東京ニットファッション工業組合
東京ニットファッション工業組合はD2Cへの挑戦など「TOKYO KNIT」ブランディングを強化
TKFでは2021年度は「語りはじめたファクトリー TOKYO KNIT STORY」と題して、D2Cの強化、および情報発信力の強化に力点を置いた活動を行っております。
Press Release
“語りはじめたファクトリー TOKYO KNIT STORY”
東京ニットファッション工業組合はD2Cへの挑戦など「TOKYO KNIT」ブランディングを強化
東京ニットファッション工業組合(以下、TKF ※1)では、平成29年度より東京都特別支援「チャンスをつかもう2020プロジェクト」(※2)を得て、「TOKYO KNIT」ブランドを構築し、品質と技術を保証するブランド認証制度(※3)を導入するなど、ニット産地としての東京の付加価値向上に取り組んでまいりました。
TOKYO KNITの認証企業は今までOEM/ODMが中心で、消費者に直接発信することが少なく、どちらかというと裏方的で縁の下の力持ち的存在でした。コロナ禍を経験する今、自らのブランドを立ち上げD2Cへの挑戦を強化するなど、消費者へのダイレクトなアプローチを始めています。またYouTubeやInstagramなどSNSで工場の特徴などの情報発信もはじめています。
これらの認証企業各社の動きを受け、TKFでは2021年度は「語りはじめたファクトリー TOKYO KNIT STORY」と題して、D2Cの強化、および情報発信力の強化に力点を置いた活動を行っております。
「TOKYO KNIT」認証各社のD2Cブランド発信を強化
<TOKYO KNIT公式ブランドサイト内D2Cページ>
この度、TOKYO KNITブランディングの一環として、認証企業各社のD2Cブランド事業を発足し、その発信強化施策として、公式WEBサイト内(https://www.tokyoknit.jp/factory_brand/)にD2Cページを構築いたしました。
同時に、認証各社のD2Cブランドのそれぞれのターゲットに相応しいインフルエンサーを起用し、SNSを活用した発信も実施してまいります。
D2Cブランド事業にはTKF組合メンバーのなかから11社が参画し、4つのカテゴリー(レディース / メンズ / キッズ・ベビー / 雑貨・その他)から、ブランドを展開します。
参画企業やブランドは、今後、増えていく予定です。
◆「TOKYO KNIT」公式ブランドサイト内D2Cページ
URL:https://www.tokyoknit.jp/factory_brand/
参画企業:
伊東メリヤス工業株式会社
大石メリヤス株式会社
有限会社オフィスホドタ
中橋莫大小株式会社
株式会社ピーコンポ
樋口繊維工業株式会社
フジサキテキスタイル株式会社
増見哲株式会社
株式会社マルチョウ
丸和繊維工業株式会社
株式会社 和興
※五十音順
<概要>
これまで、TKF組合メンバーの多くは、百貨店などを主戦場とするアパレル企業からのOEM受注が主軸となっていましたが、新たな販路の開拓、新しい事業への積極的な挑戦として、D2C事業を立ち上げます。
グローバル進出も視野に、D2Cの専門企業のサポートを得て、ブランドサイトと連携した一般消費者向けのD2Cサイトを構築、各社の商品紹介、ECサイトへの送客を行います。
当サイトでは、参画企業が手掛けるブランドや商品紹介はもちろん、ブランドを立ち上げた経緯や、各社こだわりのポイントなどをご紹介しています。
「TOKYO KNIT」認証各社の紹介動画をYouTubeで配信開始
*企業・工場紹介編vol.1 川合染工場
<TOKYO KNIT YouTube Channel>
TOKYO KNITでは「語りはじめたファクトリー TOKYO KNIT STORY」と題し、参画企業の取り組みを取材編集した動画を、公式YouTubeチャンネル『TOKYO KNIT OFFICIAL』にて配信開始しました。
「企業・工場紹介編」、「オリジナルブランド紹介編」、「ゲスト編」という構成で、2022年2月末まで、全24話を発信予定です。第一弾として「企業・工場紹介編Vol.1株式会社川合染工場」を12月3日より公開しております。
取材編集などの制作および発信には、株式会社糸編(代表 宮浦晋哉)を起用。宮浦代表は「産地の学校」や「オールニットニッポン」など、日本の繊維産地の情報発信に積極的に携わってきた経験や知見を活かして、TOKYO KNIT認証企業の「語り」を上手く引き出してくれています。
◆公式YouTubeチャンネル『TOKYO KNIT OFFICIAL』
URL:https://www.youtube.com/channel/UCkVWslTXUqqk6Pui6yUA9vA
参画企業:
株式会社アシダニット
有限会社アートランド
伊東メリヤス工業株式会社
大石メリヤス株式会社
株式会社小倉メリヤス製造所
有限会社オフィスホドタ
株式会社川合染工場
キップス株式会社
有限会社紀南莫大小工場
佐藤莫大小株式会社
株式会社ズーム
株式会社大染
株式会社谷繊維
中橋莫大小株式会社
株式会社沼尻テキスタイル研究所
阪和株式会社
樋口繊維工業株式会社
フジサキテキスタイル株式会社
増見哲株式会社
株式会社マルチョウ
丸和繊維工業株式会社
株式会社 和興
※五十音順
◆語りはじめたファクトリー TOKYO KNIT STORY
*語りはじめたファクトリー TOKYO KNIT STORY Short version
*語りはじめたファクトリー TOKYO KNIT STORY Long version
これらのプレスリリースに関する素材は、下記よりダウンロード可能です。
https://we.tl/t-Gg6zkND7iG
◆TOKYO KNITについて
東京にしか創れないニットの未来を世界に発信する、それが私たちのミッションです。
TOKYO KNITは、東京の東部、墨田区本所界隈を中心に事業を展開しているニットファッション製造事業者が、次なる時代のファッション産業のあり方を目指す、新しいものづくりのプラットフォームです。
東京のニット産業の歴史は江戸時代に遡ります。鎖国状態にあった日本は、必要な物資の多くを国内生産に頼る必要があり、戦国時代の終焉とともに訪れた泰平のなかで、武士は刀を捨て、新たな仕事に従事することを迫られました。江戸東部に住んでいた武士は、手編みにより靴下や下着といったメリヤス製品を作るようになり、それが徐々に進化し、明治時代の殖産興業政策により、この地はニット産業発祥の地となったのです。
戦後、ファッション文化の中心となった東京には、多くのデザイナーがアトリエを構え、流通、小売業者も急増。さらに1970年代以降には、東京発のデザインが世界でも高く評価されるようになり、東京のニットメーカーはカジュアルからハイファッションまで、幅広いクリエーションに携わることになりました。東京のニット産業には、歴史と経験に基づく確かな技術力とともに、世界を刺激し続ける東京ファッション独自の創造力を支えるフレキシブルな思想が根付いているのです。(http://www.tokyoknit.jp/)
(※1)東京ニットファッション工業組合
ニット生地ならびに製品の製造業を営む中小企業の経営の改善発展、安定、合理化を図ることを目的とし、昭和24年に中小企業等協同組合法のもと、正式に法人格を持つ団体として発足。昭和61年に現在の名称である「東京ニットファッション工業組合」と改称、現在約200社の組合員を擁する組織。(http://www.tkf.or.jp/)
(※2)東京都特別支援「チャンスをつかもう2020プロジェクト」
各業界における中小企業団体等または中小企業グループが団結して取り組む、業界の活性化に向けた共同事業に対し、人的・財政的支援をすることで、業界等の発展を図っていく東京都の事業。平成29年度から、業界再生や活性化のモデルケースとなる先進・成功事例を創出するための特別支援を実施。
2021年度は、「東京都中小企業団体中央会 特別支援 新しい日常対応型業界活性化プロジェクト」として実施されています。
(※3)TOKYO KNITブランド認証制度
東京ニットファッション工業組合では、「技術のブランド化」をテーマに、組合員企業の中で、一定の認証基準を満たす企業を、有識者による認証審査委員会(水野誠一委員長)の審査により「『TOKYO KNIT』ブランドの認証企業」として認証しています。現在、認証されているのは28社。認証企業の一覧については、別添の「TOKYO KNITブランドブック」「認証企業一覧表」およびブランドサイト(www.tokyoknit.jp/)をご参照ください。
◆お問合せ先
取材等に関するご依頼・お問い合わせは、下記までお願い致します。
contact@tokyoknit.jp