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<カール・ハンセン&サン 新作情報>ハンス J. ウェグナー「CH24 チルドレン・Yチェア」

カール・ハンセン&サン ジャパン株式会社

「CH24(Yチェア)」にお子さまサイズが登場し2024年4月発売スタート

カール・ハンセン&サンは、ハンス J. ウェグナーの名作「CH24(Yチェア)」をお子さま向けに製作した「CH24 チルドレン・Yチェア」を発表します。 本製品は、ハンス J. ウェグナーの生誕110周年を祝して、2024年4月2日(火)に発売されます。

カール・ハンセン&サンは、1949年にハンス J. ウェグナー がデザインした 「CH24(Yチェア)」の、3歳以上のお子さま向けサイズを製作する運びとなりました。
カール・ハンセン&サンが長年にわたり構想を温めてきたお子さま向けサイズのこのチェアは、2024年4月16日~21日のミラノデザインウィーク期間中に、カール・ハンセン&サン フラッグシップ・ストア ミラノにてお披露目します。

誕生までのデザイン過程
小さいながら、標準サイズと変わらぬ複雑な製作過程を経てるため、小型化は非常に困難を極めました。また、椅子が持つオリジナルの表情を活かすためには、個々のパーツを単純に同じ比率で縮小することが許されず、改めて本製品にあわせた寸法を割り出す必要がありカール・ハンセン&サンのデザインチームによる試行錯誤の結果、完璧なプロポーションが実現しました。

製作過程
「CH24 チルドレン・Yチェア」は、オリジナルと同様に14のパーツで構成されています。1脚を作るために、各部の製作と組み立てに100以上の工程が必要となり、そのほとんどが手作業で行われます。座面は、75メートルのペーパーコードを封筒をイメージさせるエンベロープパターンで編んであります。手作業で座面を編み上げるには、熟練した職人でも1時間を要します。ペーパーコード自体を細くすることで、椅子のサイズに合った、軽快な表情が実現しました。すべての工程はデンマークのゲルステッドにあるカール・ハンセン&サンの工場で行われます。
CH24(Yチェア)の歴史

デンマークの家具デザイナーの中でも、ハンス J. ウェグナー (1914-2007) は最も創造的で多作な人物の一人に数えられ、デンマーク国内外の家具デザインに与えた影響は計り知れません。しばしば「マスター・オブ・ザ・チェア」と呼ばれるウェグナーは、その生涯で500点にものぼる椅子をデザインし、中には現在画期的な名作とされているものも少なくありません。特にCH24(Yチェア)は、長年にわたって国際的に高い評価を得ており、現代デンマークデザインのエッセンスを捉えた、理想的な椅子であると考えられています。

ウェグナーは、1949年、カール・ハンセン&サンとの初めてのコラボレーションに際し、中国の明代の椅子にヒントを得て、CH24(Yチェア)をデザインしました。ウェグナーは大量生産に向いた木製の椅子をデザインすることに強い関心を持っていました。そしてカール・ハンセン&サンには、当時前衛的と評されたこの椅子をコレクションに含められるだけの組織力がありました。

ウェグナーのCH24(Yチェア)は、バックレストとアームレストを同じ一本の木材で作ることで、家具デザインに革新をもたらしました。スチームによる曲げ加工のバックフレームを安定させ、その快適性を最大限に引き出すために、ウェグナーは有名なYチェアの名前の由来となった、特徴的なY字型のバックレストを開発しました。また、レザー、ファブリック、木材など、椅子の座面用に伝統的に使用されてきた材料が不足していた戦後のこの時期、ウェグナーはペーパーコードを編み上げて座面とすることにしました。そしてペーパーコードを採用して数年が経った頃には、その外観と品質を非常に好むようになり、こうして元はその場凌ぎの解決策だったものが、お気に入りの素材となったのです。

CH24(Yチェア)は、1950年以来、カール・ハンセン&サンで継続的に生産されています。
製品情報

製品名:CH24 チルドレン・Yチェア
サイズ (cm) :座面高30、全高51、幅38、奥行き34
参考小売価格:100,100円(税込価格)
素材 フレーム: FSC(R)認証オーク材
素材 座面:FSC(R)認証ペーパーコード (FSC C135991)
発売開始:2024年4月

Hans J. Wegner(ハンス J.ウェグナー)プロフィール (1914 – 2007)

数多くの名作を残し、20世紀を代表する才能あふれる家具デザイナーのひとり、ハンス J.ウェグナーはデニッシュデザインの海外進出に大きな役割を果たしたほか、1950年、60年代には一般の人々がそれまで抱いていた家具へのイメージを一掃するような家具を次々と発表し、人々に大きな影響を与えました。椅子のデザインを追求し、500以上のデザインをしていることから、椅子の巨匠としても知られます。構造的にも意匠的にも完璧と言える接合部が、ウェグナーデザインの特徴となっていますが、これはウェグナーの素材への探究心と木材に対す深い造詣があるからこそ実現できたデザインと言えます。またミニマリスティックでオーガニックなフォルムもウェグナーデザインの大きな特徴となっています。

1914年、靴職人を父にデンマークとドイツの国境の町、トゥナーに生まれました。家具職人H.F. スタルベアーグの元で家具を学び、17歳で家具職人の資格を取得。初めてデザインを経験したのもこの工房でした。20歳でコペンハーゲンに移り、1936年から1938年まで工芸スクールに在籍し、その後デザイナーとしての活動を開始しました。

1940年、ウェグナーはアルネ・ヤコブセンとエリック・ムラーが担当する、オーフス市(デンマーク第二の都市)市庁舎の建築プロジェクトに参加し、そこに納める家具をデザインしました。またデニッシュデザイン界に大きな貢献を残した家具工房、ヨハネス・ハンセン社との共同作業もこの年に始まりました。

1943年 自身のデザイン事務所を開設し、1944年 中国の明朝時代の椅子に影響を受けたチャイナチェアシリーズの最初の作品となる椅子をデザインしました。このチャイナシリーズ最後の椅子となるのが1949年にデザインされたCH24(Yチェア)です。Yチェアは、カール・ハンセン&サン社で翌年の1950年から生産され、今日ウェグナーの最も成功をおさめた椅子となっています。

ルニング賞(1951年)、第8回国際デザイン賞(1997年)はじめ、デザイン界における各種の賞を数多く受賞しています。また、デンマーク王立芸術アカデミーの名誉会員(1995年)、英国王立美術大学からは名誉学士号(1997年)が贈られて、その作品はニューヨークのMOMAからミュンヘンのディ・ノイエ・ザムルングまで、世界中の著名な美術館でコレクションされています。 2007年1月、92歳で他界しました。

プロフィールの詳細は下記よりご覧いただけます。
https://presscloud.com/file/37/376365555870643/JP_Hans_J_Wegner_designer_profile.pdf
製品イメージ



お客様お問合せ先
カール・ハンセン&サン 東京本店/カール・ハンセン&サン大阪 
https://www.carlhansen.com
もしくは
カール・ハンセン&サン 東京本店 TEL:03-5413-5421

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