文化庁
伝統的建造物群保存地区(伝建地区)は、昭和50年の文化財保護法の改正により伝統的建造物群が文化財の新しい類型の一つに加えられたことで誕生し、城下町、宿場町、門前町など全国各地に残る歴史的な集落・町並みの保護が図られるようになりました。
来年の令和7年は、伝建地区制度が創設されて50年の記念の年となります。全国伝統的建造物群保存地区協議会では、50周年を記念し、さらに多くの人々に「伝建」の価値を伝え、そこに暮らす人々との交流を促進するため、デジタルスタンプラリーを開催します。これを機会に全国の歴史的な集落、町並みを巡り、素晴らしい景観と共に、食文化や生活文化の体験など新たな魅力に触れてみませんか?
伝建スタンプラリー
参加はこちらから
https://denken.smpcp.jp/rally/
『日本全国の歴史の町並みを巡ろう! 伝建デジタルdeスタンプラリー』
– 実施期間
2024年8月7日(水)~2026年1月25日(日)
– 内容・参加方法
北は北海道、南は九州・沖縄まで、全国津々浦々の歴史のまちなみを楽しもう!実施期間中にスマートフォンを片手に伝建地区を廻り、デジタルスタンプを獲得します。
5個以上スタンプを獲得したら、全国各地の名産品が当たる抽選に応募ができます。
– 参加申し込み
上部にある「参加はこちら」ボタン、あるいは右に表示されているQRコードから、参加申込み画面にお進みください。
https://denken.smpcp.jp/rally/
– 商品
A賞:全国各地の伝建地区所在市町村の名産品 5000円分相当
B賞:全国各地の伝建地区所在市町村の名産品 3000円分相当
– 主催
全国伝統的建造物群保存地区協議会
– 後援
文化庁
伝統的建造物群保存地区について
伝統的建造物群は、文化財保護法により「周囲の環境と一体をなして歴史的風致を形成している伝統的な建造物群で価値の高いもの」とされる文化財です。
市町村、市町村教育委員会は伝統的建造物である建築物や工作物と共に、これと景観上密接な関係にある樹木、庭園、池、水路、石垣等を環境物件として特定します。また、これらを含む歴史的なまとまりをもつ地区を、伝統的建造物群保存地区として決定し、保存活用を図ります。
国は市町村からの申出を受けて,我が国にとって価値が高いと判断したものを重要伝統的建造物群保存地区に選定し、市町村、市町村教育委員会の取組を支援します。
令和6年8月1日現在,重要伝統的建造物群保存地区は、105市町村127地区にあり,約30,250件の伝統的建造物及び環境物件が特定され保護されています。
全国伝統的建造物群保存地区協議会について
全国伝統的建造物群保存地区協議会は、伝統的建造物群保存地区を持つ市町村が集まり、昭和54年に発足しました。協議会では、保存地区の歴史的町並を保存するためのさまざまな情報を収集・蓄積し、これらを会員相互で共有するとともに全国に発信するため、歴史的町並みの保存に関わる講演会の開催や写真パネル展、協議会のインターネットホームページの開設などを行っています。
令和6年8月現在、105市町村が加入しており、協議会のネットワークを最大限に活かし、日本の貴重な文化遺産である歴史的町並の保存と活用、地域文化と住民の生活文化の向上に資するため、全国各地で積極的な取り組みが進められています。
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