ヨシエ イナバ 24AWでブランドクローズを発表

ヨシエイナバ 24AWでブランドクローズを発表

株式会社ビギ

(株)BIGI創立者の一人であり、自身の名前でもあるデザイナー稲葉賀惠の『yoshie inaba』が、今シーズンでLAST COLLECTIONを発表。

2024/Autumn & Winter Last Collection Press Preview

株式会社ビギは、創業者の一人である稲葉賀惠の名前を冠した『yoshie inaba』ブランドの展開を、
24AWシーズンで終了します。

1981年、『yoshie inaba』は、デザイナーでもある稲葉賀惠が、どの時代においても全ての女性にずっと美しくいてほしい、服が主役ではなく、個々の内面の美しさを引き出す役割である為の洋服を作りたい想いで、誕生させました。

24AW/Visual

「美しさと心地よさにこだわり、トレンドを意識しながらもそれに流されない定番の服」というブランドコンセプトは、美しいものを個々の感性で美しいと感じられる感覚だけでなく、自分自身の価値観をしっかりと持ち、それぞれの立場から社会と繋がり、『自身に心地よく生きる美しさ』を大切にするという想いが込められています。
この想いを貫き通したものづくりが叶わなくなったので、創業者兼デザイナーとして幕を下ろす決断をし、今シーズンをラストコレクションとすることに致しました。

展示会の様子
2024/AW LAST COLLECTION2024年7月23・24日、最後となる秋冬展示会を、自社１Fにてマスメディア向けに開催。

2024/Autumn & Winter SEASON THEME『いつまでも輝く女性たちへ贈る
素材に拘り、少しだけ流行を意識した定番服』

24AW/Visual

yoshie inabaの2024/ Autumn & Winter Collectionは、ブランド誕生から今まで継続してきた素材へのこだわりを、今季のエッセンスを交えながら、ヨシエイナバらしい世界観に表現しています。

上質なカシミヤ・18-19匁シルク・糸から厳選したツイード・160/2コットン等、
昔から愛用していた素材に落とし込んだアイテムの数々は、女性たちの個性を引き出すデザインに。
その定番で飽きのこないスタイルは、カット技術が光る、身体のラインを拾いすぎないシルエットやディテールで、仕立ての良さを堪能できます。
エンブロイダリーのニットは、手作業でビジュービーディングをし、トップスのネックラインは、アクセサリーとのバランスを考えた位置で調整、オケージョン向けのジャケットは、フロントホック部分の隙間が気になる、女性ならではの感覚であて布をプラスし、スカートはタックを入れ、柔らかく見えるように表現。
さらに、今季も23AWで人気だったロロ・ピアーナ社の生地を用いたカシミヤコート他、シャギーロングコートや上質アウターの展開が豊富なうえ、ベルベットのカーディガンやトップス、パンツ、フラノ地パーカー、小紋柄のブラウスやスカートなど、様々なコーディネートを楽しめる、ヨシエの世界観を感じるアイテムがラインナップし、長く愛される理由がこの秋冬コレクションに在ります。
カラーストーリーは、ライトグレー、ダークグレー、ホワイト、ベージュやモカ、ブラックをメインに、ファッショナブルなブルー、レッド、遊び心のあるカーキやグリーンレンジのアクセントカラーが、‟一品一品のコーディネートや充実感”に華を添えています。

2024/Autumn & Winter Last Collection Press Preview

24AW/Visual

デザイナー/稲葉賀恵
Designer Profile
Yoshie Inaba稲葉賀惠
1939年東京、八重洲生まれ。
鎌倉、横浜で育つ。
1958年、横浜雙葉学園を卒業。
1960年、文化学院美術科を卒業、
1963年、原のぶ子アカデミー洋裁学園を卒業｡
1964年、オートクチュール制作のアトリエを開く｡
1970年、株式会社ビギを設立、ブランド『BIGI』発足。
72年『MOGA』をスタート｡
81年『yoshie inaba』発足。
同年“第25回日本ファッション・エディターズ・クラブ賞”受賞。
現在は、企業制服のデザインも多数手がけ、
2017年6月に開業したJR西日本「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」の車内クルー制服もデザイン。
また、2014年秋に初の書籍「マイ・フェイヴァリットきものに託して」（集英社インターナショナル刊）を上梓。
＊本年、10~12月に書籍出版予定。