株式会社水星
観客も“物語の一員”になるイマーシブシアター「泊まれる演劇」京都のホテルで2023年5月より上演。
ホテルに泊まりながら演劇を楽しむ”新感覚ナイトエンターテイメント” 泊まれる演劇は、HOTEL SHE, KYOTO(京都府・京都市)にて、『雨と花束』を上演します。期間は2023年5月19日(金)~7月30日(日)。チケットの一次抽選は本日1月9日(月)よりスタート。
公式サイト:https://tomareruengeki.art/ametohanataba/
「泊まれる演劇」とはHOTEL SHE, が企画・プロデュースする、実際のホテルに滞在しながら鑑賞・体験する没入型の演劇作品です。
NYのオフ・ブロードウェイで話題の「イマーシブ・シアター(没入型演劇)※1」という手法を取り入れることで、ホテルの中を自由に歩き回ったり、観客にも役割が与えられることで、客席とステージの境界を感じることなく、物語の世界に入り込んだような体験をお楽しみいただけます。
舞台は真夜中のホテル。ドレスアップして出かけよう。
実際のホテル全棟(3フロア・全1,000平方メートル )を舞台とし、ロビーから客室や廊下、屋上までをやさしい音と光が包み込みます。「物語体験」はチェックインと同時にスタートし、あらかじめ決められた開演・閉演時間は存在しません。
建物内を自由にさまよい歩き、登場人物と言葉を交えながら、気づけば物語の住人になったような体験をお楽しみ頂けます。
メッセージ / コンセプト
皆さんにはホテルという場所にどんな思い出がありますか?
幼い記憶の中にいる若かりし父と母の元気な姿、
遠くの国へ旅した時の異国特有の香りと湿度、
愛する人と永遠を誓い合ったあの部屋。
チェックインをして、夜を過ごして、また旅に出る。その繰り返しの中で、ホテルには人々の記憶が蓄積しているように感じます。
『雨と花束』の主人公はモーテルに長年勤めるとある男。皆さんがそうであるように、彼にとっても幾多の出会いと別れがこの地であったようです。
その記憶は霧雨のように朧げだけど、ふとした瞬間、走馬灯のように蘇る。
死期が近づいた彼は、記憶と再会するために、失われた「あの夜」を作り出します。そして彼のことを忘れてしまった大切な人たちと、もう一度その世界を旅します。
そう、あなたと共に。
『雨と花束』の世界では、言語的な表現ではなく、身体的・感覚的なアプローチによって物語が躍動します。
それはノンバーバル作品ということではありません。言語表現に加えて、出演キャストの約半数が演奏者・身体表現者であったり、鑑賞者の状態自体を変化させるなどの手法を用いることで、まるで4時間に及ぶ一つの幻想曲に入り込むような新しい音楽劇体験を作ります。
生と死、記憶と忘却の境い目が曖昧になる夜。
チェックアウトの後、梅雨の冷たかった雨音がほんの少し温かく感じられる、そんな一夜となりますように。
観賞後はカクテルや晩餐会を彩る料理とともに、一晩中、舞台の余韻に浸る。
観賞後はバーラウンジや客室でカクテルを飲みながら、それぞれが体験したシーンについて話をすることで、次第に物語の全貌が明らかになってきます。
カクテル以外にも、晩餐会のミートキッシュやティーフロートなどの晩餐会を彩るメニューも加え、翌朝は作品の世界観からインスパイアされた朝食を楽しむことができます。
翌朝のチェックアウトまで物語体験はつづく…。
ご宿泊いただく客室には全室レコードプレイヤー完備の他、物語の世界観に沿った特別な演出もご用意しています。いつものHOTEL SHE, KYOTOとは一味違った仕掛けにより、物語の舞台となるホテルにそのまま宿泊するような体験をチェックインからチェックアウトまでお楽しみいただけます。
開催概要
公演名:泊まれる演劇『雨と花束』
会期: 2023年5月19日(金)~7月30日(日) ※休演日あり
チェックイン:19:30~19:45(SUI VIP ROOMのみ19:00~19:10)
チェックアウト:翌朝12:00
場所: HOTEL SHE, KYOTO(京都府京都市南区東九条南烏丸町16)
全日程一次チケット抽選:1月9日(月)20:00 ~ 1月16日(月)23:59
一部屋 42,000円~(税込)(1名あたり21,000円~)
※二次チケット抽選、及び一般販売スケジュールは追って発表いたします。
※ご宿泊日によって料金が変わります。詳細は公式サイトを参照ください。
公式サイト:https://tomareruengeki.art/ametohanataba/
脚本・演出:藤井 颯太郎
主催・企画:泊まれる演劇