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東京ニットファッション工業組合、TOKYO KNITの魅力を国内外へ発信強化。

東京ニットファッション工業組合

2024年度はプロモーション動画を軸とした連動型のデジタル施策を展開。

東京ニットファッション工業組合(東京都墨田区、理事長:深澤隆夫、以下「TKF」※1)は、誇るべき東京発のニット産業を持続的に活性化させ、未来へ繋いでいくことを目的に活動しています。
今年度は、実利と認知の拡大を目的に「デジタル技術を活用した販売力強化プロジェクト(TOKYO KNITデジタル技術を活用した販売力強化プロジェクト)」を展開していきます。


メインコンテンツとして、TOKYO KNITへの理解と共感を高めるプロモーション動画を制作。これを軸に、TOKYO KNITのコンセプトをto Bである企業からto Cである消費者にまで、共通のブランドイメージを醸成します。この動画は本プロジェクトのデジタルプロモーションハブと位置づけ、リニューアルしたTOKYO KNITブランドサイトをはじめ、様々な施策で活用していきます。
 これらの動画やブランドサイトを皮切りに、TOKYO KNITの認証商品を購入できるECサイトのローンチ、障がいのあるアーティストとのコラボレーション、ファッションイベントへの参加、メディアプロモーションの強化など、多角的に施策を実施していきます。

<展開施策>
1 TOKYO KNITプロモーション動画の公開
2 TOKYO KNIT ブランドサイトのリニューアル
3 TOKYO KNIT 認証商品ECショップの構築
4 障がいのあるアーティストとのアートコラボレーション
5 ファッションイベント「TOKYO FASHION CROSSING 2024」への参加
6 情報発信のためのプロモーションとSNS強化

施策1■TOKYO KNITプロモーション動画の公開
 TOKYO KNITの本質をしっかりと映像で伝える動画を制作、公開します。TOKYO KNITのミッションは、東京にしか創れないニットの未来を世界に発信することです。

 TOKYO KNITブランド認証商品の「こだわりの高品質」と「唯一無二の技術」を視覚的・聴覚的に、訴求することで現在のTKFを取り巻くステークホルダーの皆様にはもちろん、未来のお客様やタッグを組んでいくOEM企業の方々にも共通のブランドイメージをもっていただくことを目的としています。そして日本の歴史と美しさが共存する墨田区には、世界に誇る匠の技術の結晶のTOKYO KNITが存在することを、動画を通じて世界の方々にも伝えていきたいと考えます。

 動画では実際のリアルな工場の現場や、作り手である匠の職人たち、サポーターのインタビューを交え、その”ものづくり”の背景にある職人の真摯さと透明性を表現します。さらに移り変わりの早い東京において、普遍的でありながら多様に進化し続けるTOKYO KNITを伝えていきます。

施策2■ブランドサイト充実のための再構築・OEM受注のきっかけづくり
 TOKYO KNITのブランドサイトを、全面的にリニューアルし、デジタルプロモーションハブ(情報受発信拠点)として機能させます。プロモーション動画を活用し、TOKYO KNITブランドの理解・共感を獲得しつつブランディングを強化します。さらに、判りやすく情報を整理し、ビジュアルを多用したサイト作りによって「認証企業」や「認証商品」が魅力的に伝わることで、OEM受注向上にも繋げていきます。

 世界的にも評価の高い「Made in Japan」ですが、トレンドの発信地である大都会の「TOKYO」も素晴らしいものづくりの産地の一つであることを日本国内の企業へはもちろん、世界に対してもアピールいたします。そのためにも認証企業の各社の紹介ページを充実させ、各社の強みや技術についての情報も拡充いたします。

施策3■商品認証制度の本格運用・販売力強化のためのECサイト構築
 「TOKYO KNITブランド認証制度※2」の運用を強化し、TOKYO KNITブランド全体の技術力や商品開発力を向上させることで、より高い品質の商品が生まれます。そして、食のように「誰が作ったか」を消費者は知ることができ、技術の高さやその商品の背景にあるストーリーを知った上で購入することができる環境を整備します。これは近年問題視されている、トレーサビリティの観点からも重要な情報提供になると考えます。

 また「商品認証制度」や「認証制度の目的と認証基準」についても丁寧に解説することで、「TOKYO KNIT」はどんなブランドであるかを消費者に理解してもらい、商品購入の動機付けにもつながります。

施策4■障がいのあるアーティストとのコラボレーション
 2023年度に開始した「障がいのあるアーティスト × TOKYO KNIT」のコラボレーション企画をさらに本格化していきます。近年、障がいのあるアーティストたちの活動に注目が集まり、芸術のジャンルのひとつとしても認知されるようになってきました。

 豊かで純粋な才能に出逢い、感動し、アーティストをもっと知りたくなる。そして彼らとの対話を通じて障がいを知り、彼らの人間性を知り、そして更に彼らのファンになっていく。障がいは特別なものではなく、日常にあり、それは社会全体で享受・配慮し、誰もが自分らしくいられる「共生社会」を目指したい。そんな想いで、本コラボレーションはスタートしました。
 高い技術力を持った認証企業と、イマジネーションに溢れるアーティストのタッグから生み出される素材や品質にこだわった商品は、唯一無二の魅力を放ちます。

今年度は、ファッションを学ぶ若いデザイナーと障がいのある子どもたちが、ワークショップを通じて一緒に作品を作り上げる「次世代クリエイター・プロジェクト」をスタートします。

<2023年度障がい者アートコラボプロジェクト>
2023年度は、障がいのあるアーティスト、カミジョウミカさんと柴田鋭一さんの作品をフューチャーし、コラボレーション参加認証企業6社が洋服に落とし込んだ作品を、2024年2月16日(金)に開催された「TOKYO LOVE KNIT」にてお披露目しました。Z 世代のインフルエンサーがモデルとして作品を着用。原画の魅力とは違った、個性豊かな洋服として異彩を放ちながらランウェイに登場しました。

施策5■ファッションイベント「TOKYO FASHION CROSSING 2024」への参加
 東京都が参画するファッションやアパレルを楽しむ気運を醸成し、産業を活性化することを目的として、誰もが参加できるファッションイベント「TOKYO FASHION CROSSING 2024」(2024 年 11 月 23 日<土・祝>12:30~16:00@新宿住友ビル三角広場)に参加いたします。(https://tokyofashioncrossing.com/

 「TOKYO KNITブランド認証制度※2」で審査を通過したTKF 認証企業 が 2023 年度に展開した、Z 世代を発信起点としたニット業界の活性化プロジェクトの集大成イベント「TOKYO LOVE KNIT」(2024 年 2 月 16 日@渋谷)で
お披露目した障がい者アートとのコラボアイテムや、2022 年度にサステナビリティをテーマに TKF 認証企業の品質や技術力にフォーカス、開発した「クオリティコレクション」(2023 年 2 月 22・23日@渋谷)の中から数点を出品。ランウェイイベントでお披露目
するほか、会場にはTOKYO KNITのブースを出展し、これらのアイテムを展示いたします。

施策6■TOKYO KNITブランド情報発信のためのプロモーション強化
 TOKYO KNITの魅力、軌跡、未来へのメッセージを継続的に情報発信するために、オンライン、オフラインを問わず多くの媒体とプラットフォームを活用し、多角的にプロモーションを展開していきます。TOKYO KNITとしての公式SNSの拡充にくわえて、他媒体を通じた「TOKYO KNIT」の魅力と強みを発信していきます。

【公式SNS】
Instagram:https://www.instagram.com/tokyoknit/
Facebook:https://www.facebook.com/tokyoknit
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCkVWslTXUqqk6Pui6yUA9vA

*本事業は、東京都中小企業団体中央会が2024年度に実施する【中小企業組合等新戦略支援事業に係る特別支援「デジタル技術を活用した販売力強化プロジェクト(TOKYO KNITデジタル技術を活用した販売力強化プロジェクト)」】としてTKF組合と株式会社ジェイアール東日本企画によるコンソーシアムで取り組んでおります。

■TOKYO KNITについて
 東京にしか創れないニットの未来を世界に発信する、それが私たちのミッションです。TOKYO KNITは、東京の東部、墨田区本所界隈を中心に事業を展開しているニットファッション製造事業者が、次なる時代のファッション産業のあり方を目指す、新しいものづくりのプラットフォームです。

 東京のニット産業の歴史は江戸時代に遡ります。鎖国状態にあった日本は、必要な物資の多くを国内生産に頼る必要があり、戦国時代の終焉とともに訪れた泰平のなかで、武士は刀を捨て、新たな仕事に従事することを迫られました。江戸東部に住んでいた武士は、手編みにより靴下や下着といったメリヤス製品を作るようになり、それが徐々に進化し、明治時代の殖産興業政策により、この地はニット産業発祥の地となったのです。
戦後、ファッション文化の中心となった東京には、多くのデザイナーがアトリエを構え、流通、小売業者も急増。さらに1970年代以降には、東京発のデザインが世界でも高く評価されるようになり、東京のニットメーカーはカジュアルからハイファッションまで、幅広いクリエーションに携わることになりました。東京のニット産業には、歴史と経験に基づく確かな技術力とともに、世界を刺激し続ける東京ファッション独自の創造力を支えるフレキシブルな思想が根付いているのです。(https://www.tokyoknit.jp/)

■東京ニットファッション工業組合(※1)
 ニット生地ならびに製品の製造業を営む中小企業の経営の改善発展、安定、合理化を図ることを目的とし、昭和24年に中小企業等協同組合法のもと、正式に法人格を持つ団体として発足。昭和61年に現在の名称である「東京ニットファッション工業組合」(TKF)と改称、現在約170社の組合員を擁する組織。(https://www.tkf.or.jp/)

◾TOKYO KNITブランド認証制度(※2)
 東京ニットファッション工業組合(TKF)では、「技術のブランド化」をテーマに、組合員企業の中で、一定の認証基準を満たす企業を、有識者による認証審査委員会(委員長: 水野誠一)の審査により「『TOKYO KNIT』ブランドの認証企業」として認証しています。現在、認証されているのは35社。さらに昨年度より、認証企業が生産販売する商品について、一定の基準を満たす商品を認証する商品制度をスタートしました。詳細については、ブランドサイト(https://www.tokyoknit.jp/)をご参照ください。

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