Fun! Japan
アジア地域No.1規模の“日本好き”コミュニティサイト『FUN! JAPAN』を運営する株式会社Fun Japan Communications(本社:東京都港区、代表取締役社長:藤井 大輔、以下 Fun Japan Communications)は、香港・インドネシア・マレーシア・台湾・タイのアジア5カ国の旅行事情について調査しました。日本への関心が高い数十万人の会員の“イマ”をご紹介します。
前回(https://fj-com.co.jp/blog/funjapanlab/post-20181002.php)に続く旅行実態調査。日本で知っているエリアや訪れたいエリア、同行者の人数、今後の訪日予定を徹底調査しました。日本への関心の高さ、どこで誰と過ごしているのか、または過ごしたいのか。香港・インドネシア・マレーシア・台湾・タイの人たちの訪日旅行事情をご紹介します。
<調査概要>
・調査方法:各国FUN! JAPAN会員へのオンラインアンケート
・調査時期:2018年4月~9月
・サンプル数:3,892
■知っているけれど行きたいのは別?「訪れたいエリア」は北海道がダントツ人気!
日本のことをよく知っている人が多いのは、香港と台湾。特に香港は、関東・関西が80%以上、北海道・中部・九州・沖縄は70%以上の人が「よく知っている」と答えています。元々この2か国はリピーターが多いため、北海道・関東・関西エリアだけでは飽き足らず、徐々に地方にも足を伸ばしているのでしょう。特に、FIT(foreign independent travel)が一般的な香港では、個人で行程を自由にカスタマイズするのが当たり前。色々な媒体から情報収集をして、オリジナルの旅を楽しむ人が多いようです。
一方、知名度の高いエリアが少ないのは、インドネシアとマレーシア。この2カ国では、関東と関西を除く全てのエリアについて、過半数の人が「よく知らない」と答えています。特にインドネシアは、人気の軽井沢がある中部エリアが9.8%、金沢がある北陸エリアが10.0%。しかし両エリアとも、すでに中華圏からの訪日旅行者には人気のエリアとなっているため、プロモーション次第では今後どんどん知名度が上がっていくでしょう。
そして、訪れたいエリアは北海道が一番人気。どの国においても、60%以上の人が「訪れたい!」と回答しています。
前回の調査でご紹介した、「どのツアーに参加したいか」という質問でも「北海道の自然」「北海道の食」と答えた人がもっとも多いという結果になっていました。初夏のラベンダー畑や、冬の雪景色など季節ごとに変わる風景は魅力の一つ。海の幸をはじめとした食、そしてスキーやスノーボードといったウィンタースポーツも人気を後押ししているといえるのではないでしょうか。
■香港人はカップルで、その他の国は家族で楽しむ訪日旅行
「訪日時の同行者数」を聞くと、香港では「配偶者やカップルとの2人旅」と答えた人がもっとも多く、それ以外の国では「親族との3-5人旅」と答えた人が多くなっていました。前回の調査結果では、「海外旅行の目的」に「誕生日や結婚記念日などの記念」がありましたが、例えば香港は30.5%もの人がこれを選んでいました。何かの記念で、カップル二人での訪日旅行を楽しむ人が多いようです。こうした感覚は日本人にもあるのではないでしょうか。
また、香港・台湾において特筆したいのは、一人で訪日するという方が香港で22.7%、台湾で23.4%もいたこと。香港や台湾の方は何度も訪れる方が多く、リピーターになると、ひとり旅の割合が高くなるという観光庁のデータもあります(※)
一方、インドネシア・タイ・マレーシアの東南アジア諸国では、「親族との3-5人旅」と答えた人が約50%。例えばマレーシアでは、12月のSchool holidayと呼ばれる学校の長期休み期間中に、両親も休みを合わせて出かけることが一般的。実際、JNTOが公開している月別の訪日客数データでは、毎年12月におけるマレーシアからの訪日客数は、他の月の約2倍と突出しています。年に1度の家族イベントとして、海外旅行を楽しむ人が多いようです。
(※ 観光庁 平成29年訪日外国人消費動向調査)
■ アジア5カ国の皆さんに訪日予定を聞きました。FUN! JAPAN会員ならではの驚きの結果とは!?
訪日予定を聞いた質問では、香港・台湾・タイの3か国と、インドネシア・マレーシアの2か国で傾向が異なりました。
「(日本を)訪れる予定があり、旅先も決まっている」がもっとも多かったのは、香港56.2%。次いで、台湾47.9%、タイ41.9%。アンケートを答えた方の半分以上、もしくは半分近くが、訪日旅行が決まっていることになります。この結果、皆さんはどのように感じますか。思っていたより多い? それとも予想通り?
逆に、「(日本を)訪れたいが、予定はない」がもっとも多かったのは、インドネシアとマレーシアで、それぞれ44.9%と45.6%。「(日本を)訪れる予定があり、旅先も決まっている」と答えた人は、インドネシア27.7%、マレーシア35.5%と少なくなっています。
ちなみに、「(日本を)訪れたくない」を選んだ人はほとんどおらず、どの国でも0.5%未満! FUN! JAPAN会員は日本好きな人が多いことを改めて確認できました。
インドネシアとマレーシアの「(日本を)訪れたいが、予定はない」という方に、どのようにして情報を届けるか、日本の魅力を伝えていくのか、『FUN! JAPAN』としても一つの課題として取り組んでいきたいと考えています。
Fun Japan Communicationsについて
https://fj-com.co.jp/
アジア地域No.1規模の"日本好き"コミュニティ『FUN! JAPAN』を6言語で運営しています(2018年10月時点のWebサイト月間ユニーク訪問数160万人、 Facebookファン数452万人、サイト会員数 84万人)。現地消費者目線で多国展開する『FUN! JAPAN』の圧倒的メディア力と、そこで蓄積されたデータ、さらには消費者との直接的な繋がりを基にデジタルとリアルの施策を組み合わせ、 100社以上のお客様に対して訪日や海外商品の売上拡大をサポートしています。
[本件に関するお問合わせ先]
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