星野リゾート
世界自然遺産に登録された西表島(いりおもてじま)で、日本初の「エコツーリズムリゾート」を目指す「星野リゾート 西表島ホテル」では、2023年10月15日~11月30日の間、秋の恵みに喜ぶちょっと不思議な生き物を観察する「ヤエヤマオオコウモリもぐもぐウォッチングツアー」を開催します。普段からフィールド調査を行うガイドの案内で、ホテル周辺のスポットを散歩しながら希少なヤエヤマオオコウモリを観察。子育てが終わった実りの秋だからこそ、果物をもぐもぐ食べるヤエヤマオオコウモリの可愛い姿を見ることができます。
背景
西表島には、オオコウモリの生息に必要な条件である森林環境が多く残されています(*1)。そのため、日本の他の地域では絶滅危惧種に指定されている希少なオオコウモリが、絶滅危惧種に指定されることなく多く生息しています(*2)。西表島に生息しているのは、クビワオオコウモリの亜種であり、八重山諸島及び宮古列島のみに生息するヤエヤマオオコウモリです。ヤエヤマオオコウモリが子育てをしている間は、彼らが安心して過ごせるように、そっと見守ります。果実がたくさん実る頃には、ヤエヤマオオコウモリは子育ても終わり、食欲の秋を過ごします。彼らの生活を邪魔することなく、もぐもぐする可愛い姿を観察してもらいたいと思い、秋に本アクティビティの開発にいたりました。
*1 中本敦「琉球諸島におけるクビワオオコウモリの分布の変遷」参照
*2環境省レッドリスト2020参照
「ヤエヤマオオコウモリもぐもぐウォッチングツアー」の特徴
1 「もぐもぐタイム」を観察
夕方、ヤエヤマオオコウモリを実際に観察しに出かけます。コウモリといえば、超音波を出して虫を捕まえるイメージが強いですが、ヤエヤマオオコウモリが食べているのは果物や花の蜜、花粉などです。果物がたわわに実る秋は、ヤエヤマオオコウモリにとっても食欲の秋。食事に夢中になっているため、可愛い「もぐもぐタイム」を双眼鏡でじっくり観察することができます。
2 西表島のコウモリを熟知したガイドによる説明
コウモリ愛に溢れたガイドが、ヤエヤマオオコウモリの可愛さやユニークさを熱く語ります。ガイドを行うのは、普段からフィールド調査を実施しているため、ホテル敷地内にあるジャングルや周辺のフィールドを熟知しているホテルスタッフです。観察に最適なスポットを散歩しながら案内します。気味悪がられることも多いコウモリですが、ヤエヤマオオコウモリは、くりっとした目に、もふもふの体で、とても愛嬌のある動物です。コウモリが大好きなガイドの説明を聞くことで、ヤエヤマオオコウモリの魅力にはまっていきます。
【参考】ヤエヤマオオコウモリにとっての秋
ヤエヤマオオコウモリは、年1頭だけ生まれる子どもを、母親がお腹に抱いて愛情たっぷり子育てします。子育て中は警戒心が強く、ストレスが溜まると子育てをやめてしまうこともあるほど繊細です。優しく見守ってもらえれば、秋には子どもが成長し、ほっと一息できる季節が訪れます。そんな秋だからこそ、ヤエヤマオオコウモリの生活を邪魔することなく、ゆっくりと観察することができます。
「ヤエヤマオオコウモリもぐもぐウォッチングツアー」概要
期間 :2023年10月15日~11月30日
料金 :3,300円(税・サービス料込)
対象 :5歳以上(12歳以下のお子様は保護者同伴)
レンタル品:双眼鏡、長靴
予約 :西表島ホテル公式サイトにて前日18時までに予約
場所 :ホテル内ジャングル及びその周辺フィールド
時間 :16:00~18:00
定員 :8名
備考 :天候によって中止または内容が変更になる可能性があります。
星野リゾート 西表島ホテル
西表島ホテルは日本初のエコツーリズムリゾートを目指し、マイボトルの貸し出しやロードキル防止活動など環境に配慮しながら、世界遺産に選ばれた島の魅力と価値を感じるネイチャーツアーを、一年を通して提案します。
所在地 :〒907-1541 沖縄県八重山郡竹富町上原2-2
電話 :050-3134-8094(星野リゾート予約センター)
客室数 :139室・チェックイン:15:00/チェックアウト:11:00
料金 :2泊 28,000円~(2名1室利用時1名あたり、税・サービス料込、朝食付)
アクセス:石垣港離島ターミナルより西表島上原港行きフェリーにて約45分、上原港から車で10分
URL :https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/iriomote/