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令和6年能登半島地震に伴う救援についてのご報告

オイシックス・ラ・大地株式会社

(移動スーパーとくし丸第1報)

令和6年1月1日に発生した、能登半島地震で被害にあわれました全ての皆さまに心よりお見舞いを申し上げます。

 食品のサブスクリプションサービスを提供するオイシックス・ラ・大地株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:高島 宏平)の連結子会社である、株式会社とくし丸(本社:徳島県徳島市、代表取締役社長:新宮 歩、以下「移動スーパーとくし丸 / とくし丸」)は、石川県珠洲市や経済産業省と連携し、被害の大きい石川県能登半島にて移動スーパーとくし丸を通じた救援物品の無償配布を令和6年1月7日(日)から開始しました。実施期間は未定ですが、要望に応じて順次訪問先を変更していきます。現在2台の車両で運用しており、令和6年1月10日(水)からは、3台での運用とする予定です。
△とくし丸 走行中の様子 1月7日(日)

■ 自治体や省庁と連携し被災地で救援物品を無償配布
 とくし丸は、買い物にお困りの高齢者を中心に、食品や日用品を販売する移動スーパー事業を全国展開しています。現在は141社のスーパーと提携し、1,164台稼働しています。(令和5年12月時点)
 「令和6年能登半島地震」に伴い、自治体等と連携し、令和6年1月7日(日)から輪島市、珠洲市の避難所や住宅街で救援物品の無償配布を実施しています。

1月7日(日)の救援内容

△とくし丸 救援物品無償配布の様子 1月7日(日)
物品調達はとくし丸の提携スーパーであるアルビス羽咋宝達志水店、アルビス柳町店などで物品を購入し、避難所や住宅街で救援物品を無償配布しました。
<避難所>
輪島中学校(乾電池1200本、老眼鏡10本、みかん7袋、イチゴ6パック、バナナ15房、巻き寿司や揚げ物などの総菜200点)
ふれあい健康センター(トイレットペーパー80ロール、ガソリン40リットル、歯磨き粉、歯ブラシ、ロープ)
いずれも食料品や水は届いており、爪切りやタオルなど衛生・入浴用品が不足している状態。
<住宅街>
避難所で残った品物をスピーカーで無償配布のお知らせを流しながら住宅街を走ったところ、避難所に行っていないため食料が不足している方が出てこられ、数十分でほとんど配り終えました。全壊している家屋の傍にも自宅に残る方が一定数おり、住宅街においても買い物に行けず物品調達が困難な状況であることが分かりました。

1月8日(月)の救援内容

△珠洲市避難所 1月8日(月)
とくし丸の提携スーパーであるアルビス羽咋宝達志水店や地元ホームセンターで物品を購入し、珠洲市の避難所で救援物品を無償配布しました。

<避難所>
珠洲市立飯田小学校 食料品約10万円分(惣菜、青果、パン、日配、ハム・ソーセージ、チーズなど)
珠洲市立宝立小中学校 電池100本、タオル100枚、靴下100足、オムツ、生理用品、食料品約1万円分
能登町役場(配達依頼) 飲料水用ポリタンク
△珠洲市避難所の無償配布の様子 1月8日(月)

生鮮品の物品は少ないため、どこも歓迎ムード
で「生鮮品を食べられたのがお正月以来だったから嬉しい」というお声を沢山いただきました。通常時のとくし丸の積み込みにラインナップに近付けた所、漬物や練製品など配給物品には無いと喜んでいただけました。

移動スーパーとくし丸は、自治体等と連携しながら、引き続き被災地の支援を続けてまいります。

■ 参考)石川県におけるとくし丸の稼働状況と過去の自然災害時の救援事例
 石川県では19台のとくし丸が稼働しており(令和5年12月時点)自力で買い物に行くのが困難な高齢者を中心とした地域の皆さまにご利用いただいています。被災地を中心に稼働していたとくし丸については、提携スーパー店舗の半壊や販売員自身の被災により、現在4~5台が稼働できない状況となっています。地域の復旧、復興に合わせ何かしらの形で地域の皆さまを支援できるよう、努めて参ります。

 また、自然災害に対して、過去にとくし丸が支援に入ったケースもありました。
平成30年7月豪雨(西日本豪雨)では豪雨災害により地域スーパーも被災したため、岡山県倉敷市真備町でとくし丸車両を活用した臨時販売所を設置。地元のとくし丸車両は水没し使用できない状況であったため代車を保有する高知県のサニーマートからとくし丸車両を借りる形で買物支援を行いました。暑さが厳しい中、車両の冷蔵機能を活かし、冷たい飲み物や生鮮食品を提供。復旧から復興の段階においても移動が困難な高齢者を中心に移動販売を通じて地域の皆さまに喜ばれました。

 大規模停電が起きた平成30年北海道胆振東部地震や、強烈な暴風と豪雨に見舞われた令和元年房総半島台風(千葉)においても、とくし丸の提携スーパーの担当者や現場の販売員が過去の地震や被災経験を活かし地域やご高齢のお客さまに対して見守り安否確認や被災時にその時々に合わせた必要な物品の販売支援などを行って参りました。

 このような過去の救援経験も活かし、能登半島地震で被災された皆さまのために、努めて参ります。

「移動スーパーとくし丸」について
 47都道府県で1,164台のトラックを活用し、約17万人のお客さまに商品をお届けする移動スーパーです(令和5年12月時点)。 スーパーの超大型化&郊外化で、近所の商店がなくなり、日常の買い物に不自由している人たち、いわゆる「買い物難民(買い物困難者)」が増えてきています。その大半はシニア層です。「買い物」という行為は、生活の中の「お楽しみ」であると考え、シニアのみなさまが現物を「見て・触って・感じて・選んで」本来の「買い物」ができるよう、「移動スーパーとくし丸」が誕生しました。メインのお客さまは80歳前後の女性で、週に2回程度訪問し、その都度販売員がお客さま一人ひとりと目を合わせ、会話し、商品や情報を丁寧にお届けすることが可能です。「おばあちゃんのコンセルジュ」を目指し販売員がお客さまにおすすめしたい商品ばかりを厳選した約400品目、約1,200点もの商品をご提供しています。
【とくし丸HP】 https://www.tokushimaru.jp/

オイシックス・ラ・大地株式会社について
 オイシックス・ラ・大地株式会社は、「Oisix」「らでぃっしゅぼーや」「大地を守る会」の国内主要ブランドを通じ、安心・安全に配慮した農産物、ミールキットなどの定期宅配サービスを提供しています。子会社の買い物難民向け移動スーパー「とくし丸」や、米国でヴィーガンミールキットを展開する「Purple Carrot」も含め、食のサブスクリプションサービスを広げています。
 当社は、「サステナブルリテール」(持続可能型小売業)としてSDGsに取り組み、サブスクリプションモデルによる受注予測や、ふぞろい品の積極活用、家庭での食品廃棄が削減できるミールキットなどを通じ、畑から食卓まで、サプライチェーン全体でフードロスゼロを目指しています。

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