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寒川裕人/ユージーン・スタジオの常設美術館を、バリの世界遺産の麓一帯に広がる緑豊かなエリアに。「Eugene Museum in Bali(ユージーン・ミュージアム・イン・バリ)」のお知らせ

YES_ PTE. LTD

緑豊かな海と森林に包まれた1haの敷地に、総面積5,000 平方メートル (ランドスケープ一体型の作品等を含む/延床面積約3,500平方メートル 強)の常設美術館施設。今夏より建設開始され、2026年に一般開館予定です。


左側:Goldrain, 2019 Gold leaf, particles Photo by Keizo Kioku (C) 2021 Eugene Kangawa / EUGENE STUDIO   右側:(C) 2023 Eugene Kangawa / EUGENE STUDIO The CG images from the life-size model created by the studio using Unreal Engine.

(インドネシアでの美術館からのプレスリリースを翻訳しています。)
Eugene Museum in Baliは、インドネシア/バリ島のユネスコ世界遺産 タナロット寺院に囲まれた、自然豊かな地域にて、寒川裕人/Eugene Studio(以下、Eugene)の作品と共に2026年初頭に一般開館する予定です。

本常設美術館の建築デザインは 2022年にアガ・カーン建築賞を受賞したインドネシアを代表する建築家/アンドラ・マティンが手がけ、美術館はライフスタイル、アート、教育、環境配慮の統合をコンセプトに緑豊かな海と森林の景観に包まれた約44haの都市内に位置し、敷地1ha、総面積5,000 平方メートル (ランドスケープ一体型の作品等を含む。延床面積約3,500平方メートル 強)となる予定です。

寒川裕人は、1989年生まれの日本の現代美術家で、絵画、大規模インスタレーション、並びに子供向けの社会的な取り組み等、数々のプロジェクトで知られています。
近年では、史上最年少での開催となった東京都現代美術館での個展(「EUGENE STUDIO After the rainbow」)も話題となり、当時、コロナ渦にも関わらず国内外からの数多くの来訪者が記録的な長蛇の列を作りました。
そのモメンタムは世界に広がり、インドネシアをはじめとする多様なコミュニティやコレクターからの支持を受け、巡回展の枠組みを超えた新しい常設施設として本Eugene Museumの設立に至りました。アジアから新たに生まれるこの常設の美術館は、多様なつながりや出会いを通じて設立され、新しい形の美術館となる予定です。

・Eugene Museum Teaser Web Site:https://eugene-museum.com/

「EUGENE STUDIO After the rainbow」(2021‐2022)

インドネシア/バリ島は、地理的に赤道上に位置し世界の中心にあるだけでなく、豊かな伝統文化と緑豊かな自然環境が融合し、アジアの中心地とも言える場所になっています。この独自性が世界中から多様な人々を引き付け、国籍の境界を越えた、アジアの中でも最もボーダレスな場所の一つとなっています。これらすべての要素が、Eugeneの「共生」というテーマとも一致しています。

本常設美術館の設立・運営に際しては、美術館のコンセプトに共感する、アジアやその他地域の多様な方々とコラボレーションを行う予定です。
Eugeneのコンセプトを解釈しバリの伝統的な哲学と文化を融合させたアンドラ・マティンによる建築は最初のコラボレーションと言え、建築は現地の自然環境に配慮された形で設計されています。

美術館の隣接地域には既にインターナショナルスクールが開校しており、この周辺エリア/Tabanan, Nuanuは様々なプログラムを実施しています。地域の社会的、教育的、文化的なコンセプトに共感する形で、Eugene Museumは、多様な世代に新しい視点と体験を提供することを目指しています。

本美術館には約15個の常設展示スペースがあり、Eugeneの代表作である「海庭」、「Goldrain」、「Everything Shine」等が展示される予定です。
また、美術館内にはライブラリースペースや、閉館後のステイプログラム、また、エントランススペースにはカフェやミュージアムショップ、多様な方々とのコラボレーションに向けた特別なスペースを設置する予定です。

Infographic of the art museum layout (C)2024 Eugene Museum Bali

先行して、昨年ジャカルタに美術館の準備室が設立されました。ArtJakartaの本社と同じ建物内にあるこの準備室は、美術館のための準備を行うオフィスとして、小規模なモデルや小さなドローイングなどが並びます。

Preparatory room for Eugene Museum in Jakarta (C)2021 Eugene Kangawa / EUGENE STUDIO

本年5月末に計画がインドネシアにて発表され、インドネシアのほか、英Financial Times本紙や仏Le Quotidien de l’Art本紙に掲載されています。
https://eugene-museum.com/newslist/

本常設美術館は、地域と美術館運営を行う現地共同企業体により、現地法に基づいた建設・ 運営・法務・広報等全般の活動が行われ、約44haにわたる周囲地域と一帯は、現地の方々や50カ国を超える多国籍のチーム、官公庁によって支えられています。
YES_ PTE. LTDは美術館全体のプロデュース・監修やコミュニケーション、また、様々なコラボレーション企画等、多岐にわたる役割を担います。

【美術館エリアについて】
美術館は1ha以上の敷地面積内建設され、総面積5,000 平方メートル (ランドスケープ一体型の作品等を含む。延床面積約3,500平方メートル 強)となる予定です。2025年には近隣地域へ住む方々へ向けた限定公開を行い、2026年には一般公開を予定しています。
(*) 全開発エリアは約44haにわたり、年間約100万人以上の来場者数を見込むとされています。緑地を保護するためのランドスケープガイドラインが設けられている他、古来種の保護、リサイクルラボの運営、電動バギーの導入、保護犬プログラムの実施等、多様な活動を実施しています。
教育、芸術、環境との調和を基調として様々な施設が建設中であり、美術館の隣接地域にはインターナショナルスクールが既に開校、150人以上の小学生がすでに在籍し、中学校と高校の設立も計画されています。
Eugeneは、このエリアにて唯一となる日本人のパートナーとして参加、多様な国々のパートナーとコラボレーションを行う予定です。

At the museum area in Bali 2023 (C)2024 Eugene Museum Bali (C) 2023 Eugene Kangawa / EUGENE STUDIO


Illustration: Eugene Museum, Surrounding area (C) 2023 Nuanu, Render of Nuanu Creative City

緑豊かな環境に囲まれた本美術館は、すべての世代が国境を越えてアクセス出来る空間となることを目指しています。美術施設としての役割を超え、地域の教育機関やコミュニティと協力したワークショップなどの社会的取り組みも積極的に実施する予定です。子供から大人までを対象とした社会的な交流のハブとして位置付けられることを目指しています。

【美術館の建築について】
美術館の建築デザインは、住宅、空港、教育施設のデザインで知られるインドネシアを代表する建築家、アンドラ・マティンが手がけます。建築デザインはEugeneの「共生」というテーマに基づき、自然光を豊富に取り入れています。

【Eugene Social Program】
都市開発の一環として、地域社会や社会貢献プログラムが 様々な施設と連携して実施されます。この取り組みに関連して、「Eugene Social Program」が設立されます。このプログラムは、地元のコミュニティや近隣の教育機関と協力し、アジアからの参加者を招くワークショップや地元のミニカレ ッジを開催することを目指しています。このプログラムは、様々な世代、グループの個人を対象としています。詳細は追って発表されます。

【EUGENE STUDIO/Atelier iii】
昨年からEugeneの日本のアトリエ(EUGENE STUDIO/Atelier iii)の一部が一般公開されています。約700平方メートルの広々とした空間に代表作となる「Goldrain」を始め、Eugene Museumのための新作のテストや美術館の模型を見ることが出来ます。本プログラムは予約制で運営されています。

・EUGENE STUDIO/Atelier iii:https://the-eugene-studio.com/studio-iii-limited-visit/

左側: Yellow flower field drawing, 2021 Oil, gouache, grease pencil on brass 305 × 600 cm右側t: EUGENE STUDIO Atelier iii

【関係者コメント】
寒川裕人のコメント:

(C)2021 Eugene Kangawa / EUGENE STUDIO

「支援して頂いた様々な国や地域の人々に感謝しています。巡回展の枠組みを超えて、常設美術館となったことは光栄です。
アジアはますます洗練されています。その中で、古代から存在する自然と哲学に溢れる場所があります。本美術館が位置するこの新しい都市を初めて訪れたとき、次世代に必要な体験の重要性を感じたのを鮮明に覚えています。この都市全体の取り組みと私や私たちが行ってきたことは、同じ時代に自然発生したと言えます。
インドネシアの友人との会話はいつも非常に楽しく、数年前、「ヌサンタラ」という言葉に出会いました。この言葉は「群島」を意味します。矛盾があっても一緒にいるという姿、本当の共生。この考えが重要だと感じました。実際、世界もまた群島です。この言葉の理解を深めるために時間をかけるつもりです。
何よりも、アンドラとのコラボレーションに非常に興奮しています。彼の建築は、伝統と現代の洗練された融合によって魅了されます。最も重要なのは、彼の人格によって生み出される細部と深さです。この環境でしか達成できないアプローチを探求し、建築を一つの統一されたアート作品にすることを目指しています。
私はいつも通り作品を作り続けることしかできません。社会とアートの状態は将来的に大きく変わるでしょう。テクノロジーとビジネスだけでは世界は良くなりませんでした。哲学と体験、その両方が必要です。訪れる人々の中でただ一人でも何かを考えるきっかけを持って頂けることができれば、それが世界を変えることにつながるかもしれません。」

アンドラ・マティンのコメント:

(C) Andra Matin

「Eugeneの作品と私の作品には、太陽、風、影への敬愛という共通点があります。誰もがアクセスできる美術館を構想し、この空間がEugeneによって創り出された美しい作品の受け皿になると信じています。」

重里裕之輔(Eugene Museumプロデューサー)のコメント:
「アジアで最も美しく多様な地域の中でこの場所は、国境や世代を超えてインスピレーションが広がる空間となると想像します。Eugeneの取り組みをサポートしてから4年が経ちました。東京都現代美術館での個展では、様々な年齢や国籍の人々が列をなし、空間から生まれたアートワークを鑑賞し、その情景を皆共有していました。新しいアートの可能性とエネルギーに満ちた空間を感じました。
この経験と、多くのつながりと出会いによって、このプロジェクトの実現に至ったことを嬉しく思います。アジアで最も美しく多様なこの地域で、本美術館が国境や世代を超え、インスピレーションの源となるよう最大限の努力を尽くして参ります。」

・Eugene Museum Teaser Web Site:https://eugene-museum.com/
・EUGENE STUDIO Web Site:https://the-eugene-studio.com/
・EUGENE STUDIO Instagram:https://www.instagram.com/eugene_studio_official

 本件に関する問い合わせ先
 YES__pte.ltd
 info@yesunderbar.com

寒川裕人について:
寒川裕人は1989年生まれの現代美術家で、大規模な絵画やインスタレーションで知られています。主な展覧会に、「ユージーン・スタジオ 新しい海 EUGENE STUDIO After the rainbow」(2021-22年、東京都現代美術館)、「De-sport」( 2020年、金沢21世紀美術館)、「THE EUGENE Studio 1/2 century later」(2017年 、資生堂ギャラリー)、「資生堂ギャラリー100周年記念展」(2018-19年)における イギリスの建築家集団アッセンブルとの協働、「89+」(2014年、サーペンタイン ギャラリー、ロンドン)への作品提供等。彼の初期の活動は、2017年に出版された書籍『アート×テクノロジ ーの時代』(宮津大輔著、光文社新書)において、チ ームラボなどと共に日本の四つのアーティストの一人としてまと められています。寒川は東京都現代美術館で最年少で個展を行いました。美術館は、彼の作品を、自然への敬意と人間に内在する道徳への信念を表現する形で、調和の取れた共生の反映として解釈しています。これらは絵画、インスタレーション、映画作品など様々な形で表現されています。2023年、多様な支持を受け、彼の初の常設の世界規模の施設「ユージーン・ミュージアム」をバリ島に設立することとなりました。

アンドラ・マティンについて:
建築家。1962年インドネシア西ジャワ州バンドン生まれ。1981年バンドンのパラヒャンガン大学建築学部卒業。1990-98年、Grahacipta Hadiprana勤務。1998 年事務所設立。1999年IAI賞受賞、2018年ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展 特別賞受賞、2022年アガ・カーン建築賞受賞等、受賞多数。住宅や美術館、モスクなど幅広く手がけるインドネシアを代表する建築家の1人。代表作に「ブリンビ ンサリ空港」(2010年)、「ポテトヘッド」(2010年)、「Tubaba Mosque」(2017年) など。

重里裕之輔について(Eugene Museum Producer):
1989年大阪生まれ。早稲田大学卒業後、2013年に三菱商事に入社。食品原料の海外取引に従事した後、インドネシアで生活産業分野の事業投資と経営に携わりました。2023年7月に独立し、YES__を設立しています。

インドネシア・バリ島について:
インドネシアは世界で4番目に人口が多い国で、総人口は約2億7000万人です。この人口の約4分の1が14歳未満と若年層が多いことも特徴です。さらに、2022年にはバリ島にてG20サミットが開催される等、経済発展も著しく、また、バリには、アマンホテル/アマンリゾーツが3つ(1地域としては最多)あり、東南アジアの文化的中心地としてとしても呼び声が高いエリアになっています。
2021年、バリ島はTrip Advisorの”Travelers’ Choice TM World’s Most Popular Tourist Destinations2021″で世界一の観光地に選ばれました。毎年世界中から約1,500万人が訪問しています。

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