東京ミッドタウンマネジメント株式会社
東京ミッドタウンマネジメント株式会社(所在:東京都港区、代表取締役社長:藤井拓也、以下「東京ミッドタウン」)は、2024年2月10日(土)より、若手アーティストに制作および発表の場を提供し、その成長支援とアートを介した街の新たな賑わいを創出するプロジェクト「ソノ アイダ#TOKYO MIDTOWN AWARD」(以下「本プロジェクト」)を実施しています。
本プロジェクトは、7月28日(日)までの期間を2カ月ごと3期に分け、各期2組、計6組のアーティストを選出。選出されたアーティストは「日本橋室町162ビル」に滞在し、制作や作品展示、交流会などを通し、街を歩く人たちとの相互作用に期待した活動を行い、それぞれの会期の終わりには成果展を実施いたします。なお、5月11日(土)より、第2期の成果展「ドーナツサンド・ステーション」を実施いたします。
この度、第3期のアーティストが後藤宙氏、松本千里氏の2組に決定し、6月1日(土)より、制作を開始いたしますのでお知らせいたします。
「ソノ アイダ#TOKYO MIDTOWN AWARD」第3期参加アーティスト
後藤宙(ごとう・かなた) *Tokyo Midtown Award 2016アートコンペグランプリ受賞者*
1991年東京生まれ。ある仮面との出会いをきっかけに糸を使った作品の制作を始める。物の成り立ちやその構造への興味から幾何学や法則性と対峙しつつ、同時に瞬間の閃きや無作為的選択をオブジェクトに織り込む。主なメディアとして糸を使用した立体・平面作品やインスタレーションを制作している。 2018年 東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修了。SICF16 スパイラル奨励賞など受賞多数。
<後藤氏コメント>
小学校5・6年生の2年間を沼袋(東京都)の借家で過ごしました。中学高校はもともと実家のあった千葉で過ごし、その後予備校に通うためまた東京に行くようになりました。その頃ふと思い立って予備校の友達と一緒に沼袋の家を見に行ったところ、その土地には真新しいアパートが建っていました。整然と建つアパートを見てどこか胸がスースーするような感覚になったのを覚えています。これからなくなってしまう空間で制作をするということは、そんな”エモ”を自らお出迎えするようなことなのかもしれません。ソノ アイダで新しい表現を見いだせればと思っています。
<後藤氏作品画像>
松本千里(まつもと・ちさと) *Tokyo Midtown Award 2017 アートコンペ・優秀賞受賞者*
1994年広島生まれ。広島市立大学芸術学研究科博士後期課程修了。
伝統的な絞り染め技法を用いてインスタレーションやパフォーマンスなど、素材と技法に根差しながら、模様ではない立体的な表現を展開している。失われつつある日本古来の伝統的な技法から別の価値を創造することを目標に、新たな解釈を広げるアート活動をしている。立体的な絞りのつぶを人に見立てた「個と群衆」をテーマに、抽象的な空間造形を通して現代社会に息巻くエネルギーを作品に込めている。
主な展示に「第4回金沢・世界工芸コンペティション」(2019年)で入選、「六甲ミーツ・アート芸術散歩」(2020年)で準グランプリ獲得、「広島市現代美術館館外企画 松本千里-星つぶの彼方」(2021年)など他。
<松本氏コメント>
Tokyo Midtown Award 2017で絞り染め技法を使った立体的な表現を掴み、様々な表現方法へと展開していきました。私にとって今に続くアート活動の大きな一歩となった機会です。そして今回新たな表現への一歩へ挑戦する場所と時間を与えていただけたことに感謝と、再び走り抜けなければいけない熱さを、越えなければいけない夏が来る気配を感じてワクワクしています。
今までの活動を通して考え、見つめてきたことを出し切り、また何かを掴んでいきたいと思います。
<松本氏作品画像>
「ソノ アイダ#TOKYO MIDTOWN AWARD」概要
【所 在 地 】〒103-0022 東京都中央区日本橋室町1-6-2 日本橋室町162ビル1F
【開催期間】2024年2月10日(土)~7月28日(日)(予定)
【営業日時】毎週水曜日~日曜日 12:00~19:00
【定 休 日 】毎週月曜日、火曜日、祝日
※その他展示替えの際などに休館する場合がございます。
【主 催】東京ミッドタウン
【共 催】三井不動産株式会社、一般社団法人日本橋室町エリアマネジメント、ソノ アイダ
【機材協力】DEWALT
※参考 プレスリリース https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000279.000027065.html
TOKYO MIDTOWN AWARDについて
東京ミッドタウンが“「JAPAN VALUE(新しい日本の価値・感性・才能)」を創造・結集し、世界に発信し続ける街”をコンセプトに、次世代を担うデザイナーやアーティストの発掘・支援、その先のコラボレーションを目的としてデザインとアートの2部門で開催するコンペティション。
16年間の実施で、応募者数延べ23,996組の中から、デザインコンペでは、139組・241名(延べ145組・261名)、アートコンペでは、87組・92名の受賞者・入選者を輩出。受賞作品だけではなく、アイデアや作品を生み出すことのできる「人」にフォーカスするアワードへの進化を目指しています。更に、これまで以上に受賞後支援も拡充し、受賞者・入選者の成長を継続的に支援するとともに、コラボレーションの機会を創出していくことに努めます。
ソノ アイダについて
「ソノ アイダ」は、空き物件・解体予定建物などの都市の隙間を空間メディアとして活用するアートプロジェクトです。アーティスト藤元明(ふじもと・あきら)を中心に2015年から、東京都内複数箇所での実施を通して、大小様々な空間的・時間的隙間=“その間”を見出し、様々な試みやアーティストたちの活動の場を生み出してきました。
<ウェブサイト>www.sonoaida.jp
三井不動産グループのSDGsへの貢献について
■三井不動産グループのサステナビリティについて(https://www.mitsuifudosan.co.jp/esg_csr/)
三井不動産グループは、「共生・共存・共創により新たな価値を創出する、そのための挑戦を続ける」という「&マーク」の理念に基づき、「社会的価値の創出」と「経済的価値の創出」を車の両輪ととらえ、社会的価値を創出することが経済的価値の創出につながり、その経済的価値によって更に大きな社会的価値の創出を実現したいと考えています。
また、2024年4月の新グループ経営理念策定時、「GROUP MATERIALITY(重点的に取り組む課題)」として、「1.産業競争力への貢献」、「2.環境との共生」、「3.健やか・活力」、「4.安全・安心」、「5.ダイバーシティ&インクルージョン」、「6.コンプライアンス・ガバナンス」の6つを特定しました。これらのマテリアリティに本業を通じて取組み、サステナビリティに貢献していきます。
【参考】
・「グループ長期経営方針策定」
https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/innovation2030/
・「グループマテリアリティ」
https://www.mitsuifudosan.co.jp/esg_csr/approach/materiality/
※なお、本リリースの取り組みは、SDGs(持続可能な開発目標)における2つの目標に貢献しています。