株式会社on the trip
株式会社ON THE TRIP(代表取締役:成瀬勇輝)は、株式会社GEN風景(代表取締役:前田大介)と共同し、富山県立山町に位置するウェルネスリトリート施設「ヘルジアンウッド」公式オーディオガイドをリリースしました。
ガイドURL:https://on-the-trip.net/spots/620/purchase?locale=ja
ガイドを手がけたのは、国内の寺社や美術館、芸術祭などの公式音声ガイドを制作する株式会社 ON THE TRIP ( https://on-the-trip.com/ )。地図にマッピングされたスポットを、音声ガイドを聴きながらめぐることのできる、音声ガイドアプリを制作しています。 日本語のほか、訪日観光客向けに英語、中国語にも対応しています。
ヘルジアンウッドは、ハーブ畑が広がる中につくられた新しい〈村〉。
ハーブのめぐみを体感できるアロマ工房、レストラン「The Table」、スパ施設「The Spa by Taroma」やサウナホテル「The Hive」を併設し、食やトリートメントなど様々な体験を通して、心と身体を本来の姿へと整えるウェルネスリトリート施設です。
背景に立山連峰が屏風のようにそびえるこの〈村〉。
ヘルジアンウッドを訪れたある人は、この場所を「天国」と称しました。
また別のある人は、「良い〈気〉に満ちている」と言いました。
本ガイドでは、変わらない原風景に身を委ねながら、香りを、食を、体験を通じて、自分の感性に問いかける旅へと音声ガイドを通してご案内します。
ここではその内容を少しご紹介します。
立山に守られたハーブの村
「立山に守られている」。富山に暮らす人は、よくそう口にします。
実際に台風や地震の被害を防いでくれるからでもありますが、それ以上に立山は精神的な拠り所になっています。そして山と海の豊かな恵みが、心と体を健やかに保ってくれているということでもあります。生活の背景に、立山が息づいているのです。
ハーブも、その恵みの一つです。どうしてこの場所でハーブなのか? 富山といえば薬が有名だけど、何か関係が? そう思った方もいらっしゃるかもしれません。その質問には、実際にヘルジアン・ウッドをめぐる中でお答えしましょう。
大地とのつながりを味わう
The Tableでは、富山の自然や歴史、文化を織り込んだ、ここでしか味わえないガストロノミーを提供しています。
富山には標高3000m級の立山連峰をはじめとした北アルプスと、水深1000mに達する富山湾があります。わずか56kmの距離に4000mの高低差があるダイナミックな地形は、世界的にも類を見ないものです。
日本海には800種類の魚がいると言われますが、富山湾には1年を通して500種類の魚が棲息しています。大豪雪地帯の立山からは、複数の川や地中に染み込んだ伏流水が絶えず海へと流れています。森の成分や酸素がたっぷりと含まれた水が注ぎ込むことで、水深1000mの富山湾は魚たちにとって快適な環境になっています。
「海は山がつくる」という言葉があります。その言葉通り、この地形が富山の生態系を支えています。そして富山の食材を口にすることは、自然をそのまま味わうことなのです。
このように、オーディオガイドでは、決して観光情報誌では知ることのできない、旅の視点が変わるサブルートへご案内します。
オーディオガイドで観光のDX化をしたい施設や自治体を募集中
株式会社ONTHE TRIPは、まちの歴史、その土地が持つ物語について丹念に取材を行い、まるで映画や小説のように人の心を動かす作品のようなガイドを制作しています。ガイドを聴くことにより、訪れた場所への理解が深まり、旅の体験がふくらみます。
現在、提携先の施設や自治体を募集しています。オーディオガイドは制作費を頂いてつくるものと、制作費を無料で実施する取り組みがあります。無料で実施する場合も、多言語(英語、中国語)の音声・テキストの制作、ポスターやMAPなど各種ツールのデザイン、WEB制作、書籍制作やデジタルマーケティングなど、ガイドに必要な制作物を無料でお作りいたします。
その代わりにオーディオガイドを含めた入館料を設定し、その料金をシェアしていただくという仕組みです。例えば、入館料が500円の施設の場合、800円に再設定していただき、その代わりに施設の情報や魅力を深く理解するためのツールとしてオーディオガイドを提供していただきます。差額の300円×利用者数の収益を、施設側とONTHE TRIPで、互いにシェアするという流れです。
この取り組みは、日本の文化財の入館料は他国と比べて安く、来場者がどんな体験ができるのか十分に伝わっていないという課題からスタートしました。日本の文化財には誇るべき物語があるにもかかわらず、まだまだその魅力を来場者に伝えられていません。私たちはこういった課題を、デジタルを使ってアップデートしたいと考えています。
詳細に関しては、下記のリンク先に掲載しております。お問い合わせ先より、ご連絡ください。
https://on-the-trip.com/news/62/