アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)
~江戸木版画14・17日、判子染め15・16日の各2日間限定開催~
アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)では、「伝統にふれる、東京に感動する。」「Approaching Tokyo Tradition」をテーマに、伝統文化・芸能に馴染みのない方々、外国人、そして子供たちに向け、本格的な伝統文化・芸能を気軽に楽しめる多彩なプログラムを実施しております。6月14日(木)~6月17日(日)の4日間は、東京の街を一望できる東京都庁第一本庁舎南展望室にて、新プログラムとなる江戸木版画と江戸更紗(えどさらさ)の原点 判子染め体験を開催いたします。
写真 東京都提供
■実施概要
事業名 外国人向け伝統文化体験プログラム
伝統工芸体験 (江戸木版画、江戸更紗の原点 判子染め)
開催日 2018年(平成30年)6月14日(木)~17日(日) 江戸木版画:14日(木)、17日(日)
判子染め : 15日(金)、16日(土)
開催時間 江戸木版画:11:00~ 1回30分 各日8回実施
判子染め:10:30~ 1回30分 各日10回実施
会場 東京都庁第一本庁舎45階南展望室東側(東京都新宿区西新宿2丁目8−1)
実施内容 東京の景色が一望できる都庁展望室で、江戸時代から継承されてきた江戸木版画と江戸更紗(えどさ らさ)の原点である判子染めを体験していただきます。江戸木版画の体験ではオリジナルのしおりを 作ります。江戸更紗の原点である判子染めの体験ではオリジナルコースター作りに挑戦していただき ます。 また、プログラム終了後はお土産としてご自身の作品をお持ち帰りいただけます。
参加方法 当日参加
料金 無料
※全ての内容は、都合により変更になる可能性がございます。
■浮世絵師“葛飾北斎” “歌川広重”のルーツに触れる「江戸木版画」体験
日本の印刷技術のルーツとも言われている「江戸木版画」は、葛飾北斎、歌川広重、喜多川歌麿、東洲斎写楽といった江戸の天才浮世絵師達によって発展しました。その魅力は多色摺りによって表現される色鮮やかさにあり、モネやゴッホといった芸術家にも影響を与えるほどでした。その技術・技法は江戸時代後期に確立し、「江戸木版画」として今日に至るまで職人の手によって継承され続けています。
<当日の体験内容:しおり作り>
ブラシやバレンなど木版画で用いられる道具を使い、
3色摺りの版画に挑戦します。出来上がった版画に
リボンを通してしおりを作ります。
《手順概略》
・絵柄を選び、版木に絵具と糊を乗せる
・紙を置き、上からバレンで摺る
・色を摺り重ねていく
・リボンを通して、完成
■日本の“おしゃれ”の歴史に触れる「江戸更紗の原点 判子染め」体験
江戸時代中期に定められた贅沢を禁止して倹約を推奨・強制するための法令により,身に付ける衣類の素材や色まで幕府からの制約を受ける中、人々は羽織の裏地、羽裏(はうら)などに当時最先端であった南蛮渡来の「更紗柄」を染め、見えないおしゃれを楽しむようになりました。更紗柄はインドが起源と言われ、複数の木版で柄をつけていくのが始まりとされていますが、江戸の職人は木版ではなく得意な型紙で更紗を表現しました。
<当日の体験内容:コースター作り>
江戸更紗(えどさらさ)の原点である判子染めで、
手作りのコースターを作ります。数種類の判子を使い、
更紗(さらさ)のような柄を自由に描いていきます。
《手順概略》
・判子を選ぶ
・図案を決める
・コースターに好きな色で判子を押し、柄を描く