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「まちがう、考える、学ぶ。」新時代の教養講座「ゲンロン・セミナー」第2期、2024年2月スタート!

株式会社ゲンロン

若手研究者に研究の最先端を聞く連続イベント「学問のミライ」も2年目に突入

株式会社ゲンロン(本社:東京都品川区西五反田 代表取締役:上田洋子)は、2024年2月より、東京・五反田のイベントスペース「ゲンロンカフェ」にて、新時代の教養講座「ゲンロン・セミナー」第2期をスタートいたします。
2024年2月から7月にかけて開催する第2期のテーマは「1000分で『まちがい』学」。「正しさ」が求められる現代、古代ギリシア哲学、臨床心理学、演劇学、認知科学・進化論、近現代史の分野で活躍する5人の講師を招き、「まちがい」の価値を問いなおす連続講義を行います。
若手研究者に研究の最先端を聞く連続イベント「学問のミライ」も2年目に突入。どちらのイベントも、ゲンロンで勤務する大学院生・若手研究者スタッフが企画・運営しています。「『知の観客』をつくる」という理念を追求するゲンロンの活動にぜひご注目ください。

株式会社ゲンロンは2023年2月、「ゲンロンカフェ」の開業10周年を記念し、「ゲンロン・セミナー」をスタートしました。
ゲンロン・セミナーは共通のテーマを設定し、さまざまな学問分野から講師をお招きして開催する、講義型のイベントシリーズです。会場参加とインターネット配信を通じて、知的好奇心旺盛な観客のみなさまに開かれた講座を目指しています。

第1期は「1000分で『遊び』学」をテーマに、人文学から自然科学まで、5人の講師をお招きし、それぞれの分野から見た「遊び」について講義を行っていただきました。コロナ禍や経済不安などにより「不要不急」のものと見られた遊びについて、その意義をいま一度見直す機会となり、たいへん好評を博しました。

待望の第2期、テーマは「1000分で『まちがい』学」です。
SDGsやポリティカル・コレクトネスがますます重要視され、生成AIが一気に普及した一方で、戦争や政治・大企業の不正など、人間による「まちがい」はいまだに起こっています。また、人間がまったくまちがえないで生きることなどできないにもかかわらず、失敗したくない・まちがえたくないという不安が社会に蔓延しているようにも思えます。
避けたいけれどもどうしても起きてしまう「まちがい」に、果たしてなにか効用はあるのか。私たちはどう向き合えばよいのか。「まちがう、考える、学ぶ。」をキャッチコピーに、納富信留氏(古代ギリシア哲学)、山崎孝明氏(臨床心理学)、岡室美奈子氏(演劇研究・メディア論)、吉川浩満氏(認知科学・進化論)、辻田真佐憲氏(近現代史)の5人をお招きします。

ゲンロン・セミナーのコンセプトは、「学問は、ながく喋るから面白い。」。ただ講義が行われるだけでなく、ゲンロンで働く大学院生・若手研究者スタッフが聞き手として参加し、適宜質問を挟んだり話題を付け加えたりする役割を担います。
今期も月に一度、土曜の午後に開催。ゆったりとした時間帯に対話型の講義を行うことで、観客のみなさんとともに考える時間をつくります。
最終回となる第6回は、各回で聞き手をつとめたスタッフと参加者のみなさんで、第2期の講義を振り返り、「まちがい」について話し合うアフターセッションを実施します。

第1期は「月に一度の開催がちょうど良かった」「ゆるいコミュニティのなかで考えることができた」とのご評価もいただきました。もちろん、前期にご参加されていない方も大歓迎です。大学の公開講座や、一般的なカルチャーセンターとも異なる、ゲンロンならではの市民講座、ゲンロン・セミナー第2期へどうぞご参加ください。

※会場観覧チケットは初回となる2月3日(土)単独の来場チケットと、全6回分の通し券を1月9日(火)より発売開始いたしました。2回目以降のチケット発売は後日行います。
また、1月10日(水)19時よりゲンロンカフェから「『まちがい』の本質──ゲンロン・セミナー第2期キックオフ」の配信を行います。聞き手を務めるスタッフが登壇し、それぞれが考える「まちがいの本質」をプレゼンし、語り合います(冒頭のみYouTubeで無料配信)。こちらもどうぞご期待ください。

最新情報については、ゲンロン公式SNSアカウント(https://twitter.com/genroninfo)、webゲンロン内の特設サイト(https://webgenron.com/articles/genron-seminar-2nd)などでご確認ください。

◼️企画概要

開催日程・登壇者・講義テーマ


登壇者プロフィール

納富信留

1965年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科教授。東京大学人文科学研究科哲学専攻修士課程修了。ケンブリッジ大学大学院古典学部博士号取得。2007-10年まで、国際プラトン学会会長を務める。著書に『新版 プラトン 理想国の現在』、『西洋哲学の根源』、『ギリシア哲学史』(和辻哲郎文化賞〔学術部門〕受賞)、『プラトン哲学への旅』、『ソフィストとは誰か?』(サントリー学芸賞受賞)ほか多数。訳書にプラトン『ソクラテスの弁明』『パイドン』。

山崎孝明

1985年生まれ。臨床心理士。上智大学総合人間科学研究科博士後期課程修了。博士(心理学)。現在、こども・思春期メンタルクリニック/市ヶ谷心理相談室 心理士。著書に『精神分析の歩き方』、共著に『精神分析的サポーティブセラピー(POST)入門』(ともに金剛出版)、共訳書にFreud, S.『フロイト技法論集』、『フロイト症例論集2』(ともに岩崎学術出版社)がある。

岡室美奈子

早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程退学、University College Dublin大学院博士課程修了。早稲田大学教授。文学博士。2023年3月まで10年にわたり早稲田大学演劇博物館館長を務める。専門はサミュエル・ベケット、テレビドラマ、現代演劇の研究。主な共編著書に『サミュエル・ベケット!――これからの批評』、『60年代演劇再考』(ともに水声社)など、主な訳書に『新訳ベケット戯曲全集1 ゴドーを待ちながら/エンドゲーム』、『ベケット伝』(ともに白水社)など。文化審議会委員、日本演劇学会理事などを務める。

吉川浩満

1972年生まれ。文筆家、編集者、配信者。慶應義塾大学総合政策学部卒業。国書刊行会、ヤフーを経て、文筆業。晶文社にて編集業にも従事。山本貴光とYouTubeチャンネル「哲学の劇場」を主宰。
著書に『哲学の門前』(紀伊國屋書店)、『人間の解剖はサルの解剖のための鍵である 増補新版』(ちくま文庫)、『理不尽な進化 増補新版』(ちくま文庫)、『人文的、あまりに人文的』(山本貴光との共著、本の雑誌社)、『その悩み、エピクテトスなら、こう言うね。』(山本との共著、筑摩書房)、『脳がわかれば心がわかるか』(山本との共著、太田出版)、『問題がモンダイなのだ』(山本との共著、ちくまプリマー新書)ほか。翻訳に『先史学者プラトン』(山本との共訳、メアリー・セットガスト著、朝日出版社)、『マインド──心の哲学』(山本との共訳、ジョン・R・サール著、ちくま学芸文庫)など。

辻田真佐憲

1984年、大阪府生まれ。評論家・近現代史研究者。慶應義塾大学文学部卒業、同大学院文学研究科中退。政治と文化芸術の関係を主なテーマに、著述、調査、評論、レビュー、インタビューなどを幅広く手がけている。単著に『「戦前」の正体』(講談社現代新書)、『防衛省の研究』(朝日新書)、『超空気支配社会』『古関裕而の昭和史』『文部省の研究』(文春新書)、『天皇のお言葉』『大本営発表』(幻冬舎新書)、『空気の検閲』(光文社新書)、共著に『教養としての歴史問題』(東洋経済新報社)、『新プロパガンダ論』(ゲンロン)などがある。監修に『満洲帝国ビジュアル大全』(洋泉社)、『文藝春秋が見た戦争と日本人』(文藝春秋)など多数。軍事史学会正会員、日本文藝家協会会員。

開催概要

– 開催場所:ゲンロンカフェ(東京都品川区西五反田)
– 会場観覧人数:50人
参加方法
– – 来場【配信付き通し券(全6回)】20,000円、学生16,000円【各回単独来場チケット】各回:4,000円、学生3,000円(第6回のみ)2,000円、学生1,500円(講義回の参加実績がある方はワンドリンクで入場可)※すべての回に参加いただける配信付き通し券と、各回単独で参加いただける来場チケットの二種類を販売します。通し券は、現地参加と配信アーカイブのどちらもご利用いただくことができ、単独での参加・視聴よりも大変お得です。チケット販売サイト(Peatix):https://peatix.com/event/3810262/
– – 配信【各回】1,980円(シラス)、2,000円(ニコニコ生放送)※各回ごとの配信URLより番組をご購入いただけます

◼️関連企画「学問のミライ」

ゲンロンではゲンロン・セミナーとともに、若手研究者に研究の最先端を聞く連続イベント「学問のミライ」も2年目が開始。2023年2月~11月の間、全5回実施した本シリーズは、各分野の未来を担う若手研究者をゲストにお招きし、研究内容やその意義、専門分野の現状やこれからの展望などについて思う存分語っていただく、配信限定イベントです。

こちらのイベントも、ゲンロンで働く大学院生・若手研究者が企画と聞き手をつとめ、学問や研究の面白さを紹介しています。
2024年のセミナー第2期に合わせ、こちらの企画にもどうぞご注目ください。

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