ビースタイルグループ
「楽だった」54.0％ ～しゅふＪＯＢ総研調査～
仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層の実情や本音を探る調査機関『しゅふＪＯＢ総研』（運営会社：株式会社ビースタイル ホールディングス 本社：東京都新宿区、代表取締役：三原邦彦）は『学童保育について』をテーマに、就労志向でお子さんがいる女性にアンケート調査を行いましたので以下にご報告します。（有効回答数:346件）
■調査結果概要
１．学童保育にお子さんを預けようとした経験が「ある」38.4%
２．学童保育を探して「希望の施設に預けることができた」74.0％
３．学童保育探しは「大変だった」30.6%、「楽だった」54.0％
４．探すのは大変だったか：学童保育と保育園の比較
５．フリーコメントより
１．学童保育にお子さんを預けようとした経験が「ある」38.4%
２．学童保育を探して「希望の施設に預けることができた」74.0％
３．学童保育探しは「大変だった」30.6%、「楽だった」54.0％
４．探すのは大変だったか：学童保育と保育園の比較
※2022年1月調査より：https://www.bstylegroup.co.jp/news/shufu-job/news-28269/
５．フリーコメントより
◇フリーコメントより抜粋（年代：就業形態）
・小学生低学年では、預け先がありとても助かりました（50代：正社員）
・まだ今はこどもが幼児のため学童保育に預けたことはなく、来年から利用する可能性があるので学童保育の情報を集めてるところなのですが 空きがなさそうに感じており不安に思ってます（30代：パート/アルバイト）
・指導者をもう少し、増やして欲しい（50代：正社員）
・仕事以外は預かれない。親が通院等で家に居なくても預かれないと全く融通がきかなかった（40代：派遣社員）
・役員があるから預けなかった（50代：パート/アルバイト）
・預けていた学童は、保育園が運営していた為、保育園から持ち上がりで入ることができた。それは本当に有り難かったが、学校から離れていたり、狭かったり、料金が高かった。でもとても助かったことは間違いなく、とても感謝している（40代：今は働いていない）
・小6まで預かって欲しい（60代：パート/アルバイト）
・うちの地域は学童が小3までなので、母親が働きづらい。中学生くらいなら1人で留守番も数時間なら大丈夫だと思うので良いが、やはり小学生のうちは1人で留守番させるのは不安。そうすると必然的に仕事を辞めるor時短or民間の学童に入れる(費用が跳ね上がる)しかないので、選択の幅が狭まるのがネック（30代：正社員）
・人数が少ないから入れないので、期待していません（40代：パート/アルバイト）
・我が子は通っている小学校と同じ敷地内にある学童保育に、遅くて19時まで預かってもらうことができたので大変助かった（40代：今は働いていない）
・両親が仕事をしていなくても、一定額の費用を払えば通えるようになるといいなと思います（40代：フリー/自営業）
・働く親世代が安心して子ども達を預けられる場所は必要で、また子ども達も安心して過ごせる居場所は必要だと思う（60代：派遣社員）
・宿題も済ませて、お友達とも遊べるので良いと思う（40代：パート/アルバイト）
・田舎で学校まで迎えに行かなければならず、必然的に学童だった。学校の先生以上にお世話になった。女性が仕事を維持する為にも学童はどこにでもすぐ入れられるシステムがあればと思う（50代：今は働いていない）
・平日21時まで預けられる学童保育が増えればよいと思う（50代：派遣社員）
・月に払う額が高いのでやめた人がいる（40代：パート/アルバイト）
・現在年中の子どもがいるので、そろそろ情報収集をした方が良いとは思うものの、なにから手をつければ良いのかわからない（40代：フリー/自営業）
・安い値段で放課後の数時間、預かってもらえていい（50代：パート/アルバイト）
・小学校に併設された施設があり、一度のみ利用したことがありましたが、子供が行きたがらなかったためそれ以降は利用しませんてした。しかしながら、制度自体はとても良いと思いました（50代：今は働いていない）
・こどもは楽しいと言ってくれていたので安心して預けることが出来た人数が多い学童だったので小3までとなってしまったのが残念（40代：パート/アルバイト）
・子供はお家に帰ってゆっくりさすべき派です（50代：契約社員）
・一時預かりも簡単に出来るといいと思います（50代：パート/アルバイト）
・私の子育て時代は、母親が働くことに対する社会的認知が低く、子供を預ける制度も整っていなかった。子供たちの成長に良い環境を提供できる制度を整備していくしかないと思う（60代：その他の働き方）
■しゅふＪＯＢ総研 研究顧問 川上敬太郎より
保育施設の整備が進む一方で、課題視されることが増えてきた学童保育。就労志向でお子さんがいる女性に「あなたは学童保育にお子さんを預けようとした経験はありますか」と尋ねたところ、38.4％の人が「ある」と答えました。あると回答した人に「学童保育に預けることはできましたか」と質問すると、「希望の施設に預けることができた」と回答した人が74.0％。一方「預けることができなかった」と答えた人も18.3％いました。保育園同様、学童保育の施設も整備が十分ではない様子が伺えます。
また、同じくあると回答した人に「学童保育探しは大変でしたか」と尋ねると、「大変だった」と答えた人が30.6%だったのに対し「楽だった」と答えた人は54.0％におよびました。以前、保活について調査した際には「大変だった」と回答した人が約8割だったのと比較すると学童保育探しの方が比較的取り組みやすさを感じている人が多いようです。地域によって違いがあるため一概には言えないものの、お子さんが大きくなっているため保育園探しの状況よりは比較的動きやすいことに加えて、学童保育は小学校の敷地内に設置されていたり保育園から持ち上がりのケースもあるといった事情が関係しているのかもしれません。
フリーコメントには学童に入ることができて助かったという声が寄せられた一方で、融通が効かない、小3までしか預けられない、もっと遅くまで預かって欲しいといった要望も聞かれました。学童保育に預けられなかった人が2割近くいたことも踏まえ、保育園と同様に学童保育についても整備を進めていく必要があると考えます。
しゅふＪＯＢ総研 研究顧問 川上敬太郎 プロフィール1973年三重県津市生まれ。愛知大学文学部卒業後、大手人材サービス企業管理職、業界専門誌『月刊人材ビジネス』営業推進部部長 兼編集委員などを経て、2010年に株式会社ビースタイル（当時）入社。翌年、調査機関『しゅふＪＯＢ総合研究所』を起ち上げ所長就任。これまでに、仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層を中心にのべ約50000人の声を調査・分析し、300本以上のレポートを配信。2021年に独立し現職の他、ワークスタイル研究家として解説記事の執筆・講演、広報ブランディング活動のアドバイザリーなどに携わる。
実務経験分野は、人材派遣・紹介・アウトソーシングなど人材サービス事業に20年以上従事し、役員・管理職として営業や新規事業の立ち上げ、広報ブランディング、経営企画、人事など事業現場の最前線から管理部門まで管轄するなど多岐にわたる。人材マネジメントから法規制まで、雇用労働分野の幅広いテーマについて多数のメディア出演などを通して意見提言を行う。男女の双子を含む4児の父で兼業主夫。
Facebookページ：『ヒトラボ』編集長（2011年～）／Facebookグループ：『人材サービスの公益的発展を考える会』主宰（2016年～）／すばる審査評価機構株式会社 非常勤監査役／JCAST会社ウォッチ解説者／日本労務学会員
◇委員等 厚生労働省 委託事業検討会委員
民間人材サービス活用検討事業「民間人材サービス事業者のノウハウを活用した女性の復職
促進検討会」（平成29～30年度）
労働者等のキャリア形成・生産性向上に資する教育訓練開発プロジェクト事業「プログラ
ム検討委員会」（平成29～31年度）
日本人材派遣協会 派遣事業運営支援部会員（平成20～21年、24年）、内閣府 規制改革会
議雇用ＷＧ勉強会（平成26年）など
◇メディア出演 NHK『あさイチ』解説、テレビ朝日『ビートたけしのTVタックル』パネラー、
フジテレビ『みんなのニュース：ふかぼり』解説などのテレビ出演の他、
ラジオ・新聞・雑誌・ビジネス系ウェブメディアなどでコメント多数
◇執筆・その他 ITメディア連載『働き方の見取り図』／JCAST会社ウォッチ連載『ここがヘン
だよ会社の常識 ～兼業主夫のひとりごと』
他、JBpress、日本経済新聞、日経MJ、時事通信、BUSINESS INSIDER JAPAN
NEWSポストセブンなど執筆・寄稿記事多数。大学や地方自治体、男女共同参画
センターなどでの講演、パネルディスカッションのモデレーターも務める
■調査概要
調査手法：インターネットリサーチ（無記名式）
有効回答者数：346名 ※お子さんがいる女性のみ
調査実施日：2024年5月15日（水）～2024年5月22日（水）まで
調査対象者：ビースタイル スマートキャリア登録者/求人サイト『しゅふＪＯＢ』登録者
※当リリースに関して、研究顧問 川上へのインタビューのご要望があれば広報までご連絡ください
＜しゅふＪＯＢ総研について＞「結婚・出産などのライフイベントに関わらず、もっと多くの女性が活躍できる社会をつくりたい」そんな志から始まった2011年設立の研究所です。ライフスタイルと仕事の望ましいバランスに対する社会の理解を高め、女性のみならず誰もが働きやすい職場をより多くつくっていくために、定期的なアンケート等の調査を実施し結果を社会に発信しています。
※過去の調査結果はこちら⇒https://www.bstylegroup.co.jp/news/shufu-job/
※しゅふＪＯＢ総研は、東京大学SSJDAに過去の調査データを寄託しています⇒http://bit.ly/2n8jHIJ
＜ビースタイルグループについて＞『時代に合わせた価値を、創造する。』という存在意義 -PURPOSE- のもと、その時代の社会問題や人々の不便を革新的な事業によって解決しようと取り組んでいます。創業以来、しゅふの雇用をのべ18万人以上創出してきた「しゅふＪＯＢ」や多様な働き方×ハイキャリアを実現する「スマートキャリア」など人材サービス事業を主軸に、業務自動化支援にも取り組み、使命 -MISSION- 『「はたらく」をもっと、しあわせに。』を、人と仕事の適材適所によって実現してまいります。
