NPO法人ZESDA
ジャポニズムを文化で終わらせないためには何が必要か
特定非営利活動法人ZESDA(代表理事:桜庭大輔、所在地:東京都中央区、以下NPO法人ZESDA)は、2023年4月12日(水)に『グローカル・ビジネス・セミナーvol.22』を開催します。今回は、ジェトロパリ 農林水産・食品ディレクターであり、ZESDAの副代表理事を務める西尾 友宏(にしお ともひろ)氏に「パリの日本食最前線」というテーマでお話いただきます。
■スシ・ラーメンの次に来るものは?
古くは葛飾北斎の浮世絵に始まり、現代ではアニメ・漫画といったポップカルチャーまで、ジャポニズムが根付いている印象が強いフランス。欧州の中でも親日的な印象の強い国ですが、もちろん美食の国として、“食”に関しても関心が高いことが伺えます。特に首都であるパリでは寿司やラーメンと言った日本食が定着しつつあるようにも見受けられますが、果たしてその次として、現在フランス国民に愛されている日本食があるのでしょうか。
コロナ禍以降を含めて現代のライフスタイルや価値観の変化に伴い、欧州およびフランスの人々が求める日本食のトレンドにはどういった傾向があるのでしょうか。そして、そのような中で、グローカルビジネスとしての日本食にはどのような活路が見えてくるのでしょうか。
■グローカルビジネスとしての日本食の未来
今回のセミナーに登壇する西尾さんは、ジェトロパリ 農林水産・食品ディレクターとして、2021年より日本産食品の欧州への輸出拡大を担当し、多くの事例・現場に携わる中で、文化的な価値観とビジネスとのギャップが課題だと感じています。文化的な訴求だけでなく経済的な経営主体の必要性や、フランスで生活する人々のライフスタイルや価値観に沿った提案といったマーケティングの視点も必要であると考えています。
また、西尾さんはZESDAの副代表理事としてこれまでも食品をテーマにグローカルビジネスに尽力してきた経験から、農業大国でもあるフランスにいかに日本ならではの農産物・加工品を展開していくべきかということについて日々想いを巡らせています。
そこで今回は西尾さんに具体的な日本産食品の欧州展開事例をご紹介頂くとともに、グローカルビジネスとして成功させていくためにどういった考え方や枠組みが必要となってくるのか、その鍵を探ります。
・フランスにおける日本食産業のトレンド
・文化的側面とビジネスとのギャップ
・これから狙っていくべき日本食のプロモーションの仕掛け方
■イベント:【グローカル・ビジネス・セミナーvol.22】パリの日本食最前線
■登壇者(敬称略)
・西尾 友宏(にしお ともひろ):ジェトロパリ 農林水産・食品ディレクター、NPO法人ZESDA 副代表理事
・奥山 雅之(おくやま まさゆき):明治大学政治経済学部 教授
■開催日時:2023年4月12日(水)20:00~21:30
■開催形式:ZOOMを活用したオンライン開催
※お申し込み後、ZOOMリンクを送らせていただきます。
※お申し込みいただいた方には、セミナーの様子を録画した動画をお届けします。配信は約1週間後を予定しています。
■料金:無料
■参加申込:https://zesda.jp/glbs022/
※申し込みの際は、メールアドレスの誤入力にご注意ください。
■主催:NPO法人ZESDA・明治大学奥山雅之研究室
■共催:研究・イノベーション学会プロデュース研究分科会