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【NADiff a/p/a/r/t】ドローイングの拡張性を探求し続けるアーティスト、鈴木ヒラクの個展「Works on Paper」を2月29日(木)より開催。

カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(CCC ART LAB)


《Untitled (Cave) #13》 2024 70×50 cm シルバーインク、墨汁、アクリル、ファブリアーノ紙 photo by Ooki Jingu (C) Hiraku Suzuki Studio
展覧会ページ|http://www.nadiff.com/?p=31684

NADiff a/p/a/r/t(東京都渋谷区恵比寿)では、アーティスト鈴木ヒラクによる2つの著作『DRAWING ドローイング 点・線・面からチューブへ』、『今日の発掘』の刊行を記念して、個展「Works on Paper」を2024年2月29日(木)~3月24日(日)の期間に開催します。
概要

鈴木ヒラクは1978年生まれ。平面・彫刻・パフォーマンスなど、ドローイングの概念を拡張する制作活動を続けています。鈴木は、線をかく行為=ドローイングとは、潜在する線を発見していく「発掘」であり、線を「チューブ(管)」ととらえることで、こちら側とあちら側の間にトンネルのような中空の通路を生成し、世界あるいは宇宙と一体化するための手段だと語ります。初のエッセイ、ドローイング論である『DRAWING ドローイング 点・線・面からチューブへ』と、群馬県立近代美術館で2023年に開催された個展のカタログ『今日の発掘』の2冊の著書は、鈴木がテーマとしてきた「描く/書くこととはなにか?」という根源的な問いに対する作家の現在地を示しています。
本展では、紙とインクによる新作のドローイング作品を中心に展示します。昨年の9月から10月末にかけて、鈴木が南フランスにある数万年前の洞窟壁画を巡るなかで、絵と言葉が分化する時代以前の未解読の記号をスケッチ、それを解体・再構築して筆とスプレーで紙の上にかくことを試みたシリーズ「Untitled (Cave)」や、和紙を使用した「Untitled (Lights)」を中心に、群馬県立近代美術館で発表された、ワークショップの痕跡「自然のマーカー」を本展にあわせて再構成します。新しい方法や素材を取り入れ、フィールドワークを重ねながら、かくことに向きあう作家の姿が浮かび上がるような展示となっています。
店内では、展示に合わせて『DRAWING ドローイング 点・線・面からチューブへ』の関連書フェアや、Hiraku Suzuki Studioのグッズとして昨年発売されたTシャツ2種と、本展の展示作品をプリントしたトートバッグ2種を販売。3月15日(金)には、鈴木ヒラクとの親交の深いアーティスト、淺井裕介氏をゲストに迎えたトーク・セッションを行います。作家が書籍と作品という紙の上に書き/描き残された、瞬間的な出来事の痕跡をお楽しみください。

《Untitled (Silver on Black) #54》 2024 34×25cm シルバーインク、紙 (C) Hiraku Suzuki Studio

《Untitled (Lights) #15》 2024  55 x 55cm  シルバーインク、青墨、竹和紙  (C) Hiraku Suzuki Studio

自然のマーカー/The Marker of Nature 2023 サイズ可変 シルバーインク、木の枝、紙photo by Ooki Jingu (C) Hiraku Suzuki Studio
展示作品の販売について

NADiff a/p/a/r/t 店頭とアートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術手帖」にて販売します。
https://oil.bijutsutecho.com/gallery/302
※作品はプレセールスの状況により会期開始前に販売が終了することがあります。
店頭販売開始日|2024年2月29日(木)12:00
オンライン販売開始日|2024年3月7日(木)13:00
イベントについて

鈴木ヒラク×淺井裕介トーク・セッション「書き/描き残すことについて」
日程|2024年3月15日(金)19:30~21:00
参加費|1,100円(税込)
ご予約|https://www.nadiff-online.com/?pid=179472722
書籍・グッズについて

鈴木ヒラク『DRAWING ドローイング 点・線・面からチューブへ』
本体価格|2,640円(税込)
発行年|2023年09月
発行元|左右社
装幀|松田行正+杉本聖士
装画|鈴木ヒラク
仕様|四六判 上製 284ページ
NADiff Online|https://www.nadiff-online.com/?pid=177398233

鈴木ヒラク『今日の発掘』
本体価格|2,200円(税込)
発行年|2023年11月
発行元|Drawing Tube
監修|群馬県立近代美術館
執筆|ボニー・マランカ(出版社PAJ Publications、雑誌『PAJ: A Journal of Performance and Art』発行人・編集者)、栗本高行(美術評論家)
デザイン|須山悠里
編集|中村水絵(HeHe)、田中龍也(群馬県立近代美術館)
言語|日本語/英語
仕様|B5判変形(255 × 180mm)/72ページ/スイス装(スケルトン装)
NADiff Online|https://www.nadiff-online.com/?pid=177657566


Arrow
Circle
Tシャツ Arrow/Circle
価格|4,180円(税込)
サイズ|Women’s M/Women’s L/M/L/XL
素材|綿100%
NADiff Online|https://www.nadiff-online.com/?pid=177391238 (Arrow)
NADiff Online|https://www.nadiff-online.com/?pid=177391784 (Circle)


Heart
Microbe
トートバッグ Heart/Microbe
価格|2,750円(税込)
サイズ|H350mm×W300mm (持ち手 : 25mm×560mm)
素材|綿100%
2月29日(木)より、NADiff a/p/a/r/t/で販売開始予定。
プロフィール


photo by Victoria Palma
鈴木ヒラク
1978年生まれ。アーティスト。
東京芸術大学大学院修了後、シドニー、サンパウロ、ロンドン、ニューヨーク、ベルリンなどの各地で滞在制作を行う。描くと書くの間を主題に、平面・彫刻・映像・インスタレーション・パフォーマンスなど様々な制作活動を展開し、ドローイングの拡張性を探求している。主な個展に『今日の発掘』群馬県立近代美術館(群馬、2023年)がある他、これまでに金沢21世紀美術館(石川、2009年)、森美術館(東京、2010年)、ヴロツワフ建築美術館(ポーランド、2015年)、銀川現代美術館(中国、2016年)、MOCO Panacee(フランス、2019年)、東京都現代美術館(東京、2019-2020年)など国内外の美術館で多数の展覧会に参加。2016年よりプラットフォーム『Drawing Tube』を主宰。音楽家や詩人らとのコラボレーションやパブリックアートも数多く手がける。作品集に『SILVER MARKER』(HeHe、2020年)など、著書に『ドローイング 点・線・面からチューブへ』(左右社、2023年)がある。現在、東京芸術大学大学院美術研究科グローバルアートプラクティス准教授。
展示詳細

鈴木ヒラク「Works on Paper」
期間|2024年2月29日(木)~3月24日(日)
時間|12:00~20:00
※3月1日(金)、3月7日(木)、3月15日(金)はイベントのため19時閉店
定休日|月曜日
協力|rin art association
会場|NADiff a/p/a/r/t 1階、地下1階 NADiff Gallery
入場|無料
展覧会ページ|http://www.nadiff.com/?p=31684
※2月26日(月)~28日(水)は展示入れ替えのため店舗休業とさせていただきます。

撮影:篠田優
NADiff a/p/a/r/t
アートブックショップ&ギャラリーNADiffのメインショップとして1997年に表参道で開業し、2008年に恵比寿に拠点を移してNADiff a/p/a/r/tとしての営業をスタート。ギャラリーでは若手作家から国内外で人気を得る作家まで、多彩な展示を実施。店内では、豊富な品揃えのアートブックとユニークなアートグッズを取り扱うなど、新たなアートとの出会いの場となることを目指しています。住所|〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 1F
TEL|03-3446-4977
WEBサイト|http://www.nadiff.com/
X|https://twitter.com/NADiff_apart
Instagram|https://www.instagram.com/nadiff_apart_/
Facebook|https://www.facebook.com/NADiff-apart-384766371605624/

CCCアートラボ
CCCアートラボは、企画会社カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社の中で「アートがある生活」の提案をする企画集団です。わたしたちは「アートがある生活」の提案を通じて、アートを身近にし、誰かの人生をより幸せにすること、より良い社会をつくることに貢献したいと考えています。これまで行ってきた、店舗企画やアートメディア、商品開発やイベントプロデュースなど、長年の実業経験を通して培った知見をもとに、わたしたちだからできるアプローチで企画提案をします。
https://www.ccc-artlab.jp/

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