株式会社AFT
スタディから見える表現への対峙と内面性
幼少の頃から佐々木が描いてきた動物は力強く、見る人を元気づけ自分らしく生きる素晴らしさを訴えかけてきました。その過程ではスタディによる膨大な試行錯誤と反復があり、彼もまた葛藤や迷い、混沌を抱えながら表現に向き合ってきたことを伝えています。
私たちは数多もの動物の仮面をかぶり、そしてまた数多もの動物を心の内に飼っています。コミュニケーションの強さや明瞭さが求められる現代社会に、曖昧さや矛盾の内包を想像することで、互いを寛容に認め合うことができるかもしれません。
本展では動物の新作に加え、作家活動でははじめてスタディも資料展示されます。作家が築いてきた表現性と抱える内面性が、見る人の自身や相手を想像する一助になれば幸いです。ぜひご高覧ください。 (キュレーター:田尾圭一郎)
【佐々木卓也プロフィール】
<略歴>
産声を出せないほどへその緒を幾重にも巻いて生まれたが、後に自閉症と分かった。幼い頃から絵を描くことや粘土細工を好み、主に動物や人物をモチーフとして絵画や立体作品を数多く制作し続けている。20歳からは毎年個展を開催し、美術展、団体展への出品も数多く行なっている。スターバックスやシティベーカリー等、作品を常設展示している場所も多い。
<展示歴・その他>
1996年 初個展(INAXギャラリー)
1997年 「美術の中のかたち」展(兵庫県立美術館)
1999年 「このアートで元気になる」展(東京都美術館)
2000年 絵本集「おかあさん」出版(小学館)
※2003年に世界児童図書評議会(IBBY)の推薦図書となる
2001年 世界を結ぶ手でみる造形展(千曲川ハイウェイミュージアム)
2003年 個展(東京画廊)
2006年 「ライフ展」(水戸美術館)
2006年~毎年(2007年を除く)個展(酢重ギャラリー/軽井沢)
2007年 個展(志賀高原ロマン美術館)
2017年 日本財団 Diversity in the Arts コレド室町~大手町タワーOOTEMORI
2019年 個展「家族の形 vol.3」(2019年~2023年 ART FOR THOUGHT)
2020年. 「ふたり卓也」展(もうひとつの美術館 / 那須)
2023年. 個展「野に放たれる」(ART FOR THOUGHT)
momiji Artist collection(松山ケンイチ氏のブランドに参加)
(和光銀座本店、新宿伊勢丹にて販売)
「GOKAN ~ 5感 ~ 木梨憲武」展出品(代官山ヒルサイドフォーラム&エキシビションルーム)
他 個展・グループ展・団体展など多数出品、テレビ出演・新聞・雑誌掲載多数
<コレクション>
スターバックス(二子玉川ライズドラッグウッドプラザ店・上野恩賜公園店)、シティベーカリー(中目黒駅店・赤坂アークヒルズ店・吉祥寺パルコ店)、酢重ダイニング(東京新丸の内ビル)、ベーカリー&レストラン沢村(中軽井沢、東京新丸の内ビル)、Bread & Tapas Sawamura(南麻布)、レストラン酢重・川上庵(軽井沢)、レストラン東薫(上尾市文楽酒造内)、SAWAMURA(虎ノ門ヒルズ)、酢重ギャラリーDark Eyes(軽井沢・小諸)、ホテルグリーンプラザ東条湖(兵庫県加東市)、ボーダレスアートミュージアム NO―MA
■開催概要
展覧会名:佐々木卓也「インナー・キメラ」展
会期:2024年10月8日(火)~ 11月1日(金)
※10月12日(土)15:00 – 17:00 オープニングレセプション
(冒頭30分はオープニングトーク)を開催致します。皆様のお越しをお待ちしております。
開廊時間:11時~19時(土曜日は17時まで)
休廊日:日曜、月曜、祝日
会場:ART FOR THOUGHT(アートフォーソート)
詳細はこちら:
https://artforthought.jp/blogs/upcoming-exhibitions/佐々木卓也-インナーキメラ
■ART FOR THOUGHT (アートフォーソート)
2011年にスタートし13年目を迎えた東京・銀座のギャラリー。
2023年7月にリニューアル・オープンし、ギャラリースペースとECページを拡充。
より多くの方に、鑑賞体験と作品購入の機会を提供していきます。
住所:中央区銀座8-10-4 和孝銀座8丁目ビル1階
アクセス:銀座駅:銀座線、日比谷線A3出口より徒歩6分
新橋駅:銀座線1番出口より徒歩6分
東銀座駅:日比谷線、都営浅草線A1出口より徒歩6分
ウェブサイト(ECサイト):https://artforthought.jp/