TOSHIO SHIMIZU ART OFFICE
2024年7月2日(火)より開催|事前予約開始は5月23日(木)開始
『untitled』水彩画 (C)︎ジョージ・リランガ
この度《THE MIRROR》 ではタンザニア出身の画家ジョージ・リランガ(1943-2005)の絵画展を開催します。
タンザニアは東アフリカにありアフリカ最高峰キリマンジャロがそびえる国です。リランガはタンザニア南東部のマコンデの出身。マコンデは木彫を盛んにするエスニックグループで、リランガも木彫家としてスタートしました。
その後首都のダルエスサラームに移ると『芸術の家』に参加し絵を描き始めたちまち画家として高い評価を得るようになりました。タンザニアには動物を描くティンガティンガ派という画家のグループがありますが、リランガは動物を描かず、一貫してシェターニ(精霊)を描き続けました。
シェターニたちはリランガの夢に現れる自由なスピリットです。
あらゆる物理的制約から解き放たれ、やりたい放題ですが皆笑顔を絶やさず見るものの心を解きほぐします。心を解きほぐされた、と思ったあなたの夢の中に、シェターニたちはすでに侵入しているかもしれません。
《THE MIRROR》 アーティスティック・ディレクター 清水敏男
開催概要
会期|2024年7月2日(火)~7月27日(土)
会場|THEW MIRROR(169-0051 東京都新宿区西早稲田2-14-15 松川ボックス A棟)
開廊時間|火曜~土曜日 午後1時から5時まで
完全予約制| 1時間ごとの入れ替え制
予約サイトはこちら▶︎https://coubic.com/themirror/3513692
定員|各回10名まで
観覧料|1名 1,000円(税込)、大学生以下 500円(税込)
中学生以下 無料(未就学児の来場はご遠慮ください)
主催|TOSHIO SHIMIZU ART OFFICE
アーティスティック・ディレクター|清水敏男
マネージングディレクター|酒田翠
ロゴマークデザイン|浅葉克己
instagram|@themirror_tsao
問い合わせ先|themirror@shimizuoffice.com
アーティスト
ジョージ・リランガ
1943年 タンザニア南東部のマコンデの町リンディで誕生。
1958年 木彫を習い始める。
1961年 彫刻家として自立。
1972年 タンザニアの首都ダルエスサラームに移住。
1973年 カトリックの修道女シスター・ジンと出会い、ジンが設立した「芸術の家」に夜警として勤務。シスター・ジンがリランガの才能を発見。
1974年 絵画を描き始める。
1982年 オーストラリアで銅版画を学ぶ。
1980年代以降 世界各地で個展を開催。
2005年 ダルエスサラームで逝去。
アーティスティック・ディレクター
清水敏男
東京都庭園美術館キュレーター、水戸芸術館現代美術センター芸術監督を経て1997年よりTOSHIO SHIMIZU ART OFFICE主宰。Ise Cultural Foundation(New York)芸術監督(1998年~2001年)、上海ビエンナーレ芸術監督(2000年)、上海万国博覧会日本産業館キュレーター(2010年)などを歴任。東京ミッドタウン六本木・日比谷、大手町フィナンシャルタワーなどの数多くのパブリックアートを手掛ける。2004年から2023年度まで学習院女子大学・大学院教授(美術史、アートマネジメント)を務める。
ご来場にあたって
– 入れ替え制になりますのでお時間に余裕を持ってご来場ください。
– 住宅地にあるギャラリーのため、ギャラリーの外でお待ちいただくことはご遠慮いただきますようご理解の程お願いいたします。
– 祝日も開廊します。
– 開廊日、開廊時間、入場時間は予告なく変更、臨時休業する場合があります。
– 小中学生は無料ですが、チケット予約が必要です。
– 団体や前売り他各種割引制度は実施しておりません。
– バリアフリー建築ではありませんので見学の際に配慮が必要な方は、事前にご相談ください。
– 飲食持ち込み不可です。
– 松川ボックス内の写真撮影はSNSに投稿する等の個人的利用に限り可能です。
– 展示物については会場にて撮影の可否をお知らせします。
本展覧会はアフリカ芸術(映画、音楽、文学、美術など)の研究者故白石顕二氏ならびに山本富美子氏の協力で実現しました。感謝申し上げます。
『KAC(エトセトラ)』(C)︎ジョージ・リランガ
『mnisadie kunibeba kwani sina miguu(足がないので運ぶのを手伝ってください)』(C)︎ジョージ・リランガ
『untitled』色鉛筆画 (C)︎ジョージ・リランガ
『untitled』線画 (C)︎ジョージ・リランガ
展覧会関連イベント
「THE MIRROR Music Salon~精霊と共鳴するノイズ~」
「カリンバ」の商品名でも知られる
アフリカ生まれの小さな楽器・親指ピアノ
その源流、未来への旅
交錯する異なるリズム、 デジタルとアナログ、ローカルとグローバル
不思議な時空へようこそ
素朴な作りの親指ピアノを独自に電化、ルーパーやサンプラーにつなぎ 鹿児島弁をのせて作られる音の万華鏡…… 言葉にするとよくわからないけれど、とにかくおもしろい。
アフリカ、アメリカ、ヨーロッパ、世界15カ国で公演、英BBCや仏AFPも紹介した新しい音楽がTHE MIRRORに登場!
開催概要
日程|2024年7月7日(日)
出演|サカキマンゴー
時間|2回公演 1.11:00-12:30 2.13:30-15:00
場所|THE MIRROR(169-0051 東京都新宿区西早稲田2-14-15 松川ボックス A棟)
定員|各回25名
料金|3,850円(税込・観覧料含む)
予約サイトはこちら▶︎https://coubic.com/themirror/4319975
主催|TOSHIO SHIMIZU ART OFFICE
サカキマンゴー
大阪外国語大学(現・大阪大学外国語学部)でアフリカ地域文化およびスワヒリ語を学ぶ。卒業論文のためにタンザニアの親指ピアノ・リンバについて現地調査したことをきっかけに、各地の親指ピアノをフィールドワークし、伝統的な奏法、生活の中での位置づけについて研究する。単なる「癒しの音」ではない親指ピアノのサワリ音(ノイズ成分)の魅力にとりつかれ、これまで12枚のアルバムを発表、ミュージック・マガジン誌のワールド・ミュージック年間ベストに選ばれるなど国内外の音楽専門誌で高い評価を受ける。昨年発売された小学館の図鑑NEO「音楽」の監修者のひとり。
「サカキマンゴーのステージは、演奏する場とのセッションでもあります。ライブハウスやコンサートホールとは異なる、リランガの作品、松川ボックス、ご来場のみなさんとの共作、というつもりで演奏します。」
Photo 梶原敏英
THE MIRROR2023年秋にオープンしたアーティスティック・ディレクター清水敏男によるコンテンポラリーギャラリーです。
宮脇檀建築の傑作 松川ボックスを舞台にアート、デザイン、文学、サイエンスなど様々な人文・芸術の創造の場として現代アートを中心に様々な活動を展開いたします。
TOSHIO SHIMIZU ART OFFICE
TOSHIO SHIMIZU ART OFFICEは、アーティスティック・ディレクター清水敏男がパブリックアートの総合コンサルティング、ギャラリー運営等を行っています。日常のあらゆる場面をアートの力によって心地よく美しいものにすることを目指しています。
TOSHIO SHIMIZU ART OFFICE 公式WEBサイト|https://tsao.co.jp