一般社団法人市原市ジュニアゴルフ協会
初日2打差の4位タイから逆転。アメリカ強豪選手を相手に、最終6打差をつける3日間通算-12で完全勝利。
市原市ジュニアゴルフ協会が強化選手としてサポートしている南 愛美(みなみ えみ)選手(7歳・小2)が、8月3日~5日(米時刻)、米ノースカロライナ州パインハーストにて開催されたU.S.KIDS WORLD CHAMPIONSHIPに出場し、7歳女子の部(ミッドランドカントリークラブ 総距離1360yard)で優勝、世界一の栄冠に輝きました。
初日は3バーディーとるものの1ボギーとし、首位と2打差の4位タイ。2日目はスタートから1H・2Hバーディー、3Hイーグルとスタートから3ホールで4打伸ばし、計1イーグル・5バーディー・1ボギーの-6というビックスコアで単独首位に浮上。3日目も守りに入ることなく4バーディー・ノーボギーとし、さらに相手を突き放し、通算-12としました。
同大会は、全米オープンの会場ともなるノースカロライナ州パインハーストにて、年に一度開催される世界最大のジュニアゴルフメジャー大会です。年間を通してアメリカ全土で行われている予選大会をはじめ、国際大会での上位成績者がインビテーションを受ける形で出場権を付与され、約50ヵ国から1000人を超えるトップジュニアたちが一同に集結します。
低学年カテゴリーは、9ホールマッチによる3日間競技。通常の18ホールマッチとはまた違った、一つのミスも許されない凄まじい緊張感の中で、どれだけベストを発揮できるかの戦いとなります。
近年、日本では予選大会の開催がなく、コロナ以降、アジア圏では世界選手権につながる大会がありませんでした。そのため、南選手は、今年5月にも渡米。3週間に渡り、カリフォルニア州サンフランシスコにて開催されたスプリングローカルツアーに出場、ツアー優勝を果たしインビテーションを受けることとなりました。
南選手には、今回の世界選手権にどうしても出場したい理由がありました。それは、昨年7月に6歳で初めて出場した世界大会、IMG世界ジュニアゴルフ選手権において、目標にしていた優勝を逃したことから始まります。国内では圧倒的な強さをみせて6歳日本代表になったものの、初めての世界大会で世界の高い壁に阻まれます。3日間で+2という好スコアで奮闘するも4位。トップ3がアメリカ勢、1位の選手とは6打差と大きく離され、世界とのレベルの差を突き付けられました。
IMG世界ジュニアゴルフ選手権は、二学年ごとのカテゴリーのため、今年は年上との対戦となります。そのような中で知ったもう一つのメジャー大会。U.S.KIDS世界選手権は、一学年ごとにカテゴリーが分けられるということで、昨年の雪辱を果すべく、今年はU.S.KIDS世界選手権での優勝に目標を定めて動き始めました。
さらなるゴルフ上達のための環境を求め、今年1月に千葉県市原市に移住。
市原市はゴルフ場の数日本一(33コース)を誇り、市や地元企業、多くのゴルフ場がバックアップし当協会を通じてジュニアをサポートしています。南選手は当協会の強化選手として、世界へのチャレンジをはじめ、約8か月間の猛特訓の末、「ゴルフの街、いちはらから世界へ」というスローガンを体現して見せました。
最終日、最終組2位で追いかけてきたのは、昨年、南選手が4位だった大会で優勝した選手。前回は、6打離されての負け。世界との大きなレベルの差を痛感させられましたが、今回は逆に27ホールで6差をつける完全勝利。見事、雪辱を果たしました。
南選手は、表彰式で「I'm Emi!I from Japan.i'm so happy!」と英語で今の気持ちをスピーチをしました。次への意気込みが英語で出てこず、全体への宣言はできなかったそうですが、「来年はIMG世界ジュニアゴルフも、U.S.KIDS世界選手権も両方優勝する!」と意気込みを語っていました。
今回の優勝によって、18歳までの永久シード権を獲得したので、毎年の世界にチャレンジしていきます。
当協会は、これからも全力で南選手をサポートしていきます。
皆さまも、応援の程よろしくお願いたします。
■南 愛美 インスタグラム
https://instagram.com/ivy99_golf?igshid=NGExMmI2YTkyZg==
■U.S.KIDS インスタグラム
https://instagram.com/u.s.kidsgolf?igshid=MzRlODBiNWFlZA==
■大会Webサイト
https://tournaments.uskidsgolf.com/tournaments/world/find-tournament/509581/world-championship-2023