株式会社NEXER
株式会社NEXER・終活を始める年代に関する調査
株式会社NEXERは、『SAIKAI&CO』と共同で「終活を始める年代」に関するアンケートを実施したので、その結果を紹介します。
■終活を始めるにあたり、ふさわしい年代は何歳?
人生の最後の時は、どのような人でも例外なく必ず訪れるものです。
大切な人が亡くなった時は精神的な問題もあり、必要な手続きなどがスムーズにできないケースも珍しくないでしょう。
そこで今回は『SAIKAI&CO』と共同で、全国の男女1000名を対象に「終活を始める年代」に関するアンケートをおこないました。
※本プレスリリースの内容を引用される際は、以下のご対応をお願いいたします。
・引用元が「株式会社NEXERとSAIKAI&COによる調査」である旨の記載
・SAIKAI&CO(https://saikai-company.com/)へのリンク設置
「終活を始める年代に関するアンケート」調査概要
調査期間:2024年10月12日 ~ 10月18日
調査機関:株式会社NEXER(自社調査)
集計対象:全国の男女
有効回答:1000サンプル
調査方法:インターネット調査
質問1:終活を始めるのにふさわしい年代は何歳頃だと思いますか?
質問2:あなたは実際に終活を行っていますか?
質問3:実際に終活を行っている方に質問です。具体的に何を行っていますか?
質問4:自分(配偶者)の親に行ってほしい(行ってほしかった)終活はありますか?
質問5:自分(配偶者)の親に、特に行ってほしい(行ってほしかった)終活は何ですか?1つだけ選んでください。
質問6:自分(配偶者)の親に、それを終活として特に行ってほしい(行ってほしかった)理由を教えてください。
質問7:終活を行っている方に質問です。終活で困っていることを具体的に教えてください。
質問8:あなたはお仏壇を持っていますか?
質問9:お仏壇をどうする予定ですか?
質問10:仏壇じまいを選んだ方に質問です。なぜ仏壇じまいを選びましたか?
※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。
■終活を始める年代、「60代頃」以降から増加傾向に
まずは、終活を始めるのにふさわしい年代は何歳頃だと思うか聞いてみました。
40代までは3%以下なのに対して50代は11.3%、そして60代以降は一気に上がって31.2%、70代は36.9%という結果になりました。
■16.4%が「実際に終活を行っている」
続いて、実際に終活を行っているか聞いてみました。
16.4%の方が「実際に終活を行っている」と回答しています。
実際に終活を行っている方に、具体的に何を行っているのか聞いてみました。
「不用品処分」が78.7%ともっとも多く、5割を大きく上回っていました。
終活を行っている方に、終活で困っていることを具体的に聞いてみたので一部を紹介します。
終活で困っていることは?
亡くなった後に誰にエンディングノートを託すべきか決めていない事と、現在の保険の受取人が先に亡くなった場合の新しい受取人を決めていないこと。(40代・女性)
保険や資産など確定してないので、なにかが変わるたびにノートを書き換えるのが大変です。(40代・女性)
実家の売買をどうするのか。(40代・男性)
いつ訪れるか分からないので計画が立てにくい。(40代・女性)
具体的な遺産など名義変更などどのようにすればよいか困っています。(40代・男性)
子どもに終活の話をすると嫌がられる。(50代・女性)
実際にどこでどう自分が死ぬかは分からないので、色々考えてしまう。(50代・女性)
「いつその時が来るか分からないので、どこまで進めたらいいかわからない」「保険や資産についてノートを書き換えるのが大変」「具体的にどうすればいいか分からない」などの声が多く挙がっていました。
■32.7%が自分(配偶者)の親に行ってほしい(行ってほしかった)終活が「ある」
さらに、自分(配偶者)の親に行ってほしい(行ってほしかった)終活はあるか聞いてみました。
32.7%と3割以上の方が、自分(配偶者)の親に行ってほしい(行ってほしかった)終活が「ある」と回答しています。
自分(配偶者)の親に、特に行ってほしい(行ってほしかった)終活は何か聞いてみました。
「不用品処分」が28.1%、「資産管理」が27.2%と僅差で並びました。
さらに「エンディングノート」が13.8%、「遺言書」が12.5%と続いています。
自分(配偶者)の親に、それを終活として特に行ってほしい(行ってほしかった)理由を聞いてみたので、一部を紹介します。
「不用品処分」回答理由
自分で捨てるには思い出があって捨てにくいから。(20代・女性)
物がとても多いので、いらないものは早めに処分してほしいから。(20代・女性)
家がぐちゃぐちゃなため片付けるのが大変になりそうだから。(30代・女性)
家が物で溢れているので元気な内に少しずつ整理していって欲しいです。(40代・男性)
不用品の処分に金がかかる。(40代・男性)
父親がなくなった時に父親は終活をしておらず、ものがたくさんあったので、処分に苦労したから。(40代・男性)
「資産管理」回答理由
親の資産状況を全く知らないので、自分で整理しておいてほしいから。(20代・女性)
どこに手続きしたらいいか困るから。(30代・男性)
全く知らないのでいざとなったときに困るから。(30代・男性)
おカネのことは兄弟ふくめて死んだ本人だけの問題ではないから。(30代・女性)
財産分与とかキチンとしとかないとトラブルになるから。(30代・男性)
どこに何があるのかわからず、司法書士を雇うと、余分なお金がかかるから。(30代・女性)
「エンディングノート」回答理由
遺言書よりも、お別れの言葉から手続きに必要なことまでより記載されていると思ったから。(20代・男性)
どこの保険を契約しているのかや、手続きの仕方について一覧で残しておいてほしい。(30代・女性)
知っておいて欲しいことを記しておいて欲しいし、葬儀や相続など本人の希望通りにしてあげたいから。(40代・女性)
「遺言書」回答理由
意思をしっかり表示しておいてほしいから(30代・女性)
遺産の相続に関して後々に問題が起こりやすいからです。(40代・男性)
病気などある程度予想できていれば対応できるけど、不慮の事故などで突然亡くなった場合、相続に関して等などちゃんとしておかないと揉める元になる。(40代・女性)
■お仏壇を持っている28.9%が「仏壇じまい(処分する)予定」
終活をするにあたって、お仏壇の取り扱いに困っている方も少なくないのではないでしょうか。
そこで、まずはお仏壇を持っているか聞いてみました。
37.4%の方がお仏壇を「持っている」と回答しています。
お仏壇を持っている方に、お仏壇をどうする予定かも合わせて聞いてみました。
28.9%と3割近くの方が「仏壇じまい(処分する)予定」と回答しています。
なぜ仏壇じまいをする予定なのか聞いてみたので、一部を紹介します。
仏壇じまいを選んだ理由は?
自分が死んだら終わりなので。(30代・男性)
次の代で引き継ぐ人が居ないから。(30代・男性)
子供がいなくそのうち自分も歳を取りいなくなるから。(40代・男性)
周りの迷惑になるから。(40代・女性)
子供がいないし親戚とも疎遠だから。(40代・男性)
両親が住んでいた実家に誰も住まなくなったから。(50代・男性)
自分の子供に引き継いでいくのは負担が大きいから。(50代・女性)
「子どもや引き継ぐ人がいないから」「親せきとも疎遠だから」といった声が多い一方で、子どもがいる方でも「子どもの負担が大きいから」「迷惑になるから」などの理由で仏壇じまいを選ぶ方もいるようです。
■まとめ
今回は「終活を始める年代」に関する調査を実施し、その結果について紹介しました。
合計で8割近くの方が、60代以降から終活を始めると回答しています。
また、実際に終活を行っている78.7%が「不用品処分をしている」とも回答していました。
終活のひとつとして仏壇じまいも選択肢のひとつではありますが、その理由は「仕方なく」といった気持ちが隠れているようなものばかりでした。
最近ではリビングやサイドボードに置くことができるミニ仏壇なども出てきています。
引き継ぐ人がいなくて困っている仏壇がある場合、ぜひミニ仏壇も検討してみてはいかがでしょうか。
<記事等でのご利用にあたって>
・引用元が「株式会社NEXERとSAIKAI&COによる調査」である旨の記載
・SAIKAI&CO(https://saikai-company.com/)へのリンク設置
【SAIKAI&COについて】
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