株式会社ドリームフィールズ
宝石選びに“深層心理”と“パーソナルカラー”の2つの視点を導入。100色超の宝石から、その人にふさわしい“色”を提案。SDGs視点で関心高まる「宝飾品のリフォーム」も。
土屋鞄製造所と同じハリズリーのグループ会社で、国内最多級のカラーストーンを取り扱う宝飾品メーカーのドリームフィールズ(東京都中央区)は、ジュエリー工房を併設する新業態店「ビズー カラーラボラトリー(BIZOUX COLOR LABORATORY)」を、2024年4月20日(土)に東京・新宿にオープンします。当社が、工房を併設したジュエリーショップを開業するのは、初めてです。
「ビズー カラーラボラトリー」は、ビズー最大規模の店舗です。延床面積は約192平米(58.13坪)で、ショップでは、豊富なカラーのリングやピアス、イヤーカフ、ネックレス、ブレスレットなど500種以上の宝飾品(税込6,600~1,331,000円)を取り扱います。店舗限定アイテムや、セミオーダー商品、ブライダルジュエリーを販売しながら、工房では一部の宝飾品の製作及びリフォームの相談に応じます。
最大の特徴は、色彩心理学の理論を応用した“色診断”と、“パーソナルカラー診断”の“2つの診断”で、100色を超える宝石の中からその人にふさわしい石を選ぶコーナーをショップ内に設ける点です。世界20カ国以上から多彩なカラーストーンを揃えるビズーならではの、新しいジュエリーの選び方を提案します。
宝飾品のリフォームは、自宅に眠るジュエリーを再活用するものです。具体的には、カラーストーンやダイヤモンドなどを一度取り外し、日常使いできるデザインの指輪やネックレスなどに留めます。ビズーでは、2022年から期間限定の相談会などを設けて、70点以上の宝飾品を生まれ変わらせてきました。そうしたノウハウを生かし、本店舗の出店を機に、一年を通じて本格的にジュエリーのリフォームに取り組みます。
<参考情報> 物価高を追い風に、関心高まる「宝石のリフォーム」について
中古品の業界紙「リサイクル通信」が2023年9月に発表した市場調査※によると、「衣料・服飾品」のリユースは5,119億円で、前年比11.6%増と急伸しています。当社では、物価上昇に伴い消費者の生活防衛意識が高まったことも市場拡大を後押ししたと分析しています。
※https://www.recycle-tsushin.com/news/detail_8811.php
宝飾品において、「リサイクル」に続き注目を集めているのが「リフォーム」です。一般社団法人「日本リ・ジュエリー協議会」会長の山田悟氏は宝飾品のリフォームについて「SDGsの取り組みが浸透してきている今、ジュエリーのリフォームを専門で行なう店が開業したり、百貨店で期間限定のリフォームイベントが開催されたりなど、消費者のリフォームへの関心が高まっていると感じる」と話しています。
工房併設で“今すぐ着けたい”ニーズに対応、石留めや刻印など繊細な職人技を間近で
併設するガラス張りの工房では、ショップで購入した商品の製作(石留め)やサイズ直し、修理、刻印を行ないます。工房脇には職人の手元を映すモニターを設置しているので、直径1ミリ程度と極小の宝石を土台に留める様子など、繊細な職人技を間近でご覧いただけます。
工房があるので、店内で販売する一部の商品は、当日中にお持ち帰りいただくことも可能になります。購入から手に届くまで約2カ月という、従来の期間を大幅に短縮し、「今すぐ着けたい」というニーズに応えます。
深層心理とパーソナルカラーの2つの診断で、100色超から似合う宝石を提案
新店舗は「Find Your Color(自分の色を見つけよう)」をテーマに、従来の「誕生石」や「好きな色」だけではない、新しいカラーストーンの選び方を提案するコーナーを設けます。
世界20カ国以上から買い付けた50種類以上・100色を超える宝石を、11色(青・水色・紫・ピンク・ライトピンク・赤・緑・黄色・オレンジ・白・透明)に分類。色彩心理学の理論を応用した4つの質問から導いた“深層心理で求める色”と、自身の肌や瞳の色から導いた“似合う色”を組み合わせ、“自身にふさわしい宝石”をお選びいただきます。普段は手に取らない“色”に出会う体験ができる、まさに「カラーラボラトリー=色の実験室」です。
“色診断”はタブレット端末を使い、選択式でお答えいただきます。質問は、「最近お気に入りの曲の雰囲気は?」「今度の休みはどんな風に過ごしたい?」など全4問です。16通りの結果から、その時の“心が求めている色”を全11色の中から1つ表示します。診断の所要時間は約3分です。
色診断で“深層心理で求める色”を導き出した後は、“パーソナルカラー診断”で、肌を最も美しく見せる石を選びます。
パーソナルカラー診断では、生まれつきの肌や瞳、髪の色とその人の雰囲気から、肌が美しく見える色を判断します。例えば同じピンクの宝石でも、華やかでキュートな雰囲気を持つスプリング(春)タイプは、黄味がかった温かみのある「ロードクロサイト」や「パパラチアサファイア」を、ソフトな優しい雰囲気のサマー(夏)タイプは、青みがかった薄く柔らかな「ピンクサファイア」を身に着けると、肌色がきれいに見えます。お客様は、“色診断”で導き出したカラーの宝石を実際に肌の上に乗せながら、もっとも自身に似合う石を見つけていただけます。
宝石は、産地やカットの仕方、インクルージョン(内包物)の入り方によっても、色の見え方が変わります。デザインではなく、“色”に着目して様々な石を着け比べることで、カラーストーンの魅力を知るきっかけにしていただきたい考えです。
診断から選んだ宝石で、リングやネックレス、ピアスを作ることも可能です。
4ミリ大の石を主役にしたミニマルなデザインが特徴の「カラーカクテル」シリーズは、1つでデイリー使いのスキンジュエリーとして、重ねづけしてファッションのポイントとしても使える万能アイテムです。地金のカラーはイエローゴールド、ピンクゴールド、プラチナの3種からお選びいただけます。価格は、石やデザイン、地金の素材により、税込39,600~292,600円です。
「カラーカクテル」シリーズは、併設する工房で製作するので、当日中にお持ち帰りいただくことも可能です。
※状況により、翌日以降のお渡しになる可能性もございます
ニュアンスカラーが美しい「非加熱サファイア」も全9色用意
本店舗のオープンを記念して「非加熱サファイア」を用意します。同宝石も「カラーカクテル」シリーズでお選びいただけます。
市場に出回る「サファイア」の多くが、加熱処理で色調を調整しています。今回取り扱う宝石は、そのままの姿でも色味をしっかりと感じられるものを厳選。加熱処理をしていないからこその、柔らかな“ニュアンスカラー”が特徴です。
カラーは、レッドとピンク、ライトピンク、オレンジ、イエロー、グリーン、ライトブルー、パープル、クリアの全9色です。豊富なバリエーションからお好みの1石を選べるのは、「ビズー カラーラボラトリー」だけです。
オープンを記念し、異素材の質感を楽しめるペンダントトップなど3種発売
クンツァイトの煌めきと、パールのつやの異素材の質感を楽しめるペンダントトップ(右)と、自然が生み出した”パープルカラー”を最大限に活かしたピアス(左)
発色やグラデーションが1つずつ異なる、世界に1つだけの宝石から、自分好みを見つけて
開業に合わせ、3種類の“オープン記念ジュエリー”も、新発売します。
新商品「湖水真珠×クンツァイト K18ペンダントトップ・トレン」(税込143,000円)は、異素材の質感の違いを楽しめるジュエリーです。上部には、約7ミリと大粒の「クンツァイト」を、下部には約8.5ミリの湖水真珠をあしらっています。澄んだ煌めきを放つ“ニュアンスピンク”の「クンツァイト」と、メタリックとも言えるほどのつやを放つパープルカラーの真珠の組み合わせが艶やかなアイテムです。地金は、18金イエローゴールドです。
「湖水真珠(パープル)PTピアス(両耳)・コロン」(税込66,000円)は、自然が作り出した美しい“個性”であるパープルカラーを最大限に生かしています。顔周りに彩りを添える光沢のある大粒のパールは、タイムレスにお使いいただけます。地金は、プラチナ900です。
もう一種は、ピンクとグリーンのコントラストが神秘的な「バイカラートルマリン K18ペンダントトップ・セラム」(税込99,000~115,500円)です。結晶化する過程で環境の変化を受け、グリーンとピンクの2色になった石は、まさに地球が生んだ芸術品です。宝石は、美しいグラデーションを堪能いただけるよう、長方形のバゲットカットにしています。縦長のスタイリッシュなフォルムが印象的で、オンオフ問わず使いやすいアイテムです。地金は18金イエローゴールドです。
日常使いできるデザインへ装い新たに、自宅に眠る宝飾品、再び輝く
リフォームでデザインを一新、宝石は再活用しモダンに生まれ変わるジュエリー
工房では、ジュエリーのリフォームの相談にも応じます。自宅に眠る宝飾品から、カラーストーンやダイヤモンドなどの宝石を取り出し、日常使いできるデザインにリメイクします。他社の製品にも対応します。製作期間は、1点あたり約2カ月です。
製作可能なデザインは、取り出した宝石の形状やサイズ、硬度によって異なります。職人が石の状態を確認し、リング24種、ネックレス3種、ピアス4種、ペンダントトップ2種の全33種の中から提案します。価格は、デザインや地金の素材により、税込88,000~440,000円です。
持ち込まれるのは、家族から受け継いだ宝飾品や、婚約指輪、デザインが古くなり使いづらくなってしまった愛用品など、思い出の品々です。リングの場合、地金から石を外し、ビズーオリジナルのリングデザイン(最大24種類)に照らし合わせ、新たな台座に留め、現代の息吹を吹き込みます。
ビズーでは、2022年から期間限定の相談会やオンラインを通じてリフォームの受注を開
始。サステナビリティ―(持続可能性)への関心の高まりを追い風に、受注件数を伸ばしています。今回、ジュエリー職人が在籍する工房一体型の店舗を新設することで、通年を通してリフォームの相談に応じる体制を整えます。今後は金属部分の下取りをし、費用から差し引くことで、リフォームへのハードルを下げたい考えです。
ビズー カラーラボラトリー 店舗概要
国内最多級のカラーストーンのラインアップを誇るBIZOUX(ビズー)について
ビズーで一番人気の“パヴェジュエリー”(パヴェ=フランス語で石畳)。高さ、サイズ、硬度の異なる32個の宝石を零れ落ちそうなほど敷き詰めた「ブーケ」(税込143,000~220,000円)
「BIZOUX(ビズー)」を運営する(株)ドリームフィールズは、皮革製品を製造販売する(株)土屋鞄製造所と同様、(株)ハリズリーのグループ会社です。「ビズー」は当社が展開するカラーストーンを使ったジュエリーブランドで、20~40代の女性に支持されています。東京をはじめ大都市に10店の常設直営店を構えます。
最大の特長は、ジュエリーブランドとして国内最多級のラインアップを誇る、天然のカラーストーン(色石)の取り扱い種類です。日本を含む世界20カ国以上から買い付けるカラーストーンは、常時100種類以上を宝飾品にして販売しています。
独自ルートを強みに、国内では「ビズー」でしかほぼ取り扱いのない、入手困難な宝石も揃います。ブランドを立ち上げた2009年11月当時から、当社のバイヤーがアメリカやタイ、香港、インドなど世界中へ足を運び、ルース(裸石)を一点ずつ丹念にチェックし、キズがなく、美しく発色する透明感のある高品質なものを見極めて買い付けを行なっています。世界三大希少石の「パライバトルマリン」や、光源によりグリーンからバーガンディーへ魅惑的に色が変化する「アレキサンドライト」、輝きと色合いが一つずつ異なる“一点モノ”を数多く取り扱うことができるのは、品質を見極める眼と買い付けのノウハウを持つ「ビズー」ならではです。
ジュエリーブランドとしては珍しく、「カラーレスダイヤモンド」以外の売り上げが9割以上を占める「ビズー」は、世界各地の希少石に特化したブランドとして、宝飾業界で独自のポジションを築いています。
会社概要