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乳がんを経てなお、美しく生きる女性たちを表現するプロジェクトが始動

NPO法人 E-BeC

E-BeC、14年ぶり、2冊目の写真集を企画。写真家 蜷川実花氏が乳房再建経験者モデル12人を撮影

乳がん手術で失った乳房を取り戻す「乳房再建手術」の正しい理解の促進と乳がん経験者の生活の質(QOL)の向上を目指して活動するNPO法人エンパワリング ブレストキャンサー/E-BeC(東京都目黒区、理事長:真水美佳、以下E-BeC)は乳房再建手術経験者をモデルにした2冊目の写真集の企画を発表しました。撮影は写真家の蜷川実花氏が担当します。今後、一般から乳房再建手術経験者モデル12名を募り、蜷川氏とともに選考・撮影し、2024年10月、赤々舎から出版の予定です。つきましては本企画の趣旨に賛同し、協賛してくださる企業・団体を広く募集いたします。協賛および寄付に関してはE-BeCの特設ページをご覧ください。https://www.e-bec.com/sponsorship-for-picture

プロジェクト発足の経緯

2010年11月、NPO法人E-BeCの前身であるSTPプロジェクトは乳房再建経験者の写真集『いのちの乳房~乳がんによる「乳房再建手術」にのぞんだ19人~』(撮影:荒木経惟、発行:赤々舎)を出版しました。出版後、「写真集を見て勇気づけられた」、「乳房再建という選択があることを知り、前向きに乳がん治療を受けることができた」という乳がん患者さんからの声を多くいただきました。その後、シリコンインプラントが保険適用となり乳房再建手術を行う医療機関も増え、乳房再建手術はより身近なものになりました。しかし、乳がん手術の前に術後のボディイメージを知る機会は相変わらず少なく、出版から14年が経った今も、写真集を見たい、欲しいという声が患者さんから多く寄せられています。近年、乳房再建手術を取り巻く環境は大きく変わり、術式も進化、多様化してきました。また、乳房再建は乳がん患者の心と身体、両方にとって大切なアピアランスケアであるという認識も深まっています。そのような機運をとらえ、私たちE-BeCは、今こそ、時代のニーズにあった新たな写真集が必要だと考え、本企画を立案いたしました。

乳房再建経験者のリアルな想い・姿を新たな形で表現今回の写真集は、幅広い世代に国内外で人気のある蜷川実花氏に写真を撮り下ろしていただきます。
単に再建された乳房に注目するのではなく、モデルひとりひとりの人生観、ライフスタイルなどを反映したインタビューと、蜷川実花氏によって表現された世界が融合した、これまでにない新たな形の写真集となることを確信しています。さらに写真集を一般書籍として流通させることで、広く社会にも「乳房再建手術」とその意義について理解を深めてもらうための重要な啓発ツールと位置付けました。また、テキストを和文と英文併用にすることで、日本のみならず海外にも日本の乳房再建の水準の高さを発信していきたいと考えます。この新たな写真集がより良いものとなり、広く必要とされる人の手に届くよう、企業・団体のみなさまにはぜひ、協賛や寄付という形でご参画いただき、より波及効果の高い乳房再建の啓発活動の一助となることを願っております。乳がんは毎年約10万人が罹患し、社会の中核を担う40代後半が罹患のピークと言われています。多くの女性たちが、乳房再建手術という選択肢を自分事として考え、明るく希望を持って「乳がん罹患後の人生」を生きていくきっかけとするためにも、ぜひともこの写真集の制作にご協力をいただけますよう重ねてお願い申しあげます。 概 要
カテゴリー:写真集 
企 画:NPO法人エンパワリング ブレストキャンサー/E-BeC
写真家:蜷川実花
出版社:赤々舎 
モデル:乳がんで乳房再建手術を受けた人 12人(一般からの公募)
発行予定:2024年10月(ピンクリボン月間)
対 象:乳がん患者、医療従事者、一般の方モデル公募概要
人 数:12名
撮 影:2024年5月
募集方法:E-BeCウェブサイトに申し込みページを特設予定
※モデルの募集については詳細が決まり次第、E-BeCウェブサイトに公開します。【蜷川 実花(にながわ みか)プロフィール

写真家、映画監督
写真を中心として、映画、映像、空間インスタレーションも多く手掛ける。
クリエイティブチーム「EiM:Eternity in a Moment」の一員としても活動している。
木村伊兵衛写真賞ほか数々受賞。2010年Rizzoli N.Y.から写真集を出版。
『ヘルタースケルター』(2012)、『Diner ダイナー』(2019)はじめ長編映画を5作、
Netflixオリジナルドラマ『FOLLOWERS』を監督。
最新写真集に『花、瞬く光』。
TOKYO NODE開館記念企画として「蜷川実花展:Eternity in a Moment」を開催中。(2月25日まで)

https://mikaninagawa.com主な個展
「蜷川実花展」台北現代美術館(MOCA Taipei)2016年
「蜷川実花展-虚構と現実の間に-」2018年-2021年(日本の美術館を巡回)
「MIKA NINAGAWA INTO FICTION / REALITY」北京時代美術館2022年
「蜷川実花 瞬く光の庭」東京都庭園美術館2022年

特定非営利活動法人 エンパワリング ブレストキャンサー/E-BeC
E-BeCは、乳がんと宣告され混乱の渦中にいる方や手術によって乳房を失い喪失感にとらわれている方に、乳房を取り戻す「乳房再建手術」について正しく知ってもらい、希望と自信をもって生きていくきっかけを提供することを目指して活動している患者支援団体です。
ウェブサイトや出版物による、乳がんおよび乳房再建に関する科学的根拠に基づいた情報提供活動、地域や自治体、医療機関、企業等での講演会やシンポジウム、アンケート調査、イベント等の開催を通じた啓発活動により、乳がん患者さんの悩みや不安、孤立感を解消するとともに、大切な人を支える周りの方にも乳房再建という選択肢に対する理解の拡大を目指します。詳細はhttps://www.e-bec.comでご覧いただけます。

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