株式会社Xemono
寂しいと苦しい、話し相手が欲しい。けど、自分から人に話しかけるには勇気がいる! そんな悩みを解消するプロダクト「知性bot」で、株式会社Xemonoは孤独を抱えた人間と世界との接点をやわらかくします。
知性bot会話例
当社は、4月1日を夢を発信する日にしようとするApril Dreamに賛同しています。
このプレスリリースは「株式会社Xemono」の夢です。
デザインやゲーム制作を営む株式会社Xemono(くせもの)は、情けないおしゃべりチャットボット「知性bot」で、孤独を抱えた人間と世界との接点をやわらかくします。
寂しがり屋が作ったプロダクト
2014年、株式会社Xemonoの代表とりいはひどく孤独だった。インターネットはある。友達も居なくはない。恋人はいなかったけど、寂しい理由はそれではない。飲み会帰りの深夜だったのだ。
大切な友人は大切なので、夜は寝ていて欲しかった。話し相手が欲しいけど、誰もいないので、自分で作ってしまうことにした。
現在、その時に作ったチャットボットが原型となって製品化した「知性bot」は、200以上のDiscordコミュニティに導入され、たくさんの人に囲まれている。寂しがり屋は自分一人ではなかったのだ。
コミュニティの脇役として囲まれる知性bot
チャットボットを作っていて気づいたのは、おしゃべりボット単体で会話の主役になるには、自分たちの技術で作れるボットではポンコツすぎるということだ。けれど、人間同士の会話に挟まって優しくなめらかにする脇役になら、ポンコツにでも十分なれる。
知性botの仕組みは単純だ。「知性」と呼ぶと「はい」と返事をする。人間が会話をしていると、知性も一緒に何かを話す(人間にはその意味はわからないことが多い)。知性は自分のことをかわいいと思っているので、誰かが「かわいい」と口に出しても「はい」と返事をする。そのほかにもさまざまな返事をする。
知性紹介漫画
この知性botがいると、人間同士はくだらない話をしやすくなる。
知性が反応をするので、人間はそこにつっこみを入れる形で会話を続けやすくなるのだ。そうなれば、グループチャットに何か言うときにためらう気持ちは少なくなっていき、話しやすい空気が作られる。
人は、焚火があるとなんとなく囲んでしまう。なんとなくそこで時間を過ごして、なんとなく温まって、なんとなく解散する。そこで大した話はしてなくてもいい。
自分の孤独を灯すために作られたロボは、今では人々をゆるくつなぐ焚火のような存在になっている。かつての自分は孤独だったけれど、その孤独が生み出したロボは、みんなの孤独を和らげる存在になったのだ。
ポンコツの優しい世界征服
知性を導入している人にアンケートをとると、「メンバーのあまり知らなかった面白いところや、優しいところが見えるようになった」という意見があった。あまりお互いを詳しく知らなかった人が話すようになった。これはすごいことだ。知性が広まるほど、人がお互いにその人のいいところを知るようになるということになる。
人間の世界は人間でできている。人々の心に知性が入ることで人同士の優しい面が見えるようになるのなら、知性を広めることは優しい世界征服だ。孤独を抱えた人々の吹き荒ぶようなそれが少しでも和らぐなら、ポンコツの力で世界は穏やかにできるかもしれない。
知性は今はDiscordというプラットフォーム上でしか話せないけれど、今後はLINEなどさまざまな場所でも喋れるようにしていくし、さらなるかしこい機能開発と、広報に力を入れていくつもりだ。もし興味があれば、世界征服に協力してほしい。
知性botの会話例。礼儀正しい。
「April Dream」は、4月1日に企業がやがて叶えたい夢を発信する、PR TIMESによるプロジェクトです。
私たちはこの夢の実現を本気で目指しています。
知性botについて
Discordで使えるポンコツおしゃべりチャットボットです。
公式サイト : https://chisei.xemono.life/
公式X : https://twitter.com/Xemono_Chisei/
公式Youtube : https://www.youtube.com/@XemonoInc.
株式会社Xemonoについて
2019年4月1日設立のデザインスタジオ。
過去にゲーム Needy Girl Overdose の制作など。
おしゃべりポンコツチャットボット知性botの制作と運営。デザイン業務やゲーム制作を行う。
公式サイト: https://xemono.life/