丹波山村役場
道の駅たばやまで先行販売を開始
サントネージュワインと共同開発したウイスキー丹波山
山梨県丹波山村(木下喜人村長)がサントネージュワイン株式会社(山梨市上神内川、田中良治代表取締役社長)と共同で開発を進めてきた、丹波山村産のミズナラの木樽で熟成させたウイスキー「丹波山」がこのほど完成し、7月11日から道の駅たばやまで先行販売を開始しました。
【写真左】丹波山ウッド&ウォーターフィニッシュウイスキー ピュアモルト
■製造本数:701本
■販売価格:税込5,500円
■内容量:700ml
■アルコール度数:40%
【写真右】丹波山ウッド&ウォーターフィニッシュウイスキー ブレンデッド
■製造本数:1,980本
■販売価格:税込3,300円
■内容量:700ml
■アルコール度数:40%
◆丹波山村のミズナラ樽について
「ジャパニーズオーク」とも呼ばれるミズナラは、丹波山村でもかつては木材として活用されていましたが、林業従事者の高齢化などで、手入れが行き届かないまま長年放置されているものも多くあります。役場の職員の発案で、村産材からワイン樽を作ろうと、構想から2年以上の月日をかけて事業化しました。
村の山から切り出したミズナラの木を、製材と加工は富山県と岐阜県、樽の組み立ては京都府の業者に依頼し、2021年に17個の木樽が完成。樽から山梨県産の「オール山梨ワイン」の開発の第一弾として、奥野田葡萄酒醸造株式会社(甲州市塩山牛奥)とともに、2022年に「丹波山ワイン シャルドネ」をリリースしました。
丹波山村産のミズナラの木を天板に使用したワイン樽
◆サントネージュワイン株式会社との連携について
丹波山ワインのリリースをきっかけに、サントネージュワイン株式会社から連携のお声掛けをいただき、ワイン及びウイスキーの開発に着手。2023年12月にミズナラ樽で熟成させた白ワインが完成しました。ウイスキーは、9個の樽のうち、2個にスコッチの原酒を、7個にグレーンモルト(ブレンド)の原酒を熟成させました。
「樽空け」で熟成具合を確かめる木下喜人村長=2024年2月19日、サントネージュワイン