株式会社MIX UP
6人のアーティストが5台の放置自転車をキャンバスにアートを制作、市民の皆さまが利用可能なレンタサイクルとして提供するレンタサイクル「&アート」をご提案
アートを活用した地方創生、関係人口創出に取り組む株式会社MIX UP(本社:香川県高松市、代表取締役 香川智彦)が2023年8月9日(水)より17日(木)まで開催した「Setouchi Art Jack 2023(以下、SAJ2023)」(令和5年度観光庁「インバウンドの地方誘客や消費拡大に向けた観光コンテンツ造成支援事業」採択)では、メインテーマ「結 -YOU-」を体現する一つのコンテンツとして、期間中に県内外のアーティスト6人が高松市で運用されるレンタサイクルのデザインを行いました。
高松市のレンタサイクルは放置自転車を回収・リサイクルし、レンタサイクルとして運用しています。今回の取組は放置自転車5台をキャンバスにアーティストたちがそれぞれの感性で「作品」を制作、SAJ2023のレガシーとしてレンタサイクルの運用に供されるものとなります。
こちらの5台のレンタサイクルを2023年10月11日(水)より利用開始いたします。
◤県内外のアーティストたちがご提案する5台のレンタサイクル「&アート」◢
これまで市民や来訪者の皆さまの「足」として親しまれてきた高松市のレンタサイクル。放置自転車を回収・リサイクルし作られています。
そんな高松市のレンタルサイクルがこれまでに無い「アート作品」になり、街中を走っていたら……?
今まで見慣れた風景がちょっと色鮮やかで、不思議で、新しいものに見えてくるかもしれません。
私たちは「レンタサイクル」という市民の皆さまにすでに親しまれているものをキャンバスに、「&アート」な発想で生活を彩る新たな楽しさ・色鮮やかさをご提案してみることにいたしました。
高松市から提供いただいた5台の放置自転車を6人のアーティストが色鮮やかな「アート作品」へと昇華。高松市によって各種整備を行った後、2023年10月11日(水)よりレンタルが開始されることになりました。
5台のアーティストモデルレンタサイクルは市内7か所のレンタサイクルポートでレンタル可能。けれど、すでにたくさんのレンタサイクルが提供されており、たった5台の自転車がどこのポートで出会えるかは運次第。
ぜひ宝くじのような気持ちでワクワクしながら探してみてくださいね。
※各ポートから以下の車体番号で探すことも可能です。
▼”Gocci & Aska”モデル
高松市出身の写真家・アーティストでありSetouchi Art Jack代表でもあるGocci(香川智彦)と、SAJ2023のメインデザイナーとして様々なビジュアルイメージを担当したAskaによる共同制作モデル。
二人の作風や色彩感覚をミックスし様々な技法を駆使した結果、ポップでサイケなデザインに仕上がりました。
車体番号 E4667
Gocci; https://brave-eggs.com/
https://www.instagram.com/gocci_photo/
Aska; https://instagram.com/askaartdesign/
▼”Sayuri”モデル
昨年開催されたSAJ2022で鮮烈なライブペイントパフォーマンスを見せてくれたSayuriが今年はレンタサイクルにペイントを。激しさの中に色鮮やかさが目に飛び込んできます。会期中には制作中のSayuriの周りにはいつも人だかりが。最もたくさんの方から「欲しい!」と言われたのもこのモデル。
車体番号 E4655
Sayuri; https://www.instagram.com/shibuki_sayuri/
▼“東樹生”モデル
こちらも昨年開催されたSAJ2022で強烈なライブペイントパフォーマンスを展開した東樹生(あずまじゅせい)による作品。彼の特徴はパンチと頭突き(?!)で制作されるエネルギッシュな作風。もちろんこちらの自転車にもパンチの跡がくっきりと……。利用される方は普段よりちょっぴりエネルギッシュな気持ちになれるかもしれません。
車体番号 E3864
東樹生; https://www.instagram.com/juseiazuma/
▼“ホクトマン”モデル
ルーツをたどれば香川県に深いご縁がありながら、この度初の来讃となったホクトマン。彼の優しい人柄が出汁のようににじみ出るうどん柄が全体に散りばめられた「ザ・うどん県」モデル登場。
車体番号 E3966
ホクトマン; https://www.instagram.com/hokutoman/
▼”mackoto”モデル
元の車体色を活かしオレンジの鮮やかなスプレーペイントでテーマ「結 -YOU-」を表現してくれたmackoto。最近様々なアート展で入賞している新進気鋭の作家が神戸より来讃。
車体番号 E3173
mackoto; https://www.instagram.com/mackoto_art/
◤各車体番号について◢
左から順に、Gocci & Aska、SAYURI、東樹生、ホクトマン、mackoto
QRコードからも検索可能となっています。
◤利用方法◢
高松市内7か所のレンタサイクルポートにて通常のレンタサイクルと同様にレンタル可能です。詳しい利用方法はレンタサイクルのホームページよりご確認ください。
https://www.hellocycling.jp/station/kagawa/
◤Setouchi Art Jackが目指す「&アート」な世界とは?◢
アートは生活必需品でも、何かのために役立てようと作られるものでもなく、多くの人たちにとってはなくとも生きていくのに困ることはありません。ですが、アートを味わうことは立ち止まって何か意味を考えさせ、日常や人生にちょっとした刺激を与えるスパイスのようなもの、「あって良かったね」と思えるときもあるのではないでしょうか。
またアートとは決して芸術家や作家と呼ばれる限られた人たち、職業人・プロだけが作るものではありません。さまざまなツールが生まれ普及する現代では、特にプロとアマチュアの境界はあいまいになっています。私たちは来場者が参加し「体験(つくる、ふれる、ぬる、わらいあう、つながる、など)」によって気づく、思い出す場を作り上げます。しかし何を気づくか、思い出すか、はたまた何もおきないかは参加者次第です……。
◤「関係人口創出とは?」私たちの答え「交流から関係へ、関係から協創へ」◢
SAJ実行委員会は、地域の人たち(地域在住で事業を営む者、もとは地縁はなかったが移り住んだ者など)と、地域外に住む人たち(地域の出身や親戚などの縁がある者、仕事などが縁で定期的に通うようになった関係人口など)、と多様なメンバーで構成されています。そのため地域の魅力を内側と外側から見つめ、ともに発掘し、発信していくことが可能です(4者協創モデル)。
私たちは、定期的にその地域を訪れる動機の最たるものは人と人との繋がり「絆」であると考えています。地域外から訪れた人たちと地域の人たちが仲良くなって思い出ができ、訪れた人は「また会いに行く」、迎えた人も「あなたの住んでいる地域に遊びに行く」といったコミュニケーションが生まれる場づくりを目指します。