奈良市役所
入江泰吉記念奈良市写真美術館×月ヶ瀬ワーケーションルームONOONO 初のコラボ企画 4人の写真家が奈良・月ヶ瀬を4つのテーマで撮影
アナログ写真を楽しむ仲間で活動しているグループ『R163lab.』の奈良・月ヶ瀬をテーマとした写真展を開催します。前期(4月8日~16日)は入江泰吉記念奈良市写真美術館、後期(4月17日~23日)は月ヶ瀬ワーケーションルームONOONOで、それぞれ展示を行います。入江泰吉作品とのコラボ展示、プリントワークショップ、小中学生に向けたメタバース体験も。
本企画は、R163lab.のメンバー東 博章氏は池本喜巳氏と、月ヶ瀬在住の倉家eto 修司氏は奈良市写真美術館及びONOONOと繋がりがあったことから、2023年4月8日(土)から始まる池本氏の「記憶のとびら」展の開催時期に合わせて、入江泰吉記念奈良市写真美術館でR163lab.メンバーの写真展開催の可能性を探っていたところ、奈良市写真美術館側から、月ヶ瀬がテーマであるなら〈入江泰吉記念奈良市写真美術館×月ヶ瀬ワーケーションルームONOONOコラボ企画〉として、ONOONOでも同写真展を開催してはどうか と提案があり、初の本格的コラボ企画として開催するに至ったものです。
前期後期と開催場所を変えて奈良市内の2箇所で展示いたします。
前期では、4人がそれぞれの視点で月ヶ瀬を撮影。表現内容に応じて、大判カメラや様々なフォーマットのモノクロフィルムで撮影し、暗室で焼き付け作業を行ったゼラチンシルバープリント約35点をチームリーダー東氏が自ら作成した写真展オリジナル額を用いて展示いたします。
後期の月ヶ瀬ワーケーションルームONOONOでは、入江泰吉の「花」をテーマにした作品とのコラボ展示も行います。新緑が美しい月ヶ瀬の自然を感じながら、コラボ展示ならではの体験をお楽しみください。
後期会場:月ヶ瀬ワーケーションルームONOONO入江泰吉作品展示イメージ
また後期最終日の23日(日)には大判カメラを使用した撮影と展示作品と同じ印画紙を使った現像体験会も開催いたします。
そして、入江泰吉奈良市写真美術館の展示室をデジタル(3D)化し「いつでも」「どこでも」「誰でも楽しめる」出張美術館を開催。主任学芸員のギャラリーツアーもご覧になれます。
R163Lab.メンバー/展示テーマ
東 博章 『名勝 月ヶ瀬梅渓』
窪田 典子 『あの日の月ヶ瀬』
倉家 eto 修司 『初春を迎える』
齋藤 広幸 『TSUKIGASE-BUS』
展示概要
Message
入江泰吉記念奈良市写真美術館 館長のことば
私たちの日常には、数え切れないほどの動画・写真があふれ、選びきれないほどのエンターテイメントが存在しています。インターネットやデジタル機器の普及は、多くの人々がSNSなどを通じて簡単につながる世界を実現しました。
新聞や本、そして美術館鑑賞などのアナログなメディアへの支持も依然としてありますが、最新のエンターテイメントを前にして、影に身を潜めるようになったことは確かです。
そこで、私たちはデジタルメディアを活用し、美術館の価値をより多くの人々に伝えることが重要だと考えました。今回のデジタル出張展示やAI・メタバースを使った新たな鑑賞学習により、「いつでも」「どこでも」「誰でも楽しめる」学習の機会を提供することができればと思います。美術館を訪れることが難しい方々や、美術館に興味があれど、なかなか足を運べない皆さんにも、美術館を身近に感じてもらえるよう、今後も取り組んでいきます。
そして、R163lab.の素晴らしい『写真』を体験していただければと思います。
大西 洋
関連リンク
▼入江泰吉記念奈良市写真美術館
http://naracmp.jp/
▼月ヶ瀬ワーケーションルームONOONO
https://onoono-nara.jp/
本件に関する報道関係者向け問い合わせ先
月ヶ瀬ワーケーションルームONOONO(おのおの)
Tel:0743-99-2179
入江泰吉記念奈良市写真美術館
Tel:0742-22-9811