一般社団法人グリーンコープ共同体
2017年九州北部豪雨で被害を受けた朝倉市で森と都市のつながり、そして木育を考えるイベント
西日本を中心に16の生協で構成されている一般社団法人グリーンコープ共同体(本部:福岡市博多区、代表理事:日高 容子、以下グリーンコープ共同体)は「第12回 木育サミット in福岡-あさくら」を11月30日(土)に開催します。
「木育サミット」は木に親しみ、木を活かし、木と共に生きていく「木育」の活動を、多くの人に知ってもらうことを目的に、特定非営利活動法人芸術と遊び創造協会が2014年から毎年開催しているイベントです。全国各地の先進的な木育活動を紹介し、木育の普及や地域のネットワークの構築を行っています。
今回のテーマは「森と都市をつなぐ木育」です。開催都市の朝倉市は、2017年の九州北部豪雨で大きな被害を受けました。議論を通して、豪雨で被害を受けた森と都市の関係を見つめ直すとともに、木育が果たすべき役割を考えていきたいと考えています。
当日は林野庁長官 青山豊久氏、朝倉市長 林裕二氏をお招きし「ウッドスタート宣言」(※)調印式や、「福岡あさくら木育共同宣言」の採択、また多数の一般参加者向けコンテンツを予定しています。
※「ウッドスタート宣言」:木材を利用した育児や子育ての推進を目的とした取り組みや活動を指します。現在までに58の市区町村、4つの県で採択されています。「ウッドスタート」という言葉は、木(ウッド)とスタート(出発・始まり)を組み合わせたもので、木材を使うことで自然との調和を大切にしながら、子どもたちの成長に寄り添うというコンセプトを持っています。
開催概要
日時:11月30日(土)11:00-16:30
場所:朝倉市総合市民センター(ピーポート甘木)(福岡県朝倉市甘木198-1)
主催:特定非営利活動法人芸術と遊び創造協会/東京おもちゃ美術館/福岡おもちゃ美術館
共催:一般社団法人グリーンコープ共同体/グリーンコープ生活協同組合ふくおか
申込:木育サミット公式ホームページの申込フォーム
プログラム
第1部(11:00-12:00) ※ 関係者限定
・ウッドスタート宣言 調印式
(朝倉市、グリーンコープ共同体、林野庁、芸術と遊び創造協会)
※調印後、記念撮影のお時間がございます
・ウッドスタートトークセッション
(林野庁長官 青山豊久、朝倉市長 林裕二、グリーンコープ共同体 日高容子、芸術と遊び創造協会理事長 多田千尋)
第2部(12:30-16:30)
12:30-14:40
・開会挨拶、来賓挨拶、来賓紹介
(芸術と遊び創造協会、朝倉市、福岡県、林野庁)
・基調講演1. 子どもの発達と木育の可能性
(鹿児島大学 教育学部 技術科木材加工研究室 教授 寺床勝也)
・基調講演2. 福岡おもちゃ美術館・赤ちゃん木育ひろばから見た、“木育”のこれから
(特定非営利活動法人芸術と遊び創造協会 おもちゃ美術館エグゼクティブディレクター/福岡おもちゃ美術館初代館長 石井今日子)
・シンポジウム 市民協働と木育 ~山や森を身近に感じるために~
(林野庁長官 青山豊久、株式会社未来工房 代表取締役 金原望、グリーンコープ生協ふくおか 理事長 坂本寛子、一般財団法人地域活性化センター 理事長 林崎 理、特定非営利活動法人 芸術と遊び創造協会 事務局長 馬場清)
15:00-16:10
・分科会1. 地域活性化と木育
(熊本県小国町 産業課長 穴井徹、九州大学大学院 芸術工学研究院 教授 尾方義人、オークヴィレッジ株式会社 取締役 佐々木一弘、株式会社Tree to Green 代表取締役 青野裕介)
・分科会2. 親子に伝える木育
(佐川おもちゃ美術館 館長 岡崎明子、株式会社ON―WIPPS 代表取締役/特定非営利活動法人 自然体験活動推進協議会 常任理事 安全部会長 田口眞嗣、株式会社小友木材店 営業部長/花巻おもちゃ美術館 初代館長 平野裕幸、FC今治/今治.夢スポーツ 代表取締役社長 矢野将文、東京おもちゃ美術館 副館長/木育推進事業部長 星野太郎)
・分科会3. 木育体験&ショートセミナー
出展ブース
酒井産業株式会社、社会福祉法人宗友福祉会 うさぎ堂、OKAWA FACTORIA、株式会社 未来工房、生活アートクラブ、福岡県木材青壮年連合会
16:20-16:30
・福岡あさくら木育共同宣言
(朝倉市、株式会社アサモク、福岡県、朝倉森林組合、グリーンコープ共同体)
・閉会挨拶 (グリーンコープ共同体 代表理事 日高容子)
組織概要
一般社団法人グリーンコープ共同体
福岡市博多区博多駅前一丁目5番1号
代表理事 日高 容子
https://www.greencoop.or.jp/
2018年、グリーンコープ生活協同組合連合会や、社会福祉法人グリーンコープ、労働協同組合など、九州(福岡、佐賀、長崎、大分、熊本、宮崎、鹿児島)、近畿(大阪、兵庫、滋賀)、中国(鳥取、岡山、島根、広島、山口)、そして福島の16の生協、各種団体とともに「一般社団法人グリーンコープ共同体」を設立。ひとつのグリーンコープのように持てるものを共有・連帯しながら、それぞれの地域に根ざした生活協同組合として活動してきました。「安心・安全な食べものを子どもたちに食べさせたい」という母親の想いからはじまって、それぞれの地域を豊かにしていくことを目指しています。