の原材料で、肉などの畜産物や魚などの水産物に似せて作った商品
『玄米エッセンス(仮称)』の詳細はこちら
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