株式会社Kanatta
株式会社Kanatta(代表取締役:井口恵)は、宇宙好きの女性コミュニティ「コスモ女子」を宇宙業界最大のコミュニティにし、宇宙業界で働きたい女性と宇宙関連企業をつなぐ架け橋になります。
当社は、4月1日を夢を発信する日にしようとするApril Dreamに賛同しています。
このプレスリリースは「株式会社Kanatta」の夢です。
■日本におけるジェンダー平等
2021年の流行語大賞のトップ10に選出され、にわかに注目されつつある「ジェンダー平等」。持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals: SDGs)の目標5としても掲げられていますが、日本においてはまだまだ多くの課題を抱えています。
世界経済フォーラムが毎年発表する「ジェンダー・ギャップ指数」の2022年のランキングにおいて、日本は116位(156カ国中)。 昨年度に比べて4位上昇したものの、依然として主要7カ国(G7)はもちろん、ASEAN諸国でも最下位の結果となりました。その内訳を見ると、特に経済・政治分野のスコアの低さが大きく影響していることがわかります。
また、同時に問題となっているのが理工系分野における女性割合の低さです。OECDが2021年に出した報告によると科学、技術、工業、数学(STEM)分野における女性の卒業生の割合は、OECD諸国平均の32%に対して、日本は17%と加盟国中で最低の割合です。
宇宙業界における女性比率も同様に低く、日本の宇宙開発利用を率いるJAXAの職員の女性比率は2022年時点で20%、2022年に開始した宇宙飛行士選抜試験の0次選抜合格者205名のうち女性はわずか17名(8.3%)と、ジェンダー平等の実現という観点で大きな課題を抱えています。
このようにジェンダー平等において遅れを取っている日本ですが、実は宇宙業界に憧れを抱く女性は少なくなく、今は非宇宙業界で働きながら、将来的に宇宙業界への進出を目指す女性は多数います。
■コスモ女子のこれまで
女性が輝ける「仕組み」と「コミュニティ」を提供することを理念に掲げる株式会社Kanattaが、「宇宙を身近に」をテーマとして2020年に発足した宇宙好きの女性コミュニティが「コスモ女子」です。コスモ女子では、宇宙業界で活躍する女性を輩出することを目指し、コミュニティ内で宇宙関連の様々なプロジェクトを推進。2023年4月現在では、約50名の宇宙好きの女性が全国各地より集まっています。
コスモ女子のプロジェクトの中でも、特に力を入れているのが、コスモ女子が宇宙業界で働く女性を取材するウェブメディアです。宇宙ベンチャーが多数誕生している昨今、民間企業で宇宙に携わるチャンスも増えています。そんな民間企業で活躍されている方や、宇宙関連企業を自ら創業された方にコスモ女子が直接インタビューすることで、将来宇宙業界で働きたい女性がより宇宙を身近に感じるきっかけを提供しています。
それ以外にも、定期的に宇宙業界で活躍されている方をお呼びしての勉強会の開催や、「好き」や「やってみたい」を共有する仲間と、やりたいことを自由に挑戦する部活動を推進しています。これまでにも、宇宙業界の企業等とコラボしてオリジナルグッズのデザイン、自宅から参加できるバーチャル宇宙旅行イベントの開催、オリジナルの宇宙食を考える宇宙食プロジェクトなど、女性ならではの自由な発想や感性を活かした様々なプロジェクトが進行中です。
また、コスモ女子から誕生した「コスモ女子アマチュア無線クラブ」は、2024年の人工衛星の打ち上げに向け挑戦中です。1Uのキューブサットにカメラを搭載した超小型人工衛星は、女性中心のアマチュア無線クラブの夢を載せているという想いから、神社で願い事をする際に奉納する絵馬にちなんで『Emma(えま)』と名付けられました。
以上のように、コスモ女子では宇宙好きの女性が集まって一緒に勉強するだけでなく、将来宇宙業界で働く際に役立つ経験を日々積んでいます。
■コスモ女子のビジョン
宇宙好きの女性コミュニティ「コスモ女子」を宇宙業界最大のコミュニティにすることで、宇宙業界で働きたい女性と宇宙関連企業をつなぐ架け橋になるとともに、より多くのコラボレーションを通じて実績をつくっていきます。
2022年に行ったアンケートでは、コスモ女子の8割が「宇宙業界で働きたい」と回答しており、2023年にはコスモ女子がきっかけで、非宇宙業界で働く女性が、宇宙関連企業への転職を果たしました。
宇宙業界で働くことに前向きな意見がある一方、実際にコラボレーションをしてきた企業の方からは、技術職以外の方の採用に課題を抱えているという声も聞いています。
コスモ女子は、職種や年代問わず多様な背景の方が活躍しており、わたしたちのテーマである”宇宙を身近な存在に”はまさに両者の繋がりを強める一役を担えると考えています。
モルガン・スタンレーによると、宇宙ビジネス全体の市場規模は、2017年の37兆円から2040年までに100兆円規模になると予測されおり、日本国内においても2030年代早期には、現在の約1.2兆円規模を倍にした、2.4兆円規模へ成長させることが、政府目標として掲げられています。
内閣府の発表によると、日本の宇宙関連事業の従業員数はピーク時の約7割弱と減少傾向であり、職種の傾向を見ても製造・研究開発に関わる割合が高く、技術系の方が活躍している場面が多い状況です。
今後宇宙ビジネスの市場規模が拡大していくことに伴い、技術系の方も含め、さまざまな職種が求められていくことが考えられます。だからこそ、コスモ女子の活動を通じ、宇宙業界で働きたい方と企業のつながるきっかけを提供し、宇宙業界最大のコミュニティとして、世界へも通用するコミュニティとすべく、取り組みを進めていきます。
■ビジョンの更に先へ
コスモ女子は、宇宙業界最大のコミュニティを実現していくことで、ジェンダー平等への実現に加え、多くの方の”できたらいいな”を”どのように実現していくか”という実際に形にすることができるコミュニティとしての役割を担っていきます。そして、コミュニティを創り上げていくことで、今後の学生や次世代の子どもたちがより経験を通して学ぶ機会や、将来を描くことができるきっかけとしても一翼を担えるよう、日々挑戦しながら歩んでいきます。
まずは、「コスモ女子」や「コスモ女子アマチュア無線クラブ」の活動のサポートを継続し、コスモ女子を通じた宇宙業界への転職を実現する方を増やし、宇宙に関わるより多くの方との出会いとつながりを大切にしながら、「宇宙業界最大のコミュニティ」の実現へ向け、活動を続けてまいります。
●コスモ女子について
「宇宙を身近な存在に」をテーマに発足した女性コミュニティ。
宇宙に関する専門的な勉強会から、宇宙がちょっぴり気になる初心者でも楽しめるイベントなどを定期的に開催しております。
宇宙に興味のある女性のキャリア形成、ビジョン実現を応援し、たくさんの女性が宇宙業界で活躍できる場を増やすことを目指しています。
コスモ女子から発足した、コスモ女子アマチュア無線クラブが人工衛星を2024年に打ち上げ予定です。
◆ご相談・ご質問などはこちらから
コスモ女子公式LINE
https://line.me/R/ti/p/%40943ymvyq
◆コスモ女子公式SNS
Instagram
https://www.instagram.com/cosmos_girl_official/
Twitter
https://twitter.com/cosmosgirl_O
Facebook
https://www.facebook.com/cosmosgirlofficial/
●株式会社Kanattaについて
Kanatta(読み:カナッタ)はジェンダー平等の実現に貢献することをMissionに、2016年に創業しました。「ドローンジョプラス」「コスモ女子」などの女性コミュニティを運営する『コミュニティ運営事業』を展開し、自らがやりたいことを自由に表現し、仕事をする女性を応援しています。
「ドローンジョプラス」は、ドローンの魅力を発信する女性限定のコミュニティです。現在、ドローンジョプラスとして活躍する女性のドローンパイロットは約80名。全国各地でドローンの操縦体験会を実施し、今までの参加者は延べ10,000人を超えました。「ヒルナンデス」「ガイアの夜明け」「スッキリ」「FNN Live News イット!」など多数のメディアにも出演しています。
「コスモ女子」は、「宇宙を身近に」をテーマとした女性コミュニティです。バーチャル宇宙旅行など数々の部活動を発足、推進中。活動は、NHKワールド「TOKYO EYE 2020」にて特集され、約160の国と地域で放送されました。
「宇宙サービス事業部」は、おひとりおひとりのご希望に合わせて、快適な宇宙旅行を実現するためのプランニング、出発までの手続きや疑問解消などへのサポートのご提案、人工衛星打上げや宇宙葬・宇宙想などのサービスをご提供しています。
【株式会社Kanatta会社概要】
ミッション:私たちは、SDGs の「目標 5 ジェンダーの平等を達成し、すべての女性と女児のエンパワーメントを図る」の実現に貢献します。
会社名: 株式会社Kanatta
所在地: 東京都目黒区中目黒3丁目6-2 中目黒FSビル5階
設立: 2016年6月
代表取締役:井口恵
事業内容: コミュニティ運営事業、宇宙サービス事業、人材事業
ドローン交流コミュニティ「ドローンジョプラス」(https://drone-girls.com/drone-jo/)の運営
宇宙に携わる女性コミュニティ「コスモ女子」(https://cosmos-girl.com/)の運営
宇宙サービス事業(https://kanatta.co.jp/service-spacetravel/)の運営
「April Dream」は、4月1日に企業がやがて叶えたい夢を発信する、PR TIMESによるプロジェクトです。私たちはこの夢の実現を本気で目指しています。