愛知県陶磁美術館
合わせて17,000件超のコレクションから厳選! 初の大規模共同企画
展覧会チラシ画像
愛知県美術館と愛知県陶磁美術館のコレクションを合わせると、その数は17,000件以上にのぼります。本展は、そのなかから両館の4人の学芸員がそれぞれ独自の視点でテーマを立ててご紹介する、オムニバス形式の展覧会です。
同じ愛知県立の美術館同士ですが、意外にもこのように大きな規模での共同企画を行うのは初めてのことです。愛知県陶磁美術館が休館中(2025年4月に再開予定)だからこそ実現したこの企画、2館のコレクションが出会うことで生まれる作品同士の共鳴を、是非ともお楽しみください。
企画の構成
第1章 JOMON
日本のやきもの史上、最古にして最大の人気を誇る縄文土器。その造形のどんなところに人々は惹きつけられるのか、土、形、紋様などの視点からその魅力を探りつつ、共鳴する作品とともに楽しみます。
《深鉢》 縄文時代中期(紀元前30~20世紀) 愛知県陶磁美術館蔵(工藤吉郎氏寄贈)
淺井裕介 《その島にはまだ言葉がありませんでした》 2020年 愛知県美術館蔵
第2章 うーまんめいど
映像作家・出光真子の著書『ホワット・ア・うーまんめいど』に着想を得たこの章では、女性作家による作品を特集します。また、近年の両館の新収蔵作品も展示いたします。
横田典子 《ツチ・ビト−輪−》 2021年 愛知県陶磁美術館蔵 撮影:横山将基
前本彰子 《Silent Explosion──夜走る異国の径》 1988年 愛知県美術館蔵
第3章 ハードロック/ヘヴィメタル
硬い岩と重金属をあえて直訳したこの章では、文字通りゴツゴツした物質感や、重さや硬さなどを想像させる作品が並びます。
中村錦平 《鳴キノボルハ内面構図》 1991年 愛知県陶磁美術館蔵
久野真 《鋼鉄による作品 #272》 1975年 愛知県美術館蔵
第4章 祈り
展覧会を締めくくるこの章では、仏教美術や墓の副葬品などを通して、作品に込められた祈りや死後の世界に対する人々の想いについて考えてみます。
重要文化財《五輪塔形経筒外容器》 平安時代末期(久安2年:1146年) 愛知県陶磁美術館蔵
《金銅五鈷鈴》 平安時代(12世紀) 愛知県美術館蔵(木村定三コレクション)
会期・会場・関連イベントなど
– 会期:2024年1月16日(火)から4月14日(日)まで休館日:毎週月曜日(ただし、2月12日[月・振休]は開館)、2月13日(火)
– 開館時間:10時から18時まで、金曜日は20時まで(入館は閉館の30分前まで)
– 会場:愛知県美術館[愛知芸術文化センター10階]
(〒461-8525 名古屋市東区東桜1-13-2 電話:052-971-5511(代表))
– アクセス:地下鉄東山線・名城線「栄」駅/名鉄瀬戸線「栄町」駅下車、オアシス21連絡通路利用徒歩3分
– 出品点数:約150点
– 観覧料:一般 500円(400円)、高大生 300円(240円)、中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金です。
※身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳(愛護手帳)、特定医療費受給者証(指定難病)のいずれかをお持ちの方は、無料でご観覧いただけます。また付き添いの方は、各種手帳(「第1種」もしくは「1級」)または特定医療費受給者証(指定難病)をお持ちの場合、いずれも1 名まで無料でご観覧いただけます。当日会場で各種手帳(ミライロID可)または特定医療費受給者証(指定難病)をご提示ください。付き添いの方はお申し出ください。
※学生の方は当日会場で学生証をご提示ください。
– 関連イベント:トークラリー(学芸員による展示説明会)
日 時:2024年1月21日(日)、2月10日(土)、4月6日(土)
各回11時から12時まで
3月8日(金) 18時30分から19時30分まで
会 場:愛知県美術館展示室内
定 員:各回30名(当日先着順)、事前申込不要
参加費:無料(ただし、本展観覧券が必要です)
※観覧券をお持ちの上、開始時刻に美術館ロビーにお集まりください。
– 主催:愛知県美術館、愛知県陶磁美術館
– 問合せ先
愛知県美術館
学芸担当 石崎・中野 広報担当 宮谷
〒461-8525 愛知県名古屋市東区東桜1-13-2
電話:052-971-5511(代表)
FAX:052-971-5604
メール:art11@aac.pref.aichi.jp
公式Webページ:https://www-art.aac.pref.aichi.jp/
愛知県陶磁美術館
学芸課担当 佐久間・大西
〒489-0965 愛知県瀬戸市南山口町234番地
電話:0561-84-7474(代表)
FAX:0561-84-4932
メール:touji@pref.aichi.lg.jp
公式Webページ:https://www.pref.aichi.jp/touji/
展覧会公式サイト
展覧会公式サイトはこちらから
愛知県美術館
愛知県美術館は、1992年に芸術劇場やアートライブラリーなどを擁する複合文化施設「愛知芸術文化センター」内に開館しました。多彩で国際性豊かな展覧会をはじめとするプログラムを提供するとともに、地域の文化にも目を向け、地域と国内外の文化をつなぐコミュニケーションの場となることを目指しています。
愛知県陶磁美術館
愛知県陶磁美術館は、1978年に日本最大級の窯業地である愛知県瀬戸市に開館しました。以降、日本やアジアをはじめとする世界各地の様々なやきものを蒐集し、現在では重要文化財3点を含む約8000点のコレクションを擁する国内屈指の陶磁専門ミュージアムとして成長しています。2025年3月31日まで、改修工事のため休館中。