川西市
手続きをワンストップで行い、遺族らの負担を減らす
川西市では、11月1日から身近な方が亡くなられた際、遺族らの手続の負担を減らすため、市役所での手続をお手伝いする「おくやみコーナー」(平日午前9時ー正午、午後0時45分ー5時)を市役所1階の市民課内に開設する。
市では、身近な方が亡くなられた際は、遺族らが健康保険や福祉などの窓口でそれぞれ必要な手続きをする必要があり、また、全ての申請書などに記入する必要があった。
11月1日からは事前予約をすることにより、必要な手続を市民課が各担当課へ確認するため、手続漏れを防ぐことができる。子どもや保護者が亡くなられた場合など複雑な手続きや国民健康保険の料金の精算説明や保険証作成など担当課で対応せざるを得ない業務などを除き、同コーナーで可能な手続きは同コーナーで受付をする。遺族らは手続きごとに窓口を移動せずに同コーナーのみで原則完了することができる。
また、亡くなられた人の氏名、住所など共通する内容をシステムで届出書などに印字する。書類への記入が省略でき、遺族らが何度も同じ内容を記入する必要がなくなる。
同コーナーを利用するためには、利用希望日の3開庁日前までに、インターネットか電話で予約が必要で、利用日には来庁する人の顔写真付きの本人確認書類(運転免許証など)や死亡届提出時に配布する「おくやみハンドブック」に記載されているものを持参する必要がある。
市市民課長は「おくやみコーナー設置により、遺族の方は身近な方が亡くなられて今後の生活などへの不安がある中、手続き面で少しでも役に立つことができれば。」などと話した。