第2のふるさとづくりプロジェクト
行くたびに、人もまちも成長していく、そのような体験を促進
観光庁では、「何度も地域に通う旅、帰る旅」という新たな旅のスタイルを普及・定着させることで、国内観光の新しい需要を掘り起こし、地域経済の活性化につなげるため「第2のふるさとづくりプロジェクト」を推進しています。
1度きりの旅行では味わうことができない、ゆたかで新しい旅体験を通し、あなたの“第2のふるさと”を育んでいく「いくたび」という新しいコンセプトを生み出し、その情報発信のためのWebサイト「いくたび」サイトをこの度、2024年(令和6年)9月20日(金)よりオープンします。
<第2のふるさとづくりプロジェクト とは>
新型コロナウイルス感染症の影響等によって働き方・住まい方に関する意識が変化する中で、密を避け、自然環境に触れる旅へのニーズなどが高まっています。調査※では、地元以外に “帰省しているかのような感覚を感じられる場所”が欲しい・やや欲しいと答えた人は56%、帰省できる地元があるかという質問に対し約3人に1人が「地元がない」と回答しています。このように、大都市にはふるさとを持たない若者が増え、田舎に憧れを持って関わりを求める動きも存在しています。
これら新しい動きも踏まえ、国内観光の新しい需要を掘り起こし、地域経済を活性化する観点から、いわば「第2のふるさと」として、「何度も地域に通う旅、帰る旅」という新たな旅のスタイルを提案しています。
※出典:『週刊じゃらん』調べ「新しい帰省スタイルに関する調査」
https://www.recruit.co.jp/newsroom/pressrelease/assets/20220210_travel_01.pdf
2021年(令和3年)10月に本プロジェクトを発足し、令和6年度までに36地域にてモデル実証事業を実施しています。これまでに地域行事への参画や地域の複数の旅館へのお手伝い等を通じて、地域との関係性を構築する取組等を展開しておりました。
地域とのつながりを深めることで、交流人口や関係人口を増やし、地域社会の活性化に貢献し、各地域の個性豊かな魅力を発掘、観光資源として活用することで、地域全体のブランド力向上を目指しています。
一過性の観光ではなく、地域住民と観光客が共存できる持続可能な観光モデルの構築を目指しています。
地域との関係性を育む新しい旅のスタイル
そして今、年々旅行者が全世界的に増えている中、特に欧米では観光に「地域(異国・異文化)からの学び(Educated Travel)」や「特定の趣味・目的を満たす旅(Special Interest Travel)」を求める人が多数存在します。
今後、日本国内でも欧米型の観光意識・観光体験を追う形で、Educated TravelやSpecial Interest Travelの比率が高まり、地域の課題解決や地域再生を考慮した観光トレンドが伸びていくと想定されています。
※出典: wondertrunk&co. による調査
<新コンセプト「いくたび」が誕生、「いくたび」サイトもオープン>
~まちが わたしが 育つ旅。 いくたび~
「第2のふるさとづくりプロジェクト」で提唱している「第2のふるさと」が一人ひとりに形成されるためには、地域に“通う側”と地域側で“受け入れる側”の双方に対して充実した情報発信の場とメッセージが必要と我々は考え、この度「いくたび」という新しいコンセプトを生み出しました。
「いくたび」には、『1度きりの旅行では味わうことができない、ゆたかで新しい旅体験、それが“育旅(いくたび)”。行くたびに新しい発見、行くたびに親しいものが増え、行くたびに、まちが、人が、元気になっていく。その景色、食べ物、人々、あらゆるものは大切なものへと変わり、あなたの“第2のふるさと”になっていく。退屈ないつもからすこし離れて、新しい自分と場所に会いに行こう。』という想いが込められています。
この新しい「いくたび」ロゴのシンボルマークは、複数回の来訪という今回のプロジェクトでの重要な行動指針をストレートに図形化したものであり、今後、このロゴと共に各地域でも展開されていきます。
◼️「いくたび」サイトで新しい発見を
そして地域に“通う側”と地域側で“受け入れる側”をつなぐ情報サイト「いくたび」サイトがオープンいたします。地域に“通う側”には、日本全国の「自治体最新情報」や、地域おこしで活躍する方々のインタビューも読める「過去の取り組み・参加自治体の紹介」、動画でイメージが伝わる「いくたびコンセプトムービー」等をご覧いただけます。
サイト内には、各自治体で実際に体験できるプログラム内容により“どのように育つ旅にできるのか”を、「ふれあう」「学ぶ」「育つ」「食べる」の表現でそれぞれカテゴライズし、モデル実証事業者をみなさんの興味ごとにご紹介していきます。
これらは“学びや体験を通じて自分および家族を成長させたい”“地域の課題解決・賑わいをつくり地域を成長させたい”という興味関心や、“こんな生活をしてみたい”といった憧れをより近い存在に、そして「実際に地域に行ってみよう!」の一歩を後押しするサイトとなっています。
日本各地の魅力的な地域を訪れることで得らえる“新しいライフスタイル”の可能性をこちらで探していただき、旅行と移住の間に位置するこの新しいスタイルが、行くたびに、人もまちも成長していく、そのような生活体験をお手伝いできることを目指しています。
そして地方公共団体や宿泊事業者、交通事業者等、地域の“受け入れる側”の方々向けにオープンしている「第2のふるさとづくり」サイト( https://www.mlit.go.jp/kankocho/anewhometown/ )は、事業概要をより理解していただけるように、9月24日(火)アップ予定にてリニューアルオープンします。
両サイトは今後も随時アップデートされていく予定です。四季に合わせて、休暇や皆さんのライフスタイルに合わせて、ぜひWebサイトをチェックしてみてください。
【サイト概要】
●サイト名:いくたび
URL: https://ikutabi.go.jp/
オープン日:2024年(令和6年)9月20日(金)13:00~
●サイト名:「第2のふるさとづくり」
URL:https://www.mlit.go.jp/kankocho/anewhometown/
リニューアルオープン日:2024年(令和6年)9月24日(火)アップ予定
※現状のサイト(第2のふるさとづくりプロジェクト | 観光庁)を事業者向けにリニューアルいたします。
「第2のふるさとづくりプロジェクト」Instagram:https://www.instagram.com/anewhometown/
<「ツーリズムEXPOジャパン」にブース出展>
2024年令和6年9月26日~9月29日、東京ビッグサイトで開催の「ツーリズムEXPOジャパン」に「第2のふるさとづくりプロジェクト」ブースを初出展することが決まりました。昨年度来場者約15万人の本展で、今年の開催テーマは「旅、それは新たな価値との遭遇」となっています。本ブースでは新たなライフスタイルの可能性を知っていただけるよう事業概要のご紹介とモデル実証事業者地域での取り組みをパネルや映像などで展示しご紹介します。
9月28日(土)一般日には特別ステージイベントを行い、『まちが わたしが 育つ旅、「いくたび」』をテーマに、「第2のふるさとづくり」プロジェクトの中から事業実施5団体(二本松市、富山県南砺市、兵庫県新温泉町、福島県福島市含む3地域、新潟県南魚沼市含む3県7市町村)に、各地域の今年度のプロジェクトの詳細や・魅力について語っていただきます。
あなたの「第2のふるさと」を、ぜひ「ツーリズムEXPOジャパン」ブース・ステージ、そして「いくたび」サイトと連動して見つけてみてください。
【ブース出展概要】
ブース名:観光庁
出展場所:東京ビッグサイト(東京都江東区)東1ホール 「L-034」
開催日時:9月26日~9月29日
(26日・27日:観光業界関係者のみ、28日・29日:一般参加者)
※入場券は「ツーリズムEXPOジャパン」HP( https://www.t-expo.jp/ )より詳細をご確認ください。
【ステージ登壇概要】
ステージタイトル:まちが わたしが 育つ旅、「いくたび」(第2のふるさとづくりプロジェクト)
実施場所:Bステージ(東3ホール)
開催日時:9月28日(土)14:40~15:10
登壇団体:
福島市フルーツラインエリア観光推進協議会
一般社団法人 岳温泉観光協会
一般社団法人 雪国観光圏
一般社団法人 ジソウラボ
全但バス株式会社
入場:自由
URL: https://www.t-expo.jp/public/guide/timetable