レノボ・ジャパン合同会社
レノボは本日、Snapdragon(R) X Eliteを搭載した初の「次世代AI PC」として「Yoga(TM) Slim 7x」と「ThinkPad(TM) T14s Gen 6」を発表しました。PC業界全体がAI時代の新たな局面を迎える中、レノボはPCポートフォリオ全体を通じ、パーソナル・コンピューティングのパーソナライゼーションを新しい水準へと引き上げていきます。また、インテリジェント・ソフトウェアを活用したローカルなタスク処理、生産性とクリエイティブ性、セキュリティの向上を通じ、次世代AI PCは新しいPCインタラクション体験を実現します。レノボは現在すでにAI対応のデバイス、ソフトウェア、最適化されたサービスによる包括的なポートフォリオを提供していますが、コンシューマー向けのYoga Slim 7xとビジネスユーザー向けのThinkPad T14s Gen 6の2種類の新型ノートPCが加わることで、ポートフォリオをさらに拡大していきます。
最新ノートPCは、12コアのQualcomm Oryon(TM) CPU、Adreno(TM) GPU、専用Qualcomm Hexagon(TM) NPU(Neural Processing Unit)を搭載したQualcommの新型Snapdragon X Eliteプロセッサーを採用しており、PCでは最高レベルのワットあたりのパフォーマンス(*1)を達成しつつ、NPUの処理能力は最大45TOPSで史上最速です。Microsoft Windows 11と次世代AI PCの最新の強化機能により、オフライン時でもより多くのAI機能を活用でき、シームレスな生産性と創造性を発揮できます。レノボの最新ノートPCを通じ、次世代AI PCがオンデバイスで提供するナレッジベースを活用することで、ユーザーは無限に創造の可能性を探求できます。生成AIと機械学習を活用した次世代AI PCは、説得力のあるテキストや人々を魅了するビジュアルの作成、一般的な生産性タスクの合理化に役立ちます。Yoga Slim 7xとThinkPad T14s Gen 6や、AI PCイノベーションの新たな基準を打ち立てることで、未来志向の合理的なユーザーエクスペリエンスをユーザーに提供します。
レノボのエグゼクティブバイスプレジデント兼インテリジェント・デバイス・グループ担当プレジデントのルカ・ロッシは、次のように述べています。「AI PC時代の幕開けを迎え、市場において30年に一度の転換期を迎えている今、AI対応デバイス、AI対応ソリューション、AIに最適化されたエクスペリエンスの最も幅広いポートフォリオの1つを世界中のお客様に提供し、すべての人にAIを届けることができることを誇りに思います。Yoga Slim 7xとThinkPad T14s Gen 6は、究極のパーソナライゼーションとコントロール、創造的な表現と比類のない生産性、そして、より高速で安全なクライアント・ベース処理など、AIの新たなパワーを活用するレノボのデバイス・ポートフォリオの最新製品です。」
Microsoftのデバイス・パートナー・セールス担当バイスプレジデントのマーク・リントン氏は次のように述べています。「レノボとマイクロソフトの相乗効果は、イノベーションと卓越性というビジョンを共有していることの証です。レノボとマイクロソフトのパートナーシップは、可能性の限界を押し広げ、個人と組織の双方がより多くのことを達成できるようにする最先端技術を提供する上で役立ってきました。レノボが次世代AI PCである、Yoga Slim 7xとThinkPad T14s Gen 6を発表したことで、私たちはAIを活用したコンピューティングの新たな基準を打ち立て、直感的で変革をもたらす比類のない体験を提供していきます。レノボの品質へのこだわりとマイクロソフトのAIの強みを組み合わせることで、私たちの顧客は市場で最も先進的で信頼性の高いソリューションを利用できるようになります。」
Yoga Slim 7x
ユーザーは、AI対応のYoga Slim 7xを使用することで、編集、レンダリング、処理に費やす時間を減らし、場所を問わず、より多くの時間を創作活動に充てることが可能です。Yoga Slim 7xのSnapdragon X Eliteプロセッサーに搭載のHexagon NPUには、テキストから画像への変換、写真と動画の高度な編集機能、テキストの作成と編集のフィードバックなど、さまざまな機能が搭載されています。これにより、空いた時間で新しく創造的なアイデアの考案が可能です。さらに、カメラや通話の高度な品質と機能、ロスレスHDオーディオ、4Kストリーミング、インターネットの高速接続、セキュリティの強化で、よりスマートなユーザーエクスペリエンスを実現します。Yoga Slim 7xは、複雑化が進むタスクも高速処理できると同時に、70Whバッテリーにより長時間のバッテリー駆動が可能で(*2)、作業の途中で手を止められる心配もありません。また、Lenovo AI CoreもSnapdragon X Eliteプロセッサーと連携するため、正確なユーザーシナリオを適切に判断し、その場のタスクに応じて消費電力と効率性を動的に調整できます。これにより、AI対応の高性能な機能を活用し、時間と場所を問わずアイデアの創造が可能です。
Yoga Slim 7xの重量は約1.28kgで、薄さは約12.9mmからとなっており、高いポータブル性を備えています。Yoga Slim 7xで作成した作品を鮮明かつ生き生きと映し出せるよう、PureSight OLEDタッチパネル(14.5型、16:10、3K、90Hz)を採用。sRGBとP3の色域を100%サポートしつつ、TUV Rheinland Low Blue Lightにも対応しています。フルHDのMIPI IR Webカメラは、ビデオ通話でより鮮明な映像を映し出し、4個のVoice IDマイクロフォンによって、より明瞭な会話が可能です。オーディオについても レノボ・プレミアム・スイートの高性能4スピーカー・サウンドシステムによって、臨場感あふれるクリアなサウンドを楽しめます。キーボードには、指先にフィットする凹み形状と1.5mmのキーストロークを採用しています。また、キートップに長期間持続の耐油性コーティングが施されており、タイピング時の快適性が向上しています。さらに、約135x80mmの大型タッチパッドにより、外出時も正確な作業が可能です。
Yoga Slim 7xでは、プラスチック不使用の梱包材を使用するなど、設計と梱包の両面で資源効率に優れています。梱包用の箱には、FSC(TM)認証紙などの管理材料(*3)を採用。緩衝材には乾式処理パルプ、システムバッグには短期間で再生可能な竹繊維を使用しています。また、レノボはCO2オフセットサービスも提供しています。オフセットクレジットを購入することで、CDM、Gold Standard(R)、Climate Action Reserve、国際連合など、大気中のCO2排出量の削減を目的とした審査済みの気候アクションプロジェクトへの支援が可能となり、製品の平均的なライフサイクルを通じ、デバイスに関連したCO2の推定排出量のオフセットに寄与できます。
Yoga Slim 7x は、Lenovo プレミアム・ケア・サービスの対象でもあります。このサービスは、専門技術者によるハードウェアとソフトウェアの個別サポートと、必要な場合の迅速な修理を提供する高度なサポート・サービスです(*4)。
ThinkPad T14s Gen 6について
ThinkPad T14s Gen 6は、レノボ初のビジネス向け次世代AI PCであり、ビジネス用途でのAI対応PC分野における大きなマイルストーンとなります。Adreno GPUとオンデバイスAIエンジンを統合した先進的なSnapdragon X Eliteプロセッサを搭載することで、ユーザーエクスペリエンスを向上。パフォーマンスと効率性の両面において画期的な製品です。さらに、45TOPSのパフォーマンスを発揮可能なNPUにより、日々の業務やクリエイティブの製作シーンなどで最高のオンデバイスAI機能を実感できます。次世代AI PCは、生成AIと機械学習の機能を通じ、一般的な生産性タスクの合理化を支援するほか、Microsoft 365アプリケーション全体でのシームレスな統合(*5)により、パーソナライズされたAI対応アシスタントがユーザーの隣にいるかのような作業効率が実現します。ThinkPad T14s Gen 6は、最大64GBの高速LPDDR5xメモリ6を搭載し、スリムな筐体に4辺狭額縁の14型ディスプレイを採用しているため、、プロフェッショナルな洗練性を感じられる製品にもなっています。コミュニケーションバーには、プライバシー保護用の物理カメラシャッターを採用したフルHD1080pのMIPIカメラ(Windows Hello 顔認証にも対応)を搭載。Wi-Fi 7とオプションで対応する5G sub6機能(*6)の接続により、ユーザーは外出先でも一貫した接続性を確保できます。また、58Whバッテリーとエネルギー効率に優れた低消費電力ディスプレイパネルを通じ、長時間バッテリー駆動(*2)を享受できます。
エンタープライズ向けWindows on Snapdragon
レノボ、Qualcomm、Microsoftの3社による長期的なコラボレーションにより、独立系ソフトウェア・ベンダー(ISV)が提供し、Snapdragonに最適化されたエンタープライズ・ソフトウェア・アプリケーションが100種類以上も開発されています。デバイス管理、コラボレーション、生産性、Chip to Cloudのセキュリティなどの重要分野に対し、未来志向のアプローチとフォーカスを掲げる3社のコラボレーションでは、AIテクノロジーの活用を通じ、効率化と保護セキュリティの強化を推し進めるDynamoAI(※)など、最先端の業務用付加価値ソフトウェア企業と積極的に提携しています(*4)。
※https://dynamo.ai/
企業のデバイスとデータを継続的に保護し、AI時代においてプライバシーを保護することは極めて重要です。ThinkPad T14s Gen 6は、ThinkShieldの堅牢なセキュリティ機能とソリューションを通じ、生産性を維持しつつセキュリティを担保することで、デバイストでのリスクの管理と最小化を支援します。一例として、SentinelOne(※)のようなソフトウェアパートナーにより、エンタープライズは多層型の堅牢なランサムウェア対策が可能です。自己回復ファームウェアは、Qualcomm Secure Processing UnitおよびMicrosoft Plutonソリューションとの連携により、強固なセキュリティの実現に貢献します。
※https://www.sentinelone.com/
レノボは、これまでArmベースのThinkPadノートPCを企業向けに提供してきたことで培った専門知識を有しています。ユーザーはThinkPad T14s Gen 6の導入の際、これにより、IT管理者は、安心して次世代AI PCデバイスの全社的な導入が可能となります。
日本発売時期と販売価格(*7)
Yoga Slim 7x:
発売時期:6月18日*
販売価格:249,700円(税込)前後
*5月21日から予約受付を開始します。
ThinkPad T14s Gen 6の発売時期は未定です。
仕様
【Yoga Slim 7x:主な仕様】
OS:Windows 11
プロセッサー: Snapdragon X Elite
グラフィックス: Qualcomm AdrenoTM GPU
メモリ:32 GB(LPDDR5X)
ストレージ(*8):1TB (PCIe NVMe/M.2)
ディスプレイ:14.5型 有機ELディスプレイ
インターフェース:USB4 Type-C9 ×3
本体寸法:約325 × 225.15 × 12.9 mm
本体質量:約1.28kg~
【ThinkPad T14s Gen 6:主な仕様】
OS:Windows 11
プロセッサー: Snapdragon X Elite
グラフィックス:Snapdragon X Elite Qualcomm AdrenoTM GPU
メモリ:最大64 GB(LPRRD5X 8533MT/s Dual Channel6)
ストレージ(*8):最大1 TB PCle Gen 4×4 2242 M.2
ディスプレイ:14型
インターフェース:USB Type-A ×2、USB Type-C ×1
本体寸法:約313.6 x 219.4 x 16.9 mm
本体質量:約1.24kg~
*1 出典:Qualcomm。パフォーマンスは、2024年3月に実行されたGeekBench 2024マルチスレッド(Windows 11 OS)に基づきます。Snapdragon X Eliteのテストでは、Windows 11 OS上でQualcommリファレンス・デザインが使用されました。
*2 バッテリー駆動時間に関するすべての記述は概算であり、最適なラボとネットワークの状況下での社内テストに基づきます。実際のバッテリー性能は、製品の構成や使用状況、ソフトウェア、動作条件、ワイヤレス機能、電源管理設定、画面の輝度など、さまざまな要因によって変動します。バッテリーの最大容量は、時間の経過や使用状況によって自然に減少します。
*3 梱包で使用されるすべての箱は、FSC(TM)認定紙などの管理素材を原料としています。FSCライセンスコード:C118727
*4 製品およびサポート・サービスは、予告なく変更される場合があります。ゲーミング向けプレミアム・ケアでは、最高のサービス・レベル・アグリーメント(SLA)に準拠した高度な技術者をご利用いただけます。サービスレベルは、特定の地理的位置において、搬入、ピックアップ&リターン、またはデポによって異なる場合があります。Lenovoは、サービスの内容、機能、および仕様を予告なく変更する権利を留保します。
*5 AI機能の利用には、ソフトウェアまたはプラットフォーム・プロバイダーを介したソフトウェアの購入、サブスクリプション、イネーブルメントが必要な場合や、特定の構成または互換性の要件が存在する場合があります。
*6 64GB LPDDR5x、5Gサブ6 WWAN、低消費電力ディスプレイパネルなどの構成で、2024年後半の提供開始を予定しています。
*7 価格は税込みで、送料やオプションは含まれておらず、予告なしに変更される可能性があります。追加条件が適用されます。再販価格は変動する可能性があります。発売日やカラー・オプションは地域によって異なり、一部の市場でのみ製品が販売される可能性もあります。すべての製品は在庫状況により変更となる可能性があります。レノボは製品、機能、仕様をいつでも予告なく変更する権利を留保します。
*8 実際に使用可能なストレージ容量は少なく、フォーマット、パーティション設定、OSなど、この容量の一部を使用する多くの要因によって変化・減少します。使用可能な容量は、ソフトウェアのアップデートにより変更される場合があります。
*9 2024年7月にUSB4認証取得予定です。
LENOVO、YOGA、THINKPAD、THINKSHIELDおよびTRUSCALEは、Lenovoの商標です。TUVは、TUV Rheinland Groupの登録商標です。Snapdragon、Qualcomm Oryon、Qualcomm AdrenoおよびQualcomm Hexagonは、Qualcomm Technologies, Inc.および/または同社の子会社の製品です。Qualcomm、Qualcomm Oryon、Qualcomm Adreno、Qualcomm HexagonおよびSnapdragonは、Qualcomm Incorporatedの商標または登録商標です。Wi-FiはWi-Fi Allianceの商標です。SENTINELONEは、米国およびその他の国におけるSentinel Labs, Inc.の商標です。その他すべての商標は、それぞれの所有者の知的財産です。(C)2024 Lenovo Group Limited.
<レノボ・ジャパン ホームページ>
トップページ :https://www.lenovo.com/jp/ja/
プレスリリース :https://www.lenovo.com/jp/ja/news/
<レノボについて>
レノボ(HKSE:992/ADR:LNVGY)は、売上高620億米ドルの世界的なテクノロジー企業であり、Fortune Global 500の217位にランクされています。世界中で7万7000人の従業員を抱え、180市場で毎日数百万人の顧客にサービスを提供しています。レノボは、すべての人にスマートなテクノロジーを提供するというビジョン「Smarter Technology for All」を掲げ、世界最大のPCメーカーとしての成功を収めるだけでなく、サーバー、ストレージ、モバイル、ソリューション、サービスといった「New IT」技術(クライアント、エッジ、クラウド、ネットワーク、インテリジェンス)の発展を促進する新たな成長分野へも進出しています。世界を変革するテクノロジーを提供することで世界中のあらゆる場所のすべての人にとって、より包括的で信頼できるデジタル化社会を創出します。詳しくは、 https://www.lenovo.com/jp/ja でご覧いただけます。