株式会社パルコ
株式会社パルコ(本部:東京都渋谷区)は、2023年AWシーズン広告を公開しました。
クリエイティブディレクターには、2023SS Diorキャンペーンムービー『a baroque dream』やHarry Styles 『As It Was』のMVを手掛けた気鋭映像監督 Tanu Muino(タヌ・ムイノ)をSSシーズンに引き続き起用しています。
2023年シーズン広告で描かれるのは、『トンボとアリ』*(*『アリとキリギリス』のウクライナ版)をモチーフに、春夏秋冬4つの季節を通して紡ぐ物語です。 1月に公開されたSSシーズン広告では美しい自然とモダンな建造物の中で季節を謳歌するキャラクターたちの姿が、今回公開されたAWシーズン広告では、ひとりぼっちになったトンボがアリと出会い、互いに持っていなかったものを与え合い、新しい世界に飛び出す姿が描かれており、SS・AWを通して約5分間の一つの物語が完結しました。
さらに広告内の衣裳では、VELDON SALIM(ヴェルドン サリム)やIBRAHIMA GUEYE(イブラヒマ ゲイエ)など、世界的に注目を集めるアップカミングなブランドを使用。パリ、ロンドンからウクライナ、ジャカルタ、セネガルまで様々なルーツを持つファッションが物語を鮮やかに彩ります。
また2023年のトレンドファッションであるシアー素材を用いたセンシュアリティスタイルや、トレンドカラーのチョコレートブラウン、レッドなどを取り入れ、ファッションの楽しさを表現しました。
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Tanu Muino (タヌ・ムイノ)
世界で注目を集める気鋭映像監督。1989年生まれ、ウクライナ出身。
GUCCI、Diorなどラグジュアリーブランドのムービーを制作するほか、
Harry Styles『As It Was』 ※ビルボードチャート首位、MTV ビデオミュージック・アワーズ最優秀ポップ・ビデオ賞
Lil Nas X『MONTERO』 ※グラミー賞最優秀ミュージック・ビデオ賞ノミネート などのMVを手掛ける。
1990年代の映像作品やダンスなどのカルチャーにインスパイアされたユーモアのあるハイパー
リアルな世界観を自身の作品に落とし込んでいる。日本企業での起用は本広告が初。
【PARCO 2023 シーズン サイト】
PARCO 2023 シーズン サイト
https://parco.jp/style/
【CONCEPT】
NEW DEPARTURE
季節の美しさを謳歌するトンボ。
生きるために働きつづけるアリ。
二人は出会い、新しい世界に旅立ちます。
四季を通して紡がれるのは、
窮屈さを乗りこえ、新しい道をさがす物語。
わかり合い、与え合うことで見つかる、美しい世界。
そこで出会う刺激とインスピレーションが、
人生にみずみずしく彩りをそえる。
いま、新しい出発を祝福しよう。
【Theme】
2023年シーズン広告のテーマは「NEW DEPARTURE」。
『トンボとアリ*』の寓話をモチーフに、ファッショナブルなハッピーエンディングストーリーをクリエイティブディレクター・Tanu Muino特有の世界観で表現しました。(*『アリとキリギリス』のウクライナ版)
1月に公開されたSSシーズン広告ではプロローグとして美しい自然とモダンな建造物の中で季節を謳歌するキャラクターたちの姿が描かれました。そして今回公開されたAWシーズン広告では、ひとりぼっちになったトンボがアリと出会い、互いに持っていなかったものを与え合い、新しい世界に飛び出す姿が描かれており、今回のAW広告公開により、SS・AWを通して約5分間の一つの物語が完結しました。
抑圧された世界から抜け出し、新たな生活・人生に向けて旅立つことで得られる、ファッションやエンタテインメント、様々な価値観を持った人々との出会い、文化的で彩りのあるライフスタイルを楽しむことをパルコは応援しています。
▼2023年シーズンSSAW広告 ポスター一覧
【 2023SSAW広告:ムービー】
PARCO 2023SSAW 「NEW DEPARTURE」 Full (338s)
AW Full(196s)、AUTUMN・WINTER SHORT(15秒)は特設サイトでご覧いただけます。
https://parco.jp/style/
【クリエイティブディレクター Tanu Muino メッセージ】
―いちばん気に入っているシーンはありますか?
シーズンごとにどれも雰囲気が違っているので、コスチュームが好きなシーンもあるし、ロケーションが気に入っているシーンもあります。例えば、春はさまざまなコスチュームをまとった妖精のダンサーが素敵だったし、夏は夏らしい明るいバイブスを感じました。秋はダンスの振り付けが素晴らしかったし、冬のロケーションは、フォトショップでつくったような景色なのに、実際に存在する場所だからすごい。
キャストもとても素晴らしくて、アリ役のグラッドストンは働いているシーンでもどこかファッショナブルなムードがあり、トンボ役のヴァレリアは喋らなくても目で語りかけてくる演技に力強さを感じました。特にストーリーのターニングポイントとなるシーンでは、悲しげだけどどこか喜劇のようなエッセンスも感じられる、素晴らしい演技を見せてくれました。
すべての要素が合わさることで、とても魅力のある作品になったと思います。
【クリエイタープロフィール】
Tanu Muino(CREATIVE DIRECTOR)
1989年ウクライナ・オデーサ生まれの映像監督、フォトグラファー。
ウクライナの最高のパフォーマンスを祝うプロジェクト「YUNA」音楽賞で、2016年から2018年まで3年連続でBest Video Clipを受賞。2018年にはウクライナの音楽番組「M1 TV」が主宰する「M1 Music Award」で、監督したMONATIK のMV『LOVE IT ритм(ラブ イット リズム)』でMusic Video Maker of the Yearを勝ち取る。2022年には、Harry Stylesの『As It Was』のMVを手がけるほか、Lil Nas Xの『MONTERO (Call Me By Your Name)』でグラミー賞の最優秀ミュージック・ビデオ賞にノミネートされる。また、GUCCIほかファッションブランドのムービーを手がけるなど、幅広い分野で活躍中。1990年代の映像作品やダンスなどのカルチャーにインスパイアされたユーモアのあるハイパーリアルな世界観を自身の作品に落とし込んでいる。
Nikita Kuzmenko(CINEMATOGRAPHER)
1989年ウクライナ・キーウ生まれ。シネマトグラファー。
LAのGlobal Cinematography Instituteでシネマトグラフィーを学んだのち、ワルシャワでドキュメンタリー監督学、キーウで映画撮影を学び学士号を取得。2022年には、Harry Stylesの『As It Was』のMVでMTV Video Music AwardsのBest Cinematographyを受賞。ミュージックビデオのみならず、スポーツブランドの映像撮影やドラマ・映画の撮影など幅広く手がける。
Dmytro Monatik(MUSICIAN)
ウクライナ出身のアーティスト、クリエイター。
ウクライナ国内のみならず、CISやバルト諸国の権威ある音楽賞を受賞するほか、新世代ミュージカルのプロデューサー、ウクライナの子ども向け音楽タレントショーのコーチを務めるなど幅広く活躍中。2019年に開催され、6万人以上を動員したスタジアムショー「MONATIK “LOVE IT ритм(ラブ イット リズム)”」は、ウクライナの音楽業界において過去10年間で最も影響力のあるイベントとされている。2022年には現代社会を意識したEP『ART Oborona』を発表。ウクライナ軍などへ向けた人道支援物資の収集や、ウクライナ人のために世界各地で大規模なチャリティーコンサートを行うなど、教育活動やボランティア活動を積極的に行なっている。
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*その他のスタッフクレジットは【PARCO 2023 シーズン サイト】 「STAFF」をご覧ください。
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